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No838 竹瓦界隈物語

伊方出身の大浜屋
竹瓦温泉西側に昭和8年開業

1128o2  竹瓦温泉の西側、関屋旅館の北隣で通りから少し引っ込んだ位置にあったのが旅館大浜屋。昭和16年の地図裏面に掲載された広告には「入湯旅館大浜屋/竹瓦温泉隣」と記されている。
 昭和15年現在『温泉大鑑』によると、客室数7、収容人員17で小規模な宿だった。昭和10年代の『別府市旅館案内』では経営者が中川シズとなっている。
  ◇  ◇  ◇  
1128o15  市内古市の中川豊彦さん(84)によると、両親(中川貞雄・シズ)が経営していた。愛媛県伊方の大浜出身だったことから、旅館名を付けたのだろうという。松原公園からちょっと海岸寄りでカマボコを作っていたが、やめて旅館を買った。
 1949年版『大分県商工銘鑑』には「大浜屋/別府市竹瓦町/創昭和八年十月/経営者中川シズ/(級)五/(収容)一五人/(交)別府駅より徒歩七分」とあって、昭和8年10月に旅館を始めたことがわかる。中川さんは小学校3年の時に南小から北小に転校したそうだが、年代が符合する。
 「四国の人が、修学旅行の生徒とか大人とかが泊まっていた。竹瓦温泉があったから来たのでしょう」と話している。(続く)

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