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2016年12月19日 (月)

東山地区乗合タクシー実証運行

 別府市は、東山地区乗合タクシー実証運行を19日から、スタートした。今年1月4日から3月11日まで、循環型によるバス運行を実施し、アンケート結果を検討し、今回はジャンボタクシーを利用した運行を3月31日まで実施する。今回は枝郷まで含める。

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 運行ルートは、鳥居ー椿ー山の口ー城島と鳥居ー後畑ー枝郷を循環する2つと逆回りの全4つ。平日の月曜日と金曜日(祝日の場合は振り替え)の運行で、タクシーを使うのを同じようにどこからでも乗ることが出来る。料金は一般100円、小人・身体障害者手帳・療育手帳を持っている人は50円、小学生未満は無料。市内のタクシー会社7社が持ち回りで運行。ジャンボタクシーは10人乗りと9人乗りがある。鳥居から市街地までは、路線バスを利用してもらう。
 午前9時から、御嶽公民館で出発式があり、長野恭紘別府市長が「皆さんの協力のおかげで、様々なデータを収集できた。今回、タクシー協会には格別なご高配を頂き、バス会社には今回も力添えを頂いた。これがゴールではなく、よりよい交通手段を皆さんと一緒に模索していきたい」とあいさつ。

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 来賓の堀本博行市議会議長は「高齢者の移動手段確保は全国的に喫緊の課題。議会としても、後押ししていきたい」、山口巧別府市タクシー協会長は「別府の協会としては初めての試みだが、県内、全国ではたくさんやっている。わずかばかりでも、地域に貢献していくことに比重が高まっている。成功するように頑張りたい」、矢野栄一郎自治委員会東山地区支部長(山の口自治会長)も「きめ細かいルートを設定しただき、ありがとうございます。積極的に利用して、地域の活性化に努めたい」とそれぞれ祝辞を述べた。集まった地区住民や市長、議長らがタクシーに乗り込み、9時25分鳥居発枝郷方面行きが出発した。

2016年12月17日 (土)

別府市議会の第4回定例会

 別府市議会は平成28年第4回定例会の一般質問最終日の16日午後1時、午後からの質問を行った。
 平野文活氏(日本共産党議員団)、河野数則氏(新風べっぷ)が、温泉発電や競輪事業などで執行部の考えを質した。質問を予定していた、、安部一郎氏(自民・創生)は質問を取り下げた。

平野文活氏
 平野氏は、都市計画道路の旧坊主別府線の改良について、進捗状況を質問。
 松屋益治郎都市整備課長が「概略や予備設計は出来ているが、国の交付金を使って出来るように協議している。都市計画事業で整備をするが、費用や期間を考えると難しい部分もあるので、効果的に部分改良をやりたい」と答えた。
 平野氏は「地元や地権者とよく協議して早く進めてほしい」と要望した。
 高齢者をめぐる諸問題の中で、孤立死の現状について質問。福澤謙一高齢者福祉課長が「孤独死は把握していないが、別府署によると、変死は平成26年が178人で、うち65歳以上は63人。27年は163人でうち65歳以上は55人」と説明。
 平野氏は「ほぼ横ばい。これを無くすための緊急通報システムについて、どのような検討をしているのか。機械によるシステムを使いながら、様々な見守りサービスを組み合わせていく必要があるのではないか」と重ねて質問。
 福澤課長は「既存のサービスに加え、日々の安否確認が出来るように考え、平成29年から導入を予定している。また、21社と協定を結び、日々の見守りをしてもらっており、27年度は5件の通報があった」と答えた。
 市営納骨堂について「地味な事業かもしれないが、市民から見れば、優先度の高い事業ではないかと思う」と市長の考えを質した。
 長野恭紘市長は「必要なものとの認識はあるが、総合的な判断の中で、もう少し時間をいただき、精査したい」と答えた。
 他にも温泉発電などについても質問した。

