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2016年9月23日 (金)

第57回鉄輪温泉湯あみ祭り

 第57回鉄輪温泉湯あみ祭り(鉄輪温泉共栄会主催)が23日まで開催され、22日は同地の温泉を開いた一遍上人の座像を洗い清める珍しい湯あみ法要や、3歳から6歳の20人の華やかな稚児行列が行われ、賑わった。

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 きらびやかな衣装を着た稚児たちと一遍上人像は、温泉山永福寺を出発。渋の湯やむし湯で河野憲勝住職が一遍上人像を入れ、お湯をかけ洗い清めた。むし湯前では稚児が上人像にひしゃくで湯をかけて拝んだ。
 このあと熱の湯前や、かつての鉄輪銀座などを歩いた。大勢の家族らが同行し、カメラやビデオでわが子の姿を撮影していた。
 地元だという田中瑚桜さん(4)は、母親も稚児をしたことがあり、参加したという。「楽しかった」と笑顔で話した。
 最終日の23日は、午後8時(受け付けは6時30分)までむし湯を無料開放。午後5時から黒木劇団による演劇、7時から大谷公園で踊り念仏の奉納踊りが予定されている。踊り終了後には、餅まきも行われる。

青山忠魂碑慰霊祭に65人出席

 別府地区隊友会(茅野寛治会長)主催の青山忠魂碑慰霊祭が22日午前10時、青山町公民館で開催され同地区隊友会、市戦没者遺族会連合会などから65人が出席した。同日朝、雨が降っていたため、会場を同忠魂碑に隣接している同公民館に変更した。

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 青山忠魂碑は大正8年、国家繁栄の礎となり戦場に散った陸海軍勇士の尊き英霊を祀るべく有志が立ち上がり、浄財6千余円を集め建立した。日清戦争から大東亜戦争までの別府市出身の戦死・戦病没者1347柱が合祀されている。また、忠魂碑北側には、広瀬武夫中佐(竹田市出身)が護国の鬼となり身命を投げ出し旅順港を閉塞した偉勲の遺品の“報國丸のマスト”が設置されている。
 慰霊祭では、南立石生目神社の端山勝彦宮司が祓詞、祝詞を奉げた後、阿南寿和副市長(市長代理)が追悼のメッセージを読んだ。
 出席者が黙とうを奉げた後、茅野会長、岩屋毅衆議院議員、嶋幸一、吉冨英三郎両県議、泉英夫陸上自衛隊別府駐屯地司令、野口哲男市議会議員・市議会防衛議員連盟会長、渡邉泰行県海交会事務局長、宮森智久市戦没者遺族会連合会会長などが玉串を奉げた。
 来賓の岩屋衆議院議員、嶋県議がそれぞれあいさつした。
 主催者を代表して茅野会長が「日露戦争から111年、太平洋戦争が終わり70年が経ちます。安全保障関連法が成立して今月、1年となりました。自国の安全、平和は1国で守ることはできません。これからは、日米同盟を基本として、多くの国々と結束し連携して対応することが可能となりました。これでようやく一人前の国になったと思います。また全国的に高齢化が進み、慰霊碑の管理が問題になっています。隊友会は毎月、草刈りや清掃を行っています。これからも、戦争の犠牲となった皆さんのことを思いながら、強い思いやりを持ち、しっかり管理をしていきます」と謝辞を述べた。
 別府地区隊友会が毎月5日、清掃を行い秋の彼岸に慰霊祭を行っている。

別府市交通安全大会に230人

 秋の全国交通安全運動の一環として「別府市交通安全大会」が22日午前10時、別府豊泉荘梅の間で開催され、約230人が参加した。

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 始めに、山名義弘別府地区安全運転管理協議会長が開式の言葉を述べ、参加者全員で交通事故の犠牲者へ黙とうを奉げた。
 主催者の長野恭紘市交通安全対策協議会会長=別府市長=が「今年は人身事故、負傷者は昨年と比べて減少傾向だが、4月に交通死亡事故が2件起きました。また、この一週間で3件の死亡事故が起きており、全県非常事態宣言が発令されています。一致結束して気を引き締めて、この安全・安心を守っていく。高齢者や子どもを中心に、しっかりと地域の力で守っていく取り組みをお願いします」

