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2016年9月30日 (金)

渡る世間は狭すぎて…

 先日、本社主催の「敬老の日似顔絵コンクール表彰式」が行われた。
 今日新聞社長賞に輝いた石川紗羽さんは「おじいちゃんの笑顔」を描いており、当日、おじいちゃんも表彰式に来ていた。そこには記者もよく知っている人、栗原稔さん。
 栗原さんは大分みらい信用金庫のOBで、別府鶴見丘高校同窓会の「鶴嶺会」にはなくてはならない存在。
 世間は広いようで狭いと感じた瞬間だった。(田口)

バレーで笑顔と感動を

 熊本・大分地震の復興支援として、バレーボールの地元大分の三好ヴァイセアドラー(チャレンジリーグ男子1部)とサントリーサンバーズ(プレミアリーグ男子)によるチャリティーマッチが29日午後6時、べっぷアリーナで開催された。

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 はじめに三好の細川優樹キャプテンが「いまだに不自由で不安な生活を送っている人が沢山いる。私は5年前の東日本大震災の被災者でもあり、友人、知人を亡くした辛い体験をした。だからこそ、同じ九州の1人の人間として、少しでも笑顔と感動を与えられるように、力になれればと思う」。サントリーの栗山雅史キャプテンも「何か少しでも出来ることはないかとチャリティーマッチを行うことになった。明るく一生懸命プレーするので、応援よろしくお願いします」とあいさつ。

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 サントリーから応援メッセージが書かれたフラッグとボールが大分県バレーボール協会に贈られた。また、開催地である別府市の宣伝部長「べっぴょん」が登場し、三好の選手にサポートしてもらいながら始球式を行い、盛り上げた。
 試合は、サントリーが高さのある攻撃や日本代表の柳田将洋選手の活躍で第1セットを先取。続く第2セットでは、三好が細川選手を中心に地元の意地を見せ、勝ち取った。試合は最終セットにもつれ込み、三好も健闘したものの一歩及ばす、サントリーが2セットを取って勝利した。

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 試合終了後、三好の小川貴史監督は「サントリーと試合が出来て、大分のためになったと思う。プレミアリーグへの昇格を目指し頑張る」と会場で約束した。入場料は義援金として、大分県に手渡した。

鶴嶺会

 県立別府鶴見丘高校の第13回生(野村幸雄学年幹事)は、高校卒業55周年記念として同期会と母校訪問を28日、行った。

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 母校訪問は午後3時、同窓会の「鶴嶺会」が100周年記念で同校内に建設した鶴嶺会館で行われた。
 栗原稔・鶴嶺会副会長(会長代理)=第15回生=が「個人会費に転換してから、13、14回生はいつもトップを争っており、ありがたく思っています。100周年を契機に活動の拠点が出来たことで、同窓会がまた盛り上がっているのを感じる。これからもご協力を」と歓迎のあいさつ。
 「里帰り講義」として、野口蒸治黒木記念病院副院長(第30回生)が「私の死生観」と題して講話した。「35歳で中核病院の整形外科部長になり、職場内での人間関係や暴飲暴食などがたたり、体調を崩した。その後は、体調不良のまま十数年間仕事を続け、死生観を持たなければいけないと思うようになった。この体験から分かったことは、人の体はすべてつながっていて、1カ所悪くなるといろんな所が調子が悪くなるということと、30歳過ぎて病気をすると元には戻らないということ。万人の夢は元気で長生きだと思う。十分生ききったと感じる人の方が、死ぬときに精神的苦痛が少ないのではないかと感じる」
 「診察をしていると、女性に限って言うと、80代までは『孫が結婚するまで』とか『いやいや、まだまだ』という人がほとんど。でも、90代を超えると『もういい』と話す人が多い。気力のラインはこの変なのかなとも思う」などと独特の持論を展開した。
 午後6時からは、ホテル白菊に場所を移し、同期会で盛り上がった。