河野数則氏
 河野氏は、競輪事業について「以前から、1つの事業者として独立してやった方がいいと言ってきた。九州には現在稼働している競輪場は5場あるが、別府が一番遅れていると思う。名称が公益企業事業所になり、所長が開催執務委員長を務めるのか」と質問。
 伊藤慶典ONSENツーリズム部長は「現在は私が開催執務委員長だが、常駐できていない。現場にいながら交渉に当たる人が必要。詳しくどうなるのかはまだ決まっていない」と答えた。
 河野氏は「執務委員長が常駐しているのは当たり前で、今までがおかしかっただけ。今回ナイターの予算をあげているが、何故9月の改修の時に計上しなかったのか。計画を立ててやるべきだ」と質問。
 上田亨競輪事業課長は「当時は耐震診断の結果で取り急ぎ改修を計画し、その時点ではナイターは具体的に決定していなかった」と答えた。
 さらに河野氏は民間活力を使った収益増や経費削減、併売の仕方など仕組み、ナイター競輪開催時の周辺への配慮などについても厳しく指摘。長野恭紘市長は「内部改革は良い時にしかできないと思う。しっかりやっていきたい」と答えた。
 ワンコインバスについて「東山での結果で、乗車率が低かったのは、寒くて冬の時期だったとあったが、また同じ時期にするのか。アンケート調査の内容はどうなのか」と質問。
 本田明彦政策推進課長が「実施準備に時間がかかった。利用状況や運行形態については直接聞いた」と説明。これに対し、河野氏はアンケート内容を開示するように求め「ワンコインバスは良いことだと思うが、もっと時間かけて調査をするべきだった」と述べた。

別府大学の夢米棚田活動発表会

 2016年度別府大学「夢米棚田活動発表会」が16日、同大32号館4階400番教室で開催され、学生、関係者らが参加した。

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 別府大学夢米棚田チームは平成22年1月、同大、大分県、大分産業文化公園との間で「大分農業文化公園棚田プロジェクト」協定を締結したのを機に立ち上げた。今年で7年目。
 利光正文史学・文化財学科教授が開会の辞を述べ、佐藤瑠威学長、来賓の田中秀幸県地域農業振興課課長補佐がそれぞれあいさつした。
 今年度棚田活動報告を、リーダーの鈴木真希さん(食物栄養学科2年)が行った。
 「文学部、国際経営学部、食物栄養学科の3学部の学生が、それぞれの学部・学科の特色をいかして取り組んでいる。一昨年から世界農業遺産体験学習として授業が始まり、単位化された。また、昨年は1年のみ受講可能であったが、今年度から全学年受講可能となった」と話した。

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 今年の活動目的は①活動を通して、食農教育を実践する②中山間地域の農業、農村の活性化につながる活動を図る③学生力をつける④世界農業遺産に認定された国東半島・宇佐地域について学び、大分県の魅力を学生の視点から独自に発見する―の4点。
 今年度は、籾まき、七島藺植え付け、田植え、草取り、七島藺刈り取り、稲刈り、脱穀などを行った。それぞれの行事に参加した学生の感想も、読み上げられた。また、11月13日に大分農業文化公園で行われた「米フェス」で来場者に実施したアンケート結果も発表した。
 各学科研究発表として、深町祥子さん(史学・文化財学科1年)が「七島藺とは(大分琉球畳表)」、鈴木さん(食物栄養学科2年)が「菓子類製造を通じた別府大学夢米棚田活動」、三重野将章さん(国際経営学科2年)が「日本における農業の成長」、小野浩輝さんと山海志穂里さん(ともに発酵食品学科4年)が「棚田特産香り米添加焼酎の製造方法における香気成分の相違」をテーマにそれぞれ発表した。
 時期リーダーの紹介があり、来年度は河野共喜さん(19)=発酵食品学科1年=が選ばれた。
 発表会終了後、懇親会があり、参加者は交流を深めた。


