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No1545

教科書に写真が掲載
81年前の今日新聞温泉物語より全国にも知られた楠温泉

0824o15  昭和9年の「市勢要覧」では、1日の入浴者数が春と秋がそれぞれ2595人、2362人だったというから、賑わいとしては霊潮泉や竹瓦温泉と肩を並べていた。
 井上侯のエピソードが知られていたせいだろうが、高等小学校の地理参考書(教科書のことと思われる)に、写真入りで掲載されていたというからたいしたものだ。
 なお鉄泉で、温泉そのものは澄んだ鏡のように無色透明だった。(続く)
  ◇  ◇  ◇  
 ――高等小学校の地理参考書にも別府代表温泉として楠湯が堂々写真版入りで広く世に紹介されてゐるのを見ても其有名なことがうなづけるが、それ等はほんの一例にしか過ぎない。
0824o2  本泉の医治的効用は大略不老泉に類似してゐるやうだ。即ち慢性筋及び関節レウマチス、痛風、炎症後のしみ出物、神経機能(※一部読み取れず)腫物、悪瘡に神効があるとは俗間に伝称されてゐるところである。
 然し泉性が鉄泉であり、酸化鉄、炭酸鉄、硫酸鉄等を含んでゐるからその質は稍荒く、皮膚の細かさを保つには適せないかも知れぬ。赤黄色の湯の花を沈殿するが、温泉は無色透明、澄める鏡のやうである。
 浴そうは広く、ちょっと趣きを変へて一ツだ。本泉の横北側には薬師如来が祀ってありそこには一寸した浴客無料休憩所が作られてある。――

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