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 横山弘光別府警察署長は「現在、命を守る合言葉として『おん・せん・けん』を挙げています。これは、早めのライト『おん』、脇見も『せん』し、とばさん『けん』のことです。交通安全運動期間中は、警察官を最大限に動員した交通取り締まり、交通安全啓発活動を積極的に展開します。別府市内から1件でも多くの悲惨な交通事故がなくなるよう、願っています」とそれぞれあいさつ。
 来賓の森山義治別府市議会副議長(議長代理)、寺岡悌二別府市教委教育長、塩地奎三郎市自治委員会会長、工藤隆市老人クラブ連合会副会長(会長代理)が紹介された。
 来賓を代表して森山副議長(議長代理)が「皆さんには、本市の交通安全のために昼夜を問わず尽力をいただき、心より感謝を表します。毎日のように悲惨な交通事故のニュース報道が、後を絶ちません。交通事故は一瞬にして、被害者、加害者の今後の人生をくるわせてしまいます。命の尊さを再認識し、痛ましい事故を撲滅するために市民・行政・警察が一体となって、一人ひとりの交通安全意識を高めていくことを確認し実感することが重要と感じました」とあいさつ。
 交通安全功労者表彰では、交通安全功労者3人、交通安全指導員1人、分会功労者3人、交通安全功労団体1団体、優良運転者(10年間無事故無違反)10人、同(15年)8人、同(20年)7人、同(30年)16人、同(40年)8人、同(50年)7人、優良運転者15人の計78人1団体に表彰状が贈られた。
 最後に、今年、別府市代表で「第49回交通安全子ども自転車大分県大会」に出場した別府中央小学校6年生の工藤わかばさん(12)、木村伊吹さん(12)、安楽沙也日さん(12)、小林祐太さん(11)の4人が「この大会出場を通じて、僕たちは今まで知らなかった交通安全の知識や技術をたくさん身につけることができました。そして、道路を利用するときは、だれもが交通安全に努める義務があるということを理解しました。交通安全は、私たち一人ひとりが交通ルールをしっかり守り、思いやりとゆずりあいの気持ちを持って、みんなで築き上げていくものです。私たちは、交通事故のない安全で明るく住みよい別府市をつくるために、4つのことを守っていきます」と宣言した。
 4人が宣誓した4つのことは①交通社会の一員であることを自覚する②交通ルールとマナーを確実に守る③どのような状況でも安全確認を忘れない④思いやりやゆずり合いの気持ちを持つ。
 記念アトラクションとして、陸上自衛隊別府駐屯地音楽隊が出演した。
 この日表彰された交通安全運動の功労者は、次のとおり。(敬称略)
 ▽別府市交通安全対策協議会長表彰(交通安全功労者)=村上勝間、鬼塚利昭▽別府市交通安全指導員感謝状表彰=阿部征王▽別府警察署長・県交通安全協会別府支部長表彰(分会功労者)=森永静夫、江藤勝彦、永井正▽同表彰(優良運転者10年)=足達満美、大東博美、木元寿明、工藤明暢、古城理絵、志賀敬昌、田尾光則、田原康彦、増永正義、村瀬公康▽同表彰(15年)=岩崎正信、衛藤万里子、大平秀美、川野惣平、後藤栄次、月輪利生、古川浩志、宮原浩二▽大分県警本部長・県交通安全協会長表彰(交通安全功労団体)=別府市交通安全指導員会▽同表彰(優良運転者20年)=安部和夫、大野理江子、倉本八壽子、高田清、堀貞則、丸尾小百合、吉野富美子▽同表彰(30年)=安部久良、梅山眞、大野俊昭、小沼弘一、笠置由紀江、加藤民子、木田政明、河野智惠美、後藤孝之、佐藤美子、田中敏雄、中條裕、月足光義、中宮安子、山本範雄、遊長年明▽同表彰(40年)=來島美光、佐島カズ子、佐藤年伸、重末輝雄、田口幹治、豊田謙司、二宮和敬、牧修郎▽同表彰(50年)=伊豆富生、大野寛、河野武文、佐々木悌二、三宮幹生、野柴裕史、平田等▽全日本交通安全協会長表彰(交通栄誉章「緑十字銅章」・交通安全功労者)=首藤正喜▽同表彰(交通栄誉章「緑十字銅章」・優良運転者)=一木祥之、宇都宮正美、小野政信、蒲池億、定行克典、中山慶一郎、橋本正善、堀川浩義、松永和夫、三重野智昭、光永市郎▽九州管区警察局長・九州交通安全協会長表彰(優良運転者)=青田宏、後藤八郎、高橋重弘、松崎日出男