2016年12月16日 (金)

教育や消防行政など

 別府市議会は平成28年第4回定例会の一般質問2日目を15日午後1時から再開し、午前中から引き続いて、竹内善浩氏(日本共産党議員団)が質問を継続。その後、市原隆生氏(公明党)、阿部真一氏(自民・創生)が子育てや防災、教育行政などについて質問を行った。

竹内善浩氏
 竹内氏は、専門職・技術職、障がいのある人の雇用について現状を質問。
 阿部陽一郎総務部次長兼職員課長が、平成26年から28年で保健師1人、管理栄養義1人、福祉事務職3人を採用。全体では保健師が23人、看護師・臨床心理士1人、福祉事務(社会福祉士)12人と説明。
 これに竹内氏は「非正規の勤務としては、保育士や介護支援専門員がいる。定員適正化計画に基づいて行っていると思うが、最近、計画の大きな見直しをしているのか」と質問。
 阿部次長は「第2次の計画期間は平成24年から33年までの9年間で、これまで見直しはしていない」と答えた。さらに、障がい者の雇用率について「過去5年間で2人を採用。法定雇用率は自治体で2・1%~2・3%、教育委員会は2~2・2%で、別府市は市長部局が3・15%、市教委が3・92%」と述べた。
 これに対し、竹内氏は「法定雇用率が上回っているから良いということではない。採用試験は要件を満たせば障がいのあるない関係なく受けることが出来ることを周知しているのか」と質した。
 豊永健司総務部長は「募集要項には記載しているが、周知方法を検討したい」と答えた。
 子育て支援について「自治体が独自に子ども医療費の無償化などをすると、その分は国民健康保険の補助金から差し引かれ、補てんがない。全国市長会でも、国の責任において無償化を提言しているが」と質問。
 原田勲明児童家庭課長が「これからも、国や県に子どもの医療費の無償化や助成制度の拡充を求めていきたい」と答えた。

市原隆生氏
 市原氏は高齢者免許証自主返納支援事業について「最近では、高齢者が加害者にも被害者にもなる交通事故が多い。別府市は平成22年度から自主返納する制度を設けているが、現状はどうなっているのか」と質問。
 安藤紀文危機管理課長が「対象は、免許証が有効期限内で、70歳の誕生日を迎えた以降の人で、自主返納した人には1万円分のnimocaカードを渡している。平成27年は414件の返納があり、増加傾向にある」と説明。
 市原氏は「他の自治体では、自分の意志で免許更新を見送った人も対象としている所が多いが、別府市はどうか」と質問。
 安藤課長は「そういった自治体があることは承知しているが、別府市では自主返納をした人が対象」と述べた。
 学力向上について、「コミュニティースクールで、地域の人が学校に入ることは良いと思うが、それが学力向上とどう結びついているのか」と質問。
 篠田誠学校教育課長が「ステップアップ講座で地域の人に参加してもらい、マル付けをしてもらうなどしている」と答えた。
 市原氏は「勉強の方法が分からない子どもに家庭学習で机に向かえと言っても何をやっていいのかわからないと思う。勉強の仕方を教えないと力がつかないのでは。退職した先生を中心に指導に当たってもらってはどうか」と提案。
 篠田課長は「生涯学習課が地区公民館で放課後の学習教室をやっている」と答えた。
 他にも健康寿命や発達障がい者の支援、災害対策などについても質問した。