空き家

 杵築市の永松悟市長は、定例会見を29日午後1時30分、市役所で開き、杵築市の取り組みについて説明をした。
 その中で、「特定空家」について、大分県内で初めて、指定された空き家を解体する際の費用を国の補助制度を活用して一部補助することを発表した。杵築市内には256件の老朽化した空き家があり、市空家等対策計画に基づいて7月から約2カ月かけて調査を実施。空家等対策協議会で審議を行い、37戸を特定空家に初めて指定した。特定空家は、そのまま放置すると倒壊などの恐れがあり、近隣住民などに危険が及ぶ可能性があったり、衛生上著しく有害になる可能性のある状態のもの。
 37戸については、まずは口頭で指導・助言を行い、改善されなければ勧告・命令・代執行等を検討する。今回の補助制度は、特定空家を所有者が解体する際に、申請し審査を受けてから、市から解体費用の8割か上限120万円の補助金を受けることが出来る。この補助金は、半分が国の「空き家対策総合支援事業」を活用した国庫補助金。
 同時に、補助制度を活用した場合、「包括連携の協力に基づく協定」により、大分銀行で「空き家解体・活用ローン」を使った際に年利率が2・4%(通常2・7%)と優遇を受けることが出来る。
 また、農地付き空き家の活用に向けた取り組みについても発表。農地の取得は、農地法により原則として売買等できる農地面積の下限が50アール以上となっている。しかし、家庭菜園程度の農地を希望する声が多くあり、農業参入とUIJターンの促進のため、特例で1アール以上で取得できるにようした。
 対象となるのは、所有者が空き家バンクに登録し、農業委員会が区域(番地)指定をしたもの。杵築地域9件、山香地域5件、大田地域5件。希望者は政策推進課に申し込みをし、職員が現地を案内する。原則売買だが、所有者との協議で賃貸も可能に。永松市長は「この制度を活用していただき、耕作放棄地の解消と定住促進につなげたい」とした。

2016年9月29日 (木)

いいたい砲台

奮い立て日本

 安倍晋三内閣総理大臣が、臨時国会の所信表明に立った。演説の最中、自民党議員がスタンディングオベーション(起立して拍手すること)を行った事で、物議をかもし出した。「ヤリすぎだ」「一強独裁の最たるもの」「自民党のオゴリ」。今や無敵の安倍政権、野党の批判も何のその。しかしそのうちコケることもある。政治の世界は一寸先は闇。
 本題は安倍首相が語った、憲法改正を意識した表現の一つ。「今こうしている間にも、この国を守るために力を尽くしている、海上保安庁職員や警察官、自衛官に感謝の心と……」という讃辞に呼応した自民党議員が立ち上がり、彼らを改めて公式の場で感謝する表現をとったものとして受け止めたい。中には安倍氏にヨイショする軽薄無恥な議員も居たことは確か。ただ、党首をはじめとする代表議員の演説で、聴衆の議員達がこのような形で内容を評価する自由も認めなければ。傲慢の極みと批判をくり返す野党のアゲ足取りにはウンザリする。蓮舫さん、志位さん、小沢さん、立ち上がって「反自民」「反改憲」のノロシを上げ、議員を奮い立たせよ!それに加え、自民の「期待の星」小泉ジュニアが「私も思わず皆さんと一緒に立って拍手したが、これはヤリすぎ……」何と、どこかの、あと出し評論家のようなインタビューがあった。選挙マスコットだけではだめだ。真に批判するならトコトン相手を追いつめろ。
 それが出来ないなら、首相演説の真意を若者らしく受け止めろ。
     (陽)

明星幼稚園でラグビー教室

 別府市ラブビーフットボール協会(西謙二会長)は、ラグビーワールドカップ2019大分県推進委員会の委託を受け、別府市内12の幼稚園や保育園でラグビー普及活動幼稚園等訪問事業を実施している。

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 訪問事業は、まずはラグビーボールに触れて遊ぶことで、ラグビーの存在を知り、身近に感じてもらうことと、大分県も会場となっているラグビーW杯への機運醸成が目的。
 初日となる28日午前10時、明星幼稚園(幸野洋子園長、189人)を訪れた。市ラグビーフットボール協会から、理事の西貴之さん(県推進委員会監事)と西寛之さんが講師として訪れた。年長の59人が参加した。
 準備体操をしたあと、クラスごとに1列に並び、ラグビーボールを後ろへパスする練習からスタート。園児は初めて持つラグビーボールの感触を確かめながら、何度もパスをした。ボールに慣れると、パスをしながらゴールを目指し、ゴール地点でトライに見立ててボールを立てるゲームをした。
 さらに、決められた枠内で鬼ごっこをし、ボールを持った鬼からタッチされないように逃げ回った。また、子ども用のユニホームなどを着せてもらい、記念撮影をした。
 初めてラグビーボールに触ったという江野畑凜さん(5)は「(ボールは)やわらかかった。とても面白かった」と話した。