千壽健夫会頭が退任へ

 別府商工会議所(千壽健夫会頭)の臨時議員総会が21日午前11時、同会議所3階会議室で開催され、委任状を含む61人が出席した。今期(任期は10月31日まで)限りで退任することを表明した。

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 総会で、執行部が次期会頭と監事の選任方法の2議案を説明した。
 千壽会頭は「私は平成20年2月に当時の議員の皆様方に満場一致で会頭にご推挙いただき、今日までの8年余、3期を全力で職責を務めてまいりました。任期満了を迎えるにあたり、会頭の職を退かせていただきたいと考えていますが、先の大震災による経済的打撃の残る今、本市経済にとり、なによりも肝要なことは、一致団結してこの困難に当たることであります。そのためにも円滑で切れ目ない会議所運営の移行を図る必要があると考えております」と述べた。
 新会頭の選任方法は、千壽会頭に一任することを決定した。今回は、会頭選挙は行わず、千壽会頭が候補者を選定し、本人に次期会頭への就任意向を確認した上で、10月6日に開催する臨時議員総会にはかるとした。新会頭の任期は11月1日から3年間。
 監事についても、千壽会頭に一任された。

2016年9月21日 (水)

老人福祉21施設で敬老祝う

 別府市は、老人週間(15~21日)に伴い、長野恭紘市長と阿南寿和副市長が市内の老人福祉施設を訪れ、長寿をお祝いした。

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 長野市長は特別養護老人ホームやケアハウスなど12施設を訪問。扇山のシルバーハウス祐では、市内最高齢の三上ミドリさん(107)を訪れ、表彰状とお祝いのひざかけを手渡した。シルバーハウス祐は、入所者40人で、90歳以上が12人、100歳以上が三上さんを含め2人いる。
 三上さんは島根県出身で、農業をしていた。65年前に義兄が別府で果物の卸業をしていたことから、別府に来てJR別府駅前で果物屋を営んでいた。100歳過ぎても一人暮らしをしていたが、2年前に祐に入所した。今でも元気で、入所者と会話をするのが楽しみだという。4人の子どもに多くの孫やひ孫に恵まれた。

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 長野市長が「お元気そうでうれしいです」と話し、表彰状を手渡すと笑顔で受け取った。三上さんは元気の秘訣について「病気しない。毎日おいしくいただき、健康で楽しい」と話した。また、入所者もうちわにお祝いメッセージを書いて一緒に三上さんの長寿を祝った。施設からは、三上さんが大好きだというチーズがプレゼントされた。
 また、閑話園では、100歳の杉島文子さんを訪れ、表彰状とお祝い金を手渡した。
 阿南副市長も軽費老人ホームや特別養護老人ホームなど9施設を訪問した。

秋の全国交通安全運動スタート

 「秋の全国交通安全運動」の初日となる21日午前7時半から、市内130の主要交差点に県交通安全協会別府支部(地域・職域)や別府地域交通安全活動推進委員ら約1300人が参加し、子どもの通学と通勤を守る早朝一斉街頭啓発活動が行われた。

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 荘園町の西別府病院東側交差点は、市立青山中学校、県立別府翔青・別府青山高校の生徒が通り、通勤のマイカーや通学の児童・生徒を乗せた車が多い場所。県交通安全協会別府支部鶴見地域分会(田原康行会長)の荘園支部員4人がそろいの法被姿で立ち、横断歩道を渡る園児・生徒と車の間に「横断中」と書かれた黄色い旗を差し出し安全を確保した。
 支部員が「おはよう、きょうも元気にいってらっしゃい」とあいさつすると、生徒が元気よく「おはようございます。行ってきます」と返事をした。
 田原康行鶴見分会長兼荘園支部長は「車の右左折時、一部見通しの悪い場所がある。ドライバーと歩行者はお互いの動きに気を付けて、事故を起こさない、遭わないようにしてほしい」と話している。
 今年に入って別府署管内の死亡事故は2人で、前年同期と比べ1人多い。4月7日朝、上人ケ浜町の国道10号で、路線バスと原付バイクが衝突。原付バイクを運転していた男性は1時間11分後、搬送された市内の病院で死亡が確認された。同月18日夜、火売町の市道で軽四自動車が女性をはねた。女性は2時間46分後、市内の病院で死亡が確認された。

