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2016年5月25日 (水)

油屋翁らと別府を宣伝

 ニッカーボッカー穿いて「ナイスショット!」―――昔の人はゴルフするのにも、お洒落を忘れなかった。紳士のスポーツと呼ばれるゴルフが楽しめたのは昭和のはじめ頃。写真は現在の豊岡ゴルフ場。ここに勢揃いした御歴々は別府観光の祖、油屋熊八翁(中央起立の人物)。前列左(着席の人物)は別府観光視察のため来別された、平成天皇の伯父にあたる久邇宮邦久王。左端の長身の人物は大阪商船別府支店長の有馬敬助氏。背後には日名子ホテルの女将の姿も。全員がスーツやジャケット、ネクタイや蝶ネクタイ、ハンチング帽を着用して邦久王に敬意を表わし、ゴルフの正装に少し誇らしげに写真に納まっている。

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 明治17年に開設された大阪商船(現・商船三井)別府支店、昭和6年当時支店長を勤めた有馬さんの孫にあたる、小牧徹志さん(福岡市在住)から当時の貴重な資料が届いた。
 有馬さんは鹿児島県の出身。旧島津藩藩医の4男として生まれた。地元の学校を経て早稲田大学を卒業後、新聞記者を志したが、縁あって大阪商船に。門司支店を皮切りに、香港、サイゴン、台北の各支店を経て別府支店長に。最後は郷土の鹿児島で退職した。在職中は主に外地の駐在社員としてリーダー的存在。海外への赴任、交流は専ら船舶。JAL、ANAのない時代。人、カネ、物の流通は、外地駐在の邦人にとってまさに「ライフライン」。一手に引き受け、人望も厚いと評価された。別府支店長時代は大阪―別府航路の販売促進を積極果敢に取り組み、商船本社の取締役会では「有馬支店長の接待交際費は半年間で2千円(当時の住宅一軒分の価値)」の声が出た。
 有馬支店長は「接待費は観光宣伝費も含まれている。大阪―別府航路の宣伝である」と、取締役会の意見を退けた。堂々とした主張で圧倒したという。何ともスケールの大きな話。また前出の邦久王の母親は島津家12代当主、忠義公の娘。島津藩医の子孫に当たる有馬氏に親近の情を覚えたと推察される。油屋、有馬の観光PRによって結果的に皇族や多くの要人に別府観光の素晴らしさが伝わり、多くのVIPが別府を訪れている。有馬氏は観光別府の油屋翁を支持。全国、世界規模で観光宣伝に乗り出した時期に、気宇壮大な別府観光に対する夢を共有した国際的な実力派でもあったようだ。

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 有馬さんの孫に当たる小牧さんは昭和21年、鹿児島県鹿児島市加治町は西郷隆盛翁生家の向かいで生まれた。父親の勤務で福岡県に移住。大学卒業後は外資系石油会社に勤務。国際派ビジネスマンを志向するのは祖父ゆずりのDNAか。「母、昤子(れいこ)は旧仏領交趾支那(ベトナム)サイゴンの生まれ。父親の勤務の都合で別府へ転勤した。銀座街『トーカエン』の故藤本恵美子さんと小学校の同級生。私自身も会社の関係で大分勤務の経験があり、別府でよく遊んだ。懐かしい思いがあり、別府での思い出を楽しむ時間も出来てきました…」現在69歳。福岡市で企業の顧問として活躍中。「別府の皆さんによろしく!」と元気な声が返って来た。

カラコロ鉄輪祭り

 かんなめ会(鉄輪女将の会)は6月16日から20日までの午前10時から午後4時まで、鉄輪地域の各加盟店で「第4回・カラコロ鉄輪祭り」を開催する。かんなめ会は、アサヒヤ、入舟荘、みかさや、みゆき屋、ホテル山水館の女将5人が集まり、鉄輪を元気にするための情報交換と地域活動を目的としている。同会は16年前に発足、同祭りは前身を含めると通算14回目の開催となる。
 期間を通し各店で開かれる、恒例の「湯けむり工芸展」と「来てのお楽しみ館」では、別府名産の竹細工やひょうたんランプ、ビーズアクセサリーや藍染、フンドーキンやJAおおいた発売品などの手工芸品と食品を見て知って買うことを楽しめる。5会場すべてのスタンプを集めると「宿泊割引クーポン券」の抽選に応募できる。例年日あたり約100人が来場し、観光客だけでなく地域の女性らも多く、会場を賑わせているという。
 期間中、ホテル山水館では、午前11時半から午後1時半まで、期間限定特別「かんなめランチ(税込2500円)」を味わえる。アサヒヤでは、午前11時から午後3時まで、七島蘭(国東地方でしか生産されないというイ草に似た植物)を使ったコースター作りを楽しめる(参加費500円)。
 なかでも一番の目玉は、6月20日午後1時から開かれる「女将と歩く鉄輪散歩」。5人の女将それぞれの個性が存分に発揮され、前年も好評を博したという。約2時間のガイド中、一緒に過ごすだけで充分思い出に残る面白さだという。参加費500円、定員制。問い合わせはホテル山水館(電話663211)
 広報担当の後藤美鈴さん(入舟荘の女将)は「鉄輪は今年も元気です!カラコロ鉄輪祭りは、毎年6月の閑散期も地域を盛り上げようと始めた。今年は地震の影響で、鉄輪だけでなく別府市、大分県、九州全体が風評被害により客数が伸び悩んでいる。私たち女将はじっとしていられない性分。鉄輪から、どんなことでもいいから元気を伝え、市や県や九州全体の役に立ちたい」と、パワフルに意気込みを語った。

