No1472 はがき文あれこれ
大風で別府港に被害
明治終わり頃に呉市宛て
日付印は消えているが、明治終わり頃に差し出したものと思われる。別府から呉市(広島県)に宛てたもの。
文面は十分に読みとれないが、“先日の大風で海水が浴場付近に大暴れし”、“新築の別府築港は破れて海中に流れ込み”といった内容が分かる。
大風で被害にあった浴場とは、港のすぐそばにあった霊潮泉(以前の商工会館の位置)だったのだろうか。別府港は明治4年にもともと築造されたが、“新築”と書かれているのは、少し前に改築や修理が行われたばかりという意味だろうか、ともかく大風が別府港に大きな被害をもたらしたようだ。
絵葉書のほうは「豊後別府名勝 田ノ浦ヨリ仏崎遊園地ヲ望ム (和田発行)」と説明がある。仏崎遊園地とは、仏崎の山上を公園に整備していたもの。田の浦は、現在は人工のビーチに変わっているが、天然の浜辺と漁師の小船が写っている。和田発行は別府の絵葉書を発行していた代表的な印刷所の一つ。(続く)






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