本紙購読

特集ページ

« 浜脇バイパス全線開通 | メイン | 懐かしい「ファンシー洋装店」 »

2016年3月30日 (水)

日出町立南端中学校が休校式

 日出町立南端中学校が27日、休校式を行った。地域住民や卒業生など約100人が参加した。

0329ta2

 南端小学校・中学校の前身は、明治7年に設置された上河内学校と目刈小学校。統廃合や名称変更を経て、昭和31年に南端と北部の両小・中学校が統合され、市町村合併により「日出町立南端小中学校」と改称された。当年に小学校校舎、34年に中学校校舎が完成。翌35年にはへき地第一級学校に指定されるなどした。昭和32年度には80人いた生徒も27年度は3人になり、うち2人が今年3月に卒業。12年前に幼稚園が休園、2年前に小学校が休校となり、残った中学校も在校生が1人となったことから、休校することが決まった。
 地域と一体となった活動も活発に行われ、運動会や音楽会、ふるさと祭りなど地域の人が積極的に学校運営に関わり、支えた。また、生徒がついた餅をお年寄りの家に配るなど、子どもたちも地域の人との交流を深めてきた。

0329tb2

 林東洋一校長は平成23年度に教頭として赴任し、2年間勤めたあとは校長として3年間子どもたちの成長を見守ってきた。林校長は「あくまでも休校なので、このような式をするべきか随分と悩みましたが、通ってくる子どもいなくなる。地域にとっても大きな1つの節目になると思い、今回の式を行うことにしました。当たり前のように行ってきた入学式も始業式も行うことが出来ず、子どもたちの元気な声が聞けなくなるのは、本当に寂しい思いでいっぱいです。どんな状況になろうと、子どもたちがよりよい教育環境で学べるよう、地域の方から惜しみない協力をいただいた。人と人とのつながりを大切にし、前向きに生きる人間をつくってこれたのは、南端だからこそ出来た教育の賜だと思います」と式辞。
 青井和正教育委員長、工藤義見町長らもあいさつ。地区を代表して高橋圀隆南端地区区長会長が「私も卒業生の1人として、感無量。学校は地域の文化の中心的な存在。子どもたちの笑い声も聞けなくなり、すべてが思い出になる」と寂しげに語った。
 ただ1人の在校生となった吉本伊央利さん(2年生)は「小学6年の3月、初めて中学校に見学にきて、新鮮な気持ちになりました。入学式はたった1人で緊張しましたが、先輩たちが優しく話しかけてくれて安心しました。毎日の生活はとても新鮮で、沢山の思い出あり、語りつくせません。すべて、僕の宝物。この学校で学ぶことが出来て、本当にうれしかったです。この学校で卒業できないのはとても残念ですが、ここで学んだことを生かしていきたい」と思いを語った。
 PTAから、4つの地区長へ記念品として校歌の書かれた木の飾りを手渡し、地区から卒業生を含む生徒3人に図書カード、校長をはじめ先生9人に花束が贈られた。
 会場には卒業アルバムも置かれ、参加者はアルバムを見ながら当時のことを思い出していた。

google

  • 検索(β)

    サイト内検索
    ウェブ全体から検索

大分の天気