2016年5月24日 (火)

今こそプラス思考で

 最近はどこに行っても地震被害の話からはじまる。亀川東町の小畑時計店(小畑省三社長)でも地震の話題になった。市内の観光は特にキャンセルで被害がでている。「うちでも特にネットでの注文が減ったよ」と小畑さん。輸送に影響があることを懸念してのことだろうとのこと。「今はマイナスのことを考えているとマイナスにしかならないから、なんでもプラスのいいことを考えるようにしている」と話す。
 私は気持ちの切り替えが早く、プラス思考な性格。悪くて落ち込みそうな時はやはり良いことをイメージしているとそのうち良いことが本当に起きるかもしれないのだろうと思う。
(福島)

公立3館で児童館まつり賑わう

 別府市公立の南部、北部、西部の各児童館で22日、児童館まつりが開催され、大勢の家族連れなどで賑わった。

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 5月は「児童福祉月間」で、児童の健全育成や子育て支援を行っている児童館でまつりを開き、交流の場を設けている。

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 南部は、あそびのコーナーでくじ引き、バルーンアート、ころころボーリングなど小さい子どもも楽しめる遊びが並んだ。おばけやしきもあり、暗闇からは、子どもたちの叫ぶ声が聞こえていた。食べ物コーナーでは、地域の人たちが焼きそばやカレーライスなどを手作りして販売。大分県のマスコット「めじろん」も登場し子どもたちの人気を集めていた。

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 北部はスタンプラリーを実施。子どもたちはいろいろなコーナーを回って遊びながら、スタンプを集めた。チャレンジランキングでは、ボールを転がす「ボールころころ」やのびのびタワーなどに挑戦しみんなで記録を競った。作って遊ぼうでは、傘袋を使った「スイスイロケット」、キャップでコマなどを作った。両親や児童館の先生に手伝ってもらいながら作り上げ、さっそく遊んだ。
 西部は、子ども雅太鼓と少林拳模範演武で賑やかにスタート。ボールをゴールに入れる「ダンクシュート」やヨーヨー釣り、巨大オセロ、ストラックアウトなどで遊んだ。鶴見老人クラブ「清風クラブ」による楽しい踊りもあった。バルーンアートやビンゴゲームも行われ、盛り上がった。

第18回別府アルゲリッチ音楽祭

 第18回別府アルゲリッチ音楽祭県内最終公演の「ピアノと朗読で贈るスペシャルコンサート」が23日、しいきアルゲリッチハウスで開催され、150人が魅了された。

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 マルタ・アルゲリッチ氏と同音楽祭総合プロデューサーの伊藤京子氏(ピアノ)によるモーツァルト「2台のピアノのためのソナタニ長調K・448(375a)」で開演。
 また、バイオリンの清水高師氏とチェロの向山佳絵子氏が、ラベル「バイオリンとチェロのためのソナタ」を披露した。
 続いて、アルゲリッチ氏がラベル「夜のガスパール」を演奏。同氏の次女のアニー・デュトワ氏がフランス語、作家の平野啓一郎氏が日本語で朗読した。

ベテラン消防に春の叙勲

 今春の叙勲で瑞宝単光章を受章した元別府市消防団第2分団長の工藤彪さん(78)=駅前本町=、第26回危険業務従事者叙勲で瑞宝単光章を受章した元別府市消防署第2中隊第1小隊長兼消防分隊長の岡本宏英さん(72)=扇山=、元別府市消防本部庶務課施設消防団係長の土谷重行さん(71)の代理で瑞恵夫人=北中=の3人が24日、長野恭紘市長を訪問した。