阿部真一氏
 阿部氏は道路行政について、「2019年ラグビーW杯や2020年東京五輪・パラリンピックと大きな国際イベントがある。別府市は、平成17年に都市計画マスタープランを策定し、23年に改訂している。この内容は、総合戦略とマッチしているのか」と質問。
 後藤孝昭都市政策課長が「優先順位が高いところから整備を進めている」と説明。
 阿部氏は「迅速に対応してくれているという声を聞く。まちづくりの根幹として、道路は一生の財産として残るもの。幹線道路の整備を進めてはどうか。県とタイアップして、スピード感をもってやってほしい」と重ねて質問。
 長野恭紘市長は「総合戦略、そして常々言っている、市民の心に寄り添った行政を目指している。国道、県道、市道と様々だが、市道についても補助金や交付金がないと単独ではなかなか難しい。すぐに対応できるものはすぐに、計画が必要なものは計画的にしっかりと取り組んでいきたい」と答えた。
 消防団の取り組みについて「地域防災の中核として、災害時に迅速な活動が行われるように、日々訓練をしているが、放水や操法などホースを伸ばす訓練では、広いスペースを必要とする。場所の確保に苦慮しているようだが、どう考えているのか」と質問。
 後藤浩司消防本部次長兼庶務課長が「自主的に訓練をしているが、場所に苦慮しているという話は聞いている。公共施設をはじめあらゆる機関に協力をお願いしたい」と答えた。
 他にも温泉行政や教育行政についても質問をした。

総合戦略や原発対応など

 別府市議会は平成28年第4回定例会の一般質問最終日を16日午前10時から行った。
 午前中は、三重忠昭氏(市民クラブ)と荒金卓雄氏(公明党)が質問に立ち、実相寺多目的グラウンドの整備や総合戦略、火災予防などについて執行部の考えを質した。
 午後からは、平野文活氏(日本共産党議員団)、安部一郎氏(自民・創生)、河野数則氏(新風べっぷ)が質問を予定している。

三重忠好氏
 三重氏は、障がいのある人もない人も安心して安全に暮らせる別府市条例(通称・ともに生きる条例)の中にある、親亡き後等の問題について「1人でも多くの人にこの問題を知ってもらいたい、理解してもらいたい。特徴は23条の親亡き後等の問題。切実であり、簡単には解決できない問題。この問題を協議し、7月に報告書が出ているが、内容は」と質問。
 加藤満江障害福祉課参事兼支援係長が「生活や経済、社会参加など6つの課題が挙げられており、重要なのは、相談体制の充実と地域福祉の向上だとされている」と答えた。
 三重氏は「地域に出ていきたくても、偏った見方をされるのではと思い、難しいという。見方を変えれば、住民の理解が進んでいないということではないか。時間をかけても住民を巻き込んでいってほしい」と述べた。
 長野恭紘市長は「この問題は、親から言わせると死んでも死にきれない切実な思いがある。出来ることから取り組んでいきたい」と答えた。
 伊方原発への対応について「伊方原発は、国内原発の中で、事故の危険性が極めて高いと言われている。万が一事故があった場合の対策はどうするのか。災害はマニュアル通りには起こらない、あらゆる想定が必要では」と質問。
 安藤紀文危機管理課長が「別府からは約80㌔の距離にある。放射能の拡散の影響が考えられる場合、県原子力災害対策実施要領に従い、市民の安全を確保し、防御措置を速やかにとる」。長野市長も「現状に即したもので、どう対応するかを考えないといけない」と答えた。
 他にも実相寺中央公園・多目的グラウンドについて質問した。

荒金卓雄氏
 荒金氏は、火災予防と発生時の情報提供について、「先月、トキハ大分本店の地下で火災があったが、年2回、訓練をやっていたからすぐ避難できたと聞いた。別府市の公共施設の防火管理体制と訓練はどうなっているか」と質問。
 高橋尚敏消防本部予防課長が「公共施設においては、防火管理者を設置し、消防計画が出されている。本庁舎では訓練が行われているが、他の施設では約1割が報告の提出はない。生命の危険があると木、人は不安や恐怖で理性的な判断が出来ないと言われている」と答えた。
 荒金氏は「第1発見者が1番大事。大きな声は簡単には出ない。訓練している人は避難路などは分かるが、他の人は指示があったはじめて動くので、職員がどれだけしっかりとした訓練をしているかが重要。これをきっかけに声かけをしてほしい。差し迫らないと後回しになりがちだが、万が一の時はそれがあだになる」と要望した。
 河川の飛び石利用の安全対策について「境川には親水性の緑地整備しているところに、形と間隔が整った飛び石が思った以上にある。利用している人からは雨の時は危ないと聞くし、足を滑らせた事故があったという」として、利用状況と安全対策を質問。
 山内住久道路河川課長が「県の管理だが、緑地帯は平成5年から10年に整備され、景観や利用者の利便性を考えて作られている。現地を確認すると、すぐに対応すべき危険な場所なかったが、補修工事を県に依頼している」と答えた。
 他にも、総合戦略の進捗やマイナンバーの活用についても質問した。