敬老の日似顔絵コンクール表彰式

 今日新聞社主催の「敬老の日似顔絵コンクール」(別府市、別府市議会、別府市教委、別府商工会議所、別府市観光協会、ゆめタウン別府後援)の表彰式が28日午後4時半、ゆめタウン別府(楠町)の2階催事場で開催され、本社社長賞の石川紗羽さん(8)=境川小3年=ら入賞者12人と父兄が出席した。

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 檀上陽一今日新聞社社長が「皆さん、ものすごく良く描けており、別府を代表するアーティストになりました。君たちの作品は、おじいちゃんやおばあちゃんに対する愛情がいっぱい詰まっています。おめでとう」とあいさつ。続いて、来賓6人が祝辞を述べた。
 檀上社長、来賓が入賞者一人一人に賞状、トロフィー、賞品を贈り、最後に記念撮影をした。
 社長賞の石川さんは「社長賞に選ばれたことを聞いたとき、本当かなと思った。きょう賞状を受け取って、一番になって嬉しいと感じた。おじいちゃんの笑顔が好き。これからも、お父さん、お母さん、おばあちゃん、おじいちゃんの絵を描いていきたい」と話していた。
 来賓の祝辞は、次のとおり。
 阿南寿和副市長(市長代理)「皆さんが大好きなおじいちゃん、おばあちゃんの生き生きとした表情が描かれた素晴らしい作品ばかりです。どの作品も、おじいちゃんやおばあちゃんの宝物です。これからも似顔絵を描いたり、元気に楽しく過ごして下さい」
 堀本博行市議会議長「皆さんが普段から、おじいちゃんやおばあちゃんに可愛がられながら日々成長している姿が伝わってきます。これからも、両親、おじいちゃん、おばあちゃんの言うことを聞いて下さい。市議会としても、子どもたちの健全育成のために全力を尽くします」
 湊博秋市教育参事(教育長代理)「応募作品290点は力作ぞろいで、審査に時間がかかったと聞いています。その中から選ばれた皆さんの作品は、おじいちゃんやおばあちゃんの特長をとらえており、大好きという気持ちが伝わってきました」
 森澤裕光別府商工会議所中小企業相談所副主幹(会頭代理)「いつも笑顔で見守ってくれるおじいちゃん、おばあちゃんを大切に思う気持ちが伝わってくる作品ばかりでした。いつも元気で大切に思う気持ちを忘れないで下さい」
 梅野雅子市観光協会副会長(会長代理)「このコンクールに向けて、大好きなおじいちゃんやおばあちゃんを思い浮かべながら、感謝の気持ちを表そうと頑張ったと思います。改めて、おじいちゃんやおばあちゃんに『ありがとう』と伝えて下さい」
 山岡俊峰ゆめタウン別府支配人「皆さんの絵を、見させてもらいました。若い元気なおじいちゃんやおばあちゃんが描かれていました。皆さんが描いた絵をおじいちゃんやおばあちゃんにプレゼントして、しっかり甘えて、おじいちゃんやおばあちゃんにプレゼントをもらって下さい」

JICA

 国際協力事業団(JICA)が海上保安庁と協力して行う、集団研修の水路測量技術者養成の国際認定コース実習が28日から10月26日までの約1カ月間、別府湾で行われることになり、27日午後3時30分、市役所を訪れた。

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 同養成講座は、開発途上国の水路測量に従事する公務員を対象としたもので、昭和46年から毎年開催されている。6カ月の日程で、海図作成に必要な理論や実務に関する講義を受けたあと、実際に海に出て、海図作成に必要なデータ収集のための港湾測量実習と海上保安庁測量船による洋上実習を経て、国際B級(水路測量を全般にわたり、実施可能な実務レベルの技術者)の資格を取ることが出来る。別府では、港湾測量実習を行う。昨年に続き2回目。
 今回参加しているのは、カンボジア、インドネシア、ミャンマー、フィリピンの軍や政府関係者ら7人。
 猪又真介副市長は「遠く母国から離れ、日本で6カ月のうち1カ月を別府で過ごすと聞いている。別府は海と山に囲まれた、美しい自然と温泉がある。研修だけでなく、楽しい思い出を作ってもらいたい」とあいさつをした。
 参加者を代表して、カンボジア運輸省のソク・バナックさん(29)が「こうした機会を持つことが出来て、光栄です。海上保安庁の指導の下、必要な知識と技術を修得することで、それぞれの国での航海の安全に貢献できると思う。多くの場所を訪れ、地元の人とも交流したい。元気で頑張ります」と述べた。