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 受章者が紹介されたあと、長野市長が「長い間、消防活動に従事されて、市民の安全・安心を守っていただいたことが評価されたものです。今回、震災がありまして、消防団の皆さんや消防職員がいかにして迅速に日ごろからの活動を有事に結びつけることができるか。災害発生時には、いかに市民の皆さんに安全・安心を与えるかが大きな課題でした。皆さんが長年築いていただいたノウハウなどが後進に生かされて、今日(こんにち)があると思います。これからの別府のためにも、皆さんの力を貸して下さい」とねぎらった。
 受章者を代表して岡本さんが「今回の叙勲受章は、別府市民や消防関係者の温かい理解、支援がありいただきました。皆さんの力で受章できました。ありがとうございました」と謝辞を述べた。
 記念撮影後、工藤さん(消防団歴40年3カ月)は「最高です。消防関係者など周りの人に、よくしていただいたので、消防団活動が力の限りできた。これからは、周囲に自分の培った知識を伝えていきたい」
 岡本さん(消防勤続38年11カ月)は「一族の中でも貴重な体験ができ、とても嬉しい。危険業務従事者叙勲は、消防などの仕事をしていたら推薦されるため、もらっていいのか悩んだ。これからも一つのことに頑張り、職責を全うする」
 土谷さん(消防勤続35年10カ月)の代理瑞恵夫人は「本人は実際に表彰状を見たとき、このような名誉な章をいただいたと、とても喜んでいました」とそれぞれ話した。

2016年5月23日 (月)

南阿蘇村84人が別府日帰りツアー

 おんせん県観光誘致協議会(西田陽一会長)主催の「ゆらり日帰り温泉バスin別府」が22日、鉄輪地区で開催され、熊本県南阿蘇村住民84人が参加した。

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 熊本地震で避難所生活を余儀なくされている南阿蘇村住民を別府市に招待し、精神的・肉体的な疲労をリフレッシュしてもらうことが目的。
 同村住民を乗せたバス3台が午前10時半、御幸の海地獄に到着。朝日中学校テニス部32人、別府西ジュニアバレーボールクラブ9人は、横断幕を掲げたり、「心は一つ 熊本大分」と書かれた旗を振り、ミス別府2人、別府市宣伝部長のべっぴょんが出迎えた。また、別府西の児童らが別府市の特産品である竹製品「竹鈴」を手渡した。
 南阿蘇の人達はは青い熱湯から沸き立つ湯けむりをバックに写真を撮ったり、お土産品コーナーで土産を選んだりした。

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 海地獄を見て回った女性らは「海地獄は1回来たことがあるが、子どもは初めてここ(地獄)に来たので喜んでいます。晴天で良かった。復興したら、子どもと一緒に地獄巡りに来ます。大分県の人も地震で被災しているにもかかわらず、南阿蘇村の避難所に来て活動してくれたことに感謝しています」と話した。
 その後、一行は海地獄からバスで、おにやまホテル、ホテル山水館へ移動した。
 おにやまホテルでは、鉄輪女将の会(かんなめ会)による紙芝居が披露された。昼食として蒸し料理、とり天などが用意されており、住民は舌鼓を打った。
 昼食後は、各自、ホテル客室や温泉でくつろいだり、周辺散策マップを使い鉄輪周辺の散策を行い、思い思いに別府を満喫した。退館時は、ホテル従業員が住民一人一人を丁寧に見送った。
 今回のツアーは、南阿蘇村の久木野福祉センター、白水中学校体育館、南阿蘇中学校体育館、南阿蘇西小学校体育館に避難している住民を対象にした。
 西田・おんせん県観光誘致協議会会長は「この企画は、お互いに被災した人たち同士、わずかでも元気を取り戻してほしい。隣県民として別府温泉に来たことがあるのでは…という思いで、温泉に入り別府の郷土料理を味わってもらい、『別府は元気』をPRしていただこうと行いました。わずかな一時でも心の再生になれば」と話していた。

衛藤晟一首相補佐官の政経文化パーティー

 安倍内閣を支える衛藤晟一首相補佐官(参議院議員)の政経文化パーティーは21日午後、大分市のコンパルホールで開かれた。衛藤氏の連合後援会「新世紀政策研究会」=小手川強二会長=が主催した。