27日まで「内成物語 竹内康訓展」

 別府市美術館は、「内成物語 竹内康訓写真展」を野口ふれあい交流センターで開いている。27日までの午前9時から午後4時(最終日は午後3時まで)、会期中無休。今日新聞社など後援。

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 プロカメラマンの竹内康訓さん(68)が、別府市南部の山奥に位置する内成地区の四季の移り変わりと人々の写真71点を展示している。田植えの準備、梅雨、夏祭り、畦に咲く彼岸花、稲刈り、竹やぶ、水路、家屋など、被写体はさまざま。説明書きには、英語も併せて載せている。
 内成地区は、平成10年に農林水産省が指定した「日本の棚田百選」に選ばれた地域で、山間の谷を利用した約42㌶の棚田が100枚ある。戦国時代に豊後地域に勢力を持った大友家の所領で、江戸時代以降は米だけでなく七島イの栽培などを行ってきたと言い伝えられている。
 竹内さんは、11年前から内成を撮り始めた。幼少期に過ごした農村の記憶を思い起こさせる内成の姿に惹かれたという。「撮影を続けるにつれ、この景観だけでなく、ここに住む人たちとその生活に引き込まれた。その息づかいを感じる写真を心がけた」と話した。
 鑑賞に訪れた人たちは「なつかしい」「別府にこんなところがあったなんて、知らなかった」など、感想を口にしていた。問い合わせは市美術館(電話670189)へ。

2016年12月15日 (木)

別府市議会の第4回定例会

 別府市議会は、平成28年第4回定例会の一般質問を14日午後1時から再開した。
 午後からは松川峰生氏(自民・創生)、小野正明氏(新風べっぷ)、森大輔氏(新風べっぷ)、野上泰生氏(新風べっぷ)が質問に立ち、環境行政や観光、温泉、財政など幅広く質問をした。

松川峰生氏
 松川氏は、来年3月に3つの高校が統合され、閉校することになっている市立別府商業高校について「昭和32年に山の手に、33年に現在の場所に移転した。当初は米軍キャンプ跡地を利用し、厳しい環境だったと聞いている。60年の節目で閉校する。各種大会で取得した優勝旗、優勝杯、賞状などはどれくらいあり、今後どうするのか」と質問。
 三木武夫別府商業高校事務長が「優勝旗2本、トロフィーや盾、優勝杯などは100個、賞状は67枚で、インターハイで獲得した優勝旗などは返還することになっている」と説明。記念碑も10個あると答えた。
 松川氏は「それぞれの生徒が活躍した汗と涙の結晶。場所を決めて展示し、卒業生らがいつでも見られるようにしてほしい」と要望。
 湊博秋教育参事は「かなりの数はあるが、すべて生徒が頑張った成果で、思い出が込められている。全ての展示が好ましいが、ある程度精査が必要。記念碑は60年の歴史の証であり、別の場所に移転したい」。
 寺岡悌二教育長も「勝ち取ってきた栄光を終生、皆さんの胸に残るよう、誠意をもってやっていきたい」と述べた。
 ごみ減量の推進で食べ残し対策について「年間642万㌧の食べられるのに捨てられているものがある。長野県松本市が先進的に行っている『3010運動(※)』について、啓発をして市民に広げるべき。まずは、市職員から率先してやってほしい」とし、学級給食の残菜についても要望した。
 他にも、地震による観光の影響と復興に向けた取り組みと効果、空家対策などについても質問した。
 ※3010運動=乾杯後30分間、お開き前10分は席に着き、食事を楽しみ食べ残しをなくす運動。