9月市議会定例会きょう閉会

 第3回(9月)市議会定例会は21日、総務企画消防、観光建設水道、厚生環境教育の各委員会が議案に対する報告、討論、評決した。また、決算特別委員会の進捗状況の報告があった。追加議案として、市固定資産評価審査委員会委員の選任につき議会の同意、人権擁護委員の推薦につき議会の意見、市長専決処分、議員提出議案第8号から11号、議員派遣についても審査された。

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 ▽総務企画消防委員会の穴井宏二副委員長が平成28年度別府市一般会計補正予算の危機管理課関係について「湯のまち別府ふるさと応援寄附金のうち、地震被害の支援として寄附された958万2千円を計上。これは、農林水産業施設の災害復旧費や、県及び市町村相互間の災害時応援協定に基づいた別府市負担分の財源にするとの説明があった。委員から、県の支援物資の使用状況について質疑があり、今後の災害などに備えて備蓄していると答弁があった」と説明した。市後期高齢者医療特別会計補正予算などについても説明した。
 ▽観光建設水道委員会の森大輔副委員長が一般会計補正予算の温泉課関係について「熊本地震で被災した5カ所の市有区営温泉から、改修に係る貸付金及び補助金の要望がなされたため、それに対応する関連予算を追加計上したと説明。委員が、その他の市有区営温泉の被害状況の説明を求めた。執行部から、すべての市有区営温泉を確認したところ、軽微な損傷はあったが、大掛かりな改修を伴う施設は今回の5件と答弁した」と説明した。市都市公園の設置及び管理に関する条例の一部改正などについても質問した。
 ▽厚生環境教育委員会の江藤勝彦委員長が一般会計補正予算のスポーツ健康課関係について「2020年の東京五輪やパラリンピック、ラグビーワールドカップ2019の公認チームキャンプ地の誘致に向けて準備に取り組んでいる。その応募要件として実相寺多目的グラウンドを芝生化する工事費を計上していると説明。委員から芝生化したときの平常時使用や駐車場の確保などについて、質疑された。執行部から、今後、関係者と十分に協議を行い実施していくと答弁があった」と説明した。市介護保険事業特別会計補正予算などについても質問した。
 ▽決算特別委員会の黒木愛一郎委員長が平成27年度別府市一般会計歳入歳出決算及び同年度別府市各特別会計歳入歳出決算の認定について「内容が広範多岐にわたるため、今会期中に審査を終了することが困難であるとの観点から、全員異議なく、さらに閉会中も引き続き継続審査することに決定した」と報告した。
 報告後、平野文活議員(日本共産党議員団)が反対討論を行った。評決の結果、すべて可決した。
 市固定資産評価審査委員会委員2人の選任、人権擁護委員4人の推薦があり、議会が異議なく同意した。地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率、同法律に基づく資金不足比率、市長専決処分について報告があった。
 議員提出議案として、黒木愛一郎議員(自民・創生)が平成28年熊本地震からの復旧・復興に係る特別な財政措置、荒金卓雄議員(公明党)が有害鳥獣対策の推進、三重忠昭議員(市民クラブ)から地方財政の充実・強化など4議員から意見書が提出された。全員異議なく可決された。議員派遣についても可決された。

2016年9月20日 (火)

観光の心、刻み込む

 我が国私学の雄でもある立教大学は日本の4年制大学として初めて観光学部を設立した。
 学部の47人が、実地研修として別府にやってきた。観光客が何を見て聞いて匂いを感じて味わって触れているのかを調査することが目的。「調査の暫時発表会を行うから、良ければお越しください」と連絡を受けた。
 宿舎の大広間の最前列には、調査に協力した別府八湯ウォークのガイド8人が座り、真剣な表情。学生がエリアごとにプレゼンテーションをした。
 ガイドから「わたしたちの町づくり、観光開発への気持ちが伝わっていて良かった。これからの日本の観光を担うみなさん、辛いこと、行き詰ったことがあったら、いつでも別府に帰ってきてください」。
 たちまち会場は微笑みに包まれた。若者の心に別府観光の「おもてなし」の心が刻まれたのでは?