2016年9月28日 (水)

海自護衛艦「くらま」最後の公開

 海上自衛隊佐世保基地所属の第2護衛隊護衛艦「くらま」(水田英幹艦長、5200㌧)が26日に別府国際観光港第3埠頭に寄港し、27日午前10時、歓迎式典が行われた。

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 「くらま」は昭和56年に就役。海上自衛隊艦艇で初めてCIWS(近接防空火器)を装備し、対艦ミサイルからの個艦防御能力を強化。長距離で潜水艦を探知できる戦術曳航ソナーも初じめて装備され、搭載ヘリと連携して、敵潜水艦が接近する前に探知・撃破を可能にした。54口径5インチ単装速射砲やアスロック、3連装短魚雷発射管などを搭載している。3年に1度行われる観艦式では、4回連続で観閲艦として、歴代総理大臣を乗せてきた。しかし、就役以来36年が経過し、来年3月で除籍が決まっており、別府での一般公開はこれで最後となった。

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 入港歓迎式で、阿南寿和副市長(市長代理)が「市民を代表して、心から歓迎します。別府は自然に恵まれ、温泉だけでなく美味しい物も沢山あります。日頃の疲れを日本一の温泉で癒やし、色々な魅力に触れてもらいたい」とあいさつ。江藤勝彦大分県自衛隊父兄会長(市議)は「市民をあげて歓迎します。別府には6回寄港してもらい、市民には馴染みの深い艦。心身をリフレッシュし、明日からの公務に励んでもらいたい」と述べた。
 ミス別府の篠田菜央さんが花束を、阿南副市長が記念品を水田艦長に手渡し、水田艦長から阿南副市長に記念品が贈られた。くらまには5人の大分県出身者が乗艦しており、代表して、別府市出身の立川一行3曹(32)が「除籍前に地元に入港することが出来て、うれしく思います。少しでも親孝行をしたい」と話した。

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 水田艦長は「昭和56年に就役以来、主力艦隊として活動をし、来年3月に退役を迎える。くらまは珍しく、定繋港が佐世保のみという艦で、九州の皆さんに愛され、協力してもらいました。そのお礼が出来ればと今回、寄港しました。伝統を次の部隊へ引き継げるように『その先へ』をスローガンに1年やっている」とあいさつした。
 市立別府中央小学校の放課後児童クラブ「ポラリス児童クラブ」から寄せ書きがプレゼントされ、お礼に缶バッジが贈られた。
 午前中は関係者のみの公開だったが、埠頭には多くの人が訪れ、写真を撮るなどして楽しんだ。午後からは一般公開を行い、大勢の親子連れなどが訪れていた。

スナック街は財産の一つ

 別府商工会議所観光業部会の講演会「スナックからの地方創生」が26日午後4時半、ラフィネマリアージュ迎賓館で開催され、約100人が参加した。別府料飲協同組合が共催。

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 始めに、山口巧部会長が「谷口先生は、別府市出身で日本で例を見ない学術的な観点からスナックの研究をしています。今までと違った視点で、スナックの現状を話してもらうことで、サービス業に従事する皆さんが何かしらのヒントをつかんで帰れると思っています」とあいさつ。
 講演に移り、講師の首都大学東京教授でスナック研究会代表者の谷口功一さんがなぜスナックの研究をしているのかを「スナックは社交の場であり、地域コミュニティー活動の延長としての側面があるため、もう少し調べてみようと思った」と述べた。
 「ラウンジ、ニュースナック、キャバレーなど呼び方はいろいろあるが、スナックとはママがいてカウンター越しに接客する。飲み方はボトルをキープして、それを飲むところで間違っていないと思う」と語った。
 スナックからの地方創生について「別府は食べ物が素晴らしい。それ以外にも多くの財産があり、スナック街もその一つ。そして、スナックは超高齢化社会の社交の場でストレス発散になっている。それをどのように生かしていくかが大切。ピンチをチャンスに変えることができれば、と思います」と述べた。

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 講演会終了後、同所で試飲会があり、多くの参加者がグラスを傾けた。また、午後6時からの懇親会(別府料飲協同組合主催)は、杉村千春同協同組合理事長、講演会で講師を務めた谷口さんがそれぞれあいさつし、懇親会がスタート。会場は大いに盛り上がった。

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