小野正明氏
 小野氏はまず「自治会はとても大切な組織だと思う。ある自治会長に聞いた話だが、中学の入学式に案内があって行ったら、自分の地区の子は1人もいなかった。理由は、別の中学の方が近いため選択制になっており、子どもたちはみんな近い方に行っていたから。自治会と学校の通学区は関連して考えなければいけないと思う」とし、「町内で2つの中学校に分かれているのはどれくらいあるのか」と質問。
 篠田誠学校教育課長は「現在は4町内」と答えた。さらに小野氏は「学校の選択制をとるところは減っている。コミュニティースクールの導入で地域とのつながりが選択制では密接にならないからだと思う。別府はどうするのか」と質した。
 寺岡悌二教育は「地域と共にある学校づくりを掲げており、通学区を指定する方が適正だと思う」と述べた。
 自治会については、安達勤彦自治振興課長が「様々な相談を受けている。それは、活性化したいという気持ちの表れだと思う。町の統合も解決策かもしれないし、町を分ける際には公民館やこれまでの財産など問題はあるのと思う。あくまでも住民が主体なので、無理のないようにサポートしていきたい」と答えた。
 公民連携について「業務内容について、あまり伝わってこない」と質問。稲尾隆公民連携推進室長が「包括的な民間委託や民間から出た意見を話し合ったり、マッチング、公共施設マネジメントなど幅広い。可能性が大きい分野だと思う。いろんな面で連携していきたい」とした。
 他にも、美術館の現状や健康寿命の延伸などについても質問した。

森大輔氏
 森氏は、堀田会下地区で新しい熱水循環型発電の実証実験の説明会があったことを説明し「開発予定地は、土砂災害が発生した場所であり、県の危険区域に指定され、治山ダムが作られている。地域住民からの強い反対で、業者からは撤退の報告があった。業者の説明の中で、別府市温泉発電等の地域共生を図る条例の適用外だと聞いたが、本当か」と質問。
 松本恵介環境課長は「適用内」と答えた。さらに森氏は「500㍍もの深さに直径300㍉の穴を開ける。温泉が吹き上がる可能性はある。そうなれば、周辺には住めない。自然相手に絶対安全という保障はない」と厳しく指摘。
 「業者が地元説明会をする前に資料を提出させ、中身をしっかり確認してからするように指導してほしい」と求め、松本課長も「事前に確認したい」と答えた。
 森氏は「地熱発電がすべてダメだと言っているわけではない。有意義な開発もあると思うし、これから技術革新も起こると思う。その時には別府市の成長戦略になる時もくるかもしれないが、今は発展途上。今後、こういったことを避けるためにも、温泉保護条例が必要になるのではないか。原点に戻り、温泉資源の大切さと適切な利用で持続可能な資源を引き継ぐべき」と質した。
 松永徹ONSENツーリズム部参事は「別府市としても、積極的に温泉保護と適正管理を推進していきたい。いくつかクリアするべきものはあると思うが、今後、検討していきたい」と述べた。
 他にも温泉マークの見直し、アスベスト対策として分析調査事業補助金と除去等の事業についても質問した。