(徳田)

ニューライフさわやかコーラス

 混声合唱団ニューライフさわやかコーラス(三浦康謙代表)の創立30周年記念演奏会「ありがとうをあなたに」が19日午後2時、ビーコンプラザで開催され、大勢の人が訪れた。

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 さわやかコーラスは、1986年にニューライフプラザの生涯学習講座として開講。その後は自主講座として活動を続けてきた。演奏会には46人のメンバーが出演した。
 今回は、別府市内で活動している女声コーラス「朝日」と大分市の男声合唱団「豊声会」が賛助出演し、花を添えた。
 第1部では、まずさわやかコーラスが登場し「祈りをこめて」をテーマにドイツのミサに使われる「Sanctus」や「あの鐘を鳴らすのはあなた」など5曲。「混声合唱とピアノのためのフォスター・メロディー」から「おおスザンヌ」「懐かしのケンタッキーの我が家」など3曲を披露した。間には、コーラス朝日が女声合唱組曲「心の四季」より「みずすまし」「真昼の星」など5曲を歌った。
 第2部には、豊声会が最初に登場し、吉田正作品集から「有楽町で逢いましょう」「いつでも夢を」など3曲、男声合唱の名曲から「荒城の月」など5曲で会場を盛り上げた。最後にさわやかコーラスが「なつかしい心の歌」として、「ふるさと」「七つの子」「ふじの山」など5曲。最後まで伸びやかな歌声を披露した。

香りを化学的に分析

 別府大学の公開講座「私の学問と人生―教育、研究、人生を語る(その4)―」の第1回目が20日午前10時40分、同大32号館500番教室で開催され、学生や市民ら約100人が聴講した。

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 篠籐明徳文学部人間関係学科教授は「これまで大学の先生たちの研究成果などが発表されます。それを、学生や市民が聞く機会としています。日ごろ聞けないことを、学んで下さい」とあいさつ。
 第1回目は、吉井文子教授が「化学と香りに導かれて」をテーマに講演。
 香りについて「私たちを取り巻く匂いの世界のこと。ハーブ、スパイス、食物、香水、石鹸、化粧品などの芳香と呼ばれる良い香りがあれば、排気などの環境公害や体臭などの悪臭と呼ばれるいやな匂いもある」と説明した。
 また、嗅覚は五感のひとつで、味覚と一緒で化学物質を受け取る感覚の化学感覚と呼ばれているという。
 「匂いは分子が関係している。ミントはメントール、ムスクはムスコン、ジャスミンはジャスモン酸メデルといった香りに大きく寄与する物質の鍵化合物が関係している。食品の鍵化合物は、マツタケはマツタケオール、バターは酪酸となっている」と述べた。
 吉井教授の研究は、分子のどんな特徴が匂いの質に重要かなど、関連性を明らかにすることとしている。また、匂いの混合による変化にも着目している。
 学生や市民は、説明を聞き逃すまいと真剣な表情をしており、メモを取っていた。

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 講座終了後、質疑応答があった。さらに、香りについてのアンケートも行った。
 残りの講座は、次のとおり。
 ▽27日=掌(てのひら)の上の真理―文学とは何か―(澤西祐典講師))▽10月4日=聖域・街道・地割―古代ローマと現代日本をつなぐ―(山本晴樹教授)▽11日=原価を計算するということ(矢澤信雄教授)▽18日=「学校化」に向かうインド(針塚瑞樹講師)▽25日=日本美術史の魅力とは(仲嶺真信教授)▽11月1日=考古学とわが人生(下村智教授)▽8日=プログラミングと経営(是永逸郎准教授)▽15日=食べることとは生きること(西澤千恵子教授)▽22日=スクールカウンセリングの20年(小野貴美子教授)▽29日=マイケル・バリントと土居健郎―「甘え」をめぐって(中野明徳教授)▽12月6日=東南アジアのイスラム史研究における私の足跡(利光正文教授)▽13日=図書館が教えてくれたこと(石川賀一講師)▽20日=「数学」に隠された人間行動―会計学研究者からのメッセージ―(高木正史准教授)▽来年1月10日=シンポジウム「学問、教育と人生」

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