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 今回のゲストは一億総活躍担当大臣の加藤勝信衆議院議員。開会にあたり、小手川会長が「日本再生は経済の再生。安倍政権下で重要な役割を担う、衛藤氏の支持を深め、思い切った政治施策が遂行できる環境を作っていきたい。皆様のご協力をお願いします」とあいさつ。
 来賓として大分県議会から御手洗吉生県議(自民党大分県連幹事長)、県商工連盟・姫野淸高県商工会議所連合会長があいさつ。講演に移った。
 加藤・一億総活躍担当相は「力強い日本経済を再生するために」と題して講演した。
 日本経済は回復の軌道にある。プラス要素として▽3年連続のベースアップ。非正規労働者に対しても格差是正を推進▽総雇用者所得が2年間増加▽企業収益は2014年に過去最高で高い水準を維持している。――失業率は昨年3月以降、18年ぶりに3%前半で推移。有効求人倍率も順調に上昇している。株価は第2次安倍内閣発足時の2012年は1万2百30円。その後2万円台となったが、今年5月6日現在1万6千百6円と推移。ドルレートは85円でスタート125円台をマークし、現在107円前後
となっている。
 一方、経済を減速させると見られる要因は▽少子高齢化▽要介護認定者の増加。――少子化に関しては出生率の向上を促進、子育て支援対策の充実。高齢者対策として介護による労働力の損失をなくす。また婚活も積極的に支援して、25歳から35歳の未婚アンケートを実施して、キメ細やかな対応をくり返していく。一億総活躍社会の実現に向けて▽GDP6百兆円の実現▽出生率1・8人をめざす子育て支援▽介護離職ゼロを実現する社会保障の充実を掲げている。―――今日まで安倍内閣で閣議決定した内容であり、実現のため一つ一つキメ細やかに実行していきたい。
 一億総活躍担当には拉致問題の早期解決も含まれる。被害者、被害者家族も高齢化が進んでいる。衛藤補佐官としっかり支えあいながら、問題解決に取り組んで行きたい。―――と結んで講演を終えた。
 このあと衛藤晟一氏が舞台に立ち謝辞をのべ、次のように語った。
 「平成21年政権が自民から民主に移った。在野の時代、安倍晋三氏を中心に保守政策研究会を立ち上げ、代表に安倍現首相、幹事長が私で、加藤・一億総活躍相は事務局長。加藤氏は安倍内閣きっての政策通で信頼も厚い。

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 日本を本気で再生させるためには経済の再生以外にない。現在の景気の減速は中国経済への不安と原油価格の下落による。日本経済は力強さを維持している。また、思い切った財政出動も求められる。財務省も納得して対応している。さらに安全保障態勢の確立も急務。我が国を取り巻く国際社会環境に対応した安全保障は、将来的に憲法改正で対応していきたい。今夏の参院選は安倍内閣に対する国民の評価と受け止め、全力で政権維持のため頑張っていきたい。自民党大分県連が公認を決めた古庄玄知氏への心よりのご支援をお願いします」とあいさつ。政経文化パーティーの幕を閉じた。
 ▽加藤勝信・一億総活躍担当大臣=昭和30年11月生まれ。東大卒、昭和54年大臣省入省、平成7年退官、同年加藤六月農相秘書官。平成15年衆議院議員初当選。19年内閣府大臣政務官、21年自民党厚生労働部会長、22年自民党副幹事長、24年内閣官房副長官、27年一億総活躍、拉致問題、女性活躍、再チャレンジ、国土強靭化、内閣府特命の各担当として大臣に就任。自民党額賀派。岡山県5区、当選4回。

3高校が一緒に駅コンサート

 別府市立別府商業高校、県立別府青山高校、別府翔青高校の吹奏楽部が平成28年度最初の駅コンサートを21日、JR別府駅構内で開催。

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 山本泰久顧問の指揮で「演歌メドレー」や「いい日旅立ち」など親しみやすい曲を中心に演奏した。また熊本・大分地震発生から1カ月が経過し、未だに余震が続いていたり、熊本県では避難所生活を続けている人もいることから、震災に負けずに、別府から元気を届けようという思いを込めてZARDの「負けないで」を演奏。
 入部間もない1年生も一生懸命演奏し、46人が観衆を魅了。高校生の元気いっぱいの演奏に、多くの人が足を止めて手拍子をとったりして楽しんだ。
 最後は「テキーラ」でダンスを交えながら会場を盛り上げた。会場には熊本地震義援金箱が置かれ、協力を呼びかけた。

2016年5月21日 (土)

過剰反応

 17日に大地震が来るという情報が流れ、我家でも大慌て。熊本地震でカップラーメンや水などがドラッグストアなどで無くなっていたことを踏まえて母が購入した。「本当に地震がきたときどうするんかえ?」と話す。地震対策は良いことだが、ちょっと過剰反応しすぎなのかと思った。
(福島)

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