野上泰生氏
 野上氏は、医療・福祉・観光業者の人材確保について「いずれも人がひとのお世話をする分野。別府市にとっては大切な産業だと思う。人口減少の中で、働く人も減る。人の確保に苦労している面があるのではないか」と質問。
 宮森久住商工課長が「平成26年の経済センサス基礎調査によると、医療・福祉は1万2751人、宿泊業・飲食・サービス業は9536人で、全体の約41%。現場のニーズを把握し、ハローワークと連携して、人材確保に努めていきたい」と答えた。
 これを受けて、野上氏は「外国人やシニア層を考えてはどうか。外国人人材育成を別府の得意分野としてやっていけばどうかと思う。大学があるのだから連携して勉強してもらって、そういった人材を全国に供給することも可能なのではないかと思う」と提案。
 また、中小事業の事業継承についても、行政が積極的にデータを集めてマッチングを行うことに期待感を示した。
 共同温泉について「中心部でも共同温泉がなくなっている。構造的な問題はあるかもしれないが、共同温泉の文化をどう守れるのかを是非、考えてほしい。市営温泉が安いので値上げも出来ず、結果的に共同温泉に影響を与えているのではないか。前向きにやろうという管理者は多い。議論をした上で、適切な利益が出て、投資もできるようにしてほしい。別府の温泉文化の根幹をなす部分だ」と指摘。
 白石修三温泉課長は「管理運営する人と意見交換をするなどしていきたい」と答えた。
 他にも猫の問題や行政計画などについても質問した。

第4回定例会の一般質問

 別府市議会は、平成28年第4回定例会の一般質問2日目を15日午前10時から行った。
 午前中は萩野忠好氏(自民・創生)と松川章三氏(新風べっぷ)が、温泉の現状やドローン、避難場所や避難道などについて質問を行った。竹内善浩氏(日本共産党議員団)の質問の途中で休憩に入った。
 午後からは、竹内氏、市原隆生氏(公明党)、阿部真一氏(自民・創生)がそれぞれ質問に立った。

萩野忠好氏
 萩野氏は、11月に行われた別府ONSENアカデミアについて、日程や予算などを質問。
 河村昌秀観光課長が、5日の開会式から26日の九州オルレ大会までの間を「別府ONSENアカデミア月間」と位置づけ、様々なイベントを行い21、22日にシンポジウムを開催。実行委員会に約3700万円を負担金として出したことを説明した。
 萩野氏は「日本一の温泉地という感じがして、良かったと感じ、大成功だと思う。良かった点と反省点、今後はどうするのか」と質問。
 伊藤慶典ONSENツーリズム部長が「記念講演では、外国の温泉事情を知ることもでき、温泉の保護の必要性、共同温泉の現状や展望など貴重な場が提供できたと思う。別府でなければできない、温泉の奥深さを知ったなどの感想をいただいた。一定の成果はあったと思う。継続して開催していく予定」と答えた。
 温泉の現状と今後についても「貸付制度はあるが、運営が困難な時は、補助金は出せないのか」と質問。
 白石修三温泉課長は「今後も意見交換などをしていきたい」と述べた。
 温泉と健康の関係性についても質問し、甲斐慶子健康づくり推進課長は「アカデミアでスポーツ医療への活用など、様々なご意見を聞いた。温泉を習慣として利用している市民の健康の一助になっているとは思うが、入り方によってはよくないこともあるので、正しく、効果的な入浴の啓発が必要だと思う」と述べた。
 他にも国内都市との交流締結等についても質問した。

松川章三氏
 松川氏は、小型無人撮影機「ドローン」について、県内の導入状況について質問。
 安藤紀文危機管理課長が大分県に2機、臼杵市と中津市に各1機、豊後大野市が民間と提携していることを説明。
 松川氏は「6月の一般質問で、この問題を取り上げた際、市長は観光や危機管理での有効性があるとして前向きに検討すると答えたが、その後どうなっているのか」と進捗状況について質問。
 安藤課長は「導入して活用している県などに話を聞いて調査をし、関係各課と協議を進めている」。長野恭紘市長も「民間事業者もかなりあるので、連携するということも踏まえて協議をしている。進展していないわけではなく、時間をかけてやるべきこと。しっかり、協議していきたい」と述べた。
 これを受けて、松川氏は「導入するのも良いし、民間とやるのも良いので、早急にスピード感をもってやってほしい」と要望した。
 ブルーラグーン計画について、進捗状況を質問。松永徹ONSENツーリズム部参事が「データ等の情報収集をしており、各方面とも協議しながら場所等も決めたい」と答えた。
 さらに松川氏は「かなりの温泉を利用しなければいけない。未利用温泉をベースに用いるとの答弁が先日あったが、新規掘削はしないという理解でいいのか」と質問。
 長野市長は「周辺と全体の調和が一番大事。全体のバランスを見ながら考えていかなければいけない」と答えた。
 他にも別府市宣伝部長「べっぴょん」の活用方法や避難場所、避難道の整備についても質問した。

火男火売神社で大注縄の張り替え

 火売8‐1の火男火売神社(加藤兼司宮司)が10日、初詣に向けて注連縄(しめなわ)を張り替えた。

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 総代らが全長6㍍50㌢、円周120㌢の注連縄を4時間かけて作成。「良い年を迎えられますように」と加藤宮司。
 火男火売神社は創建から1161年の歴史を持つ。毎年、縁結び、子宝長寿、学業成就など祈願する参拝客が訪れる。平成26年に神符授与所を改装。新たな年に向けて準備が整った。(菅)

2016年12月14日 (水)

15日から「冬の事故ゼロ運動」

 「おこさず、あわず、事故ゼロ」をスローガンに「平成28年おおいた冬の事故ゼロ運動」が15日から24日までの10日間、市内各所で展開される。

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 年末は、人や車の動きが慌ただしくなり、冬型の気候による道路凍結や飲酒の機会の増加により交通事故の多発が懸念される。そこで、広く県民葬ぐるみの交通安全運動を展開し、県民一人ひとりが交通安全意識を高め、交通ルールの遵守と正しい交通マナーを実践することで、交通事故防止の徹底を図ることが目的。
 運動の基本は「高齢者の交通事故防止」。県内では、今年1月から10月末までに、高齢者が死亡する事故が21件発生。そのうち、道路横断中の事故が12件と高齢者死亡事故の約57%を占めている。
 運転手は、歩行中の高齢者や高齢運転者に対して思いやりのある運転をする。70歳以上の人は積極的に、「高齢運転者標識」を付ける。
 歩行者は、早朝・夜間・夕暮れ時に外出するとき、明るい服装で反射材を身に付ける。
 家庭・地域・職場では、高齢者を中心とした参加・体験型交通安全教室を積極的に開催する。高齢者に対して、街頭での交通指導や保護誘導活動を実施する。高齢者が安心して通行できる交通環境を確保するため、交通安全点検を行う。
 運動の重点は①夕暮れ時と夜間の交通事故防止~早めのヘッドライト点灯・ライトアップ走行、反射材の着用~②飲酒運転の根絶~飲んだらのれん~③追突事故の防止~3秒の車間距離~―の3点。
 別府市内では運動初日の15日午前7時半から、約1200人が市内130カ所の主要交差点で早朝一斉街頭啓発活動を行う。また、同時刻、両郡橋と関の江付近の国道10号沿いで「別府ダブルゲート作戦」として、「3秒の車間距離」をドライバーに周知徹底するため、のぼり旗を立て啓発活動を実施する。
 期間中の行事は、次のとおり。
 ▽ダブルゲート作戦=国道10号・両郡橋・関の江(15日午前7時半、22日午後4時半)▽街頭啓発活動=市内130カ所の主要交差点(15日午前7時半)、ゆめタウン別府店(16日午後4時、19日午後4時)▽交通講話=別府溝部学園高校(21日午前9時)▽二輪車・自転車の無料街頭点検=亀川交番前(20日午後3時)▽別府断酒会との飲酒運転撲滅パトロール=北浜地区近辺(20日午後6時)▽モンキークラブクリスマス会=中須賀神社(場所変更の可能性あり、21日午後2時半)

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