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2016年12月19日 (月)

「やさしい日本語」ワークショップ

 別府市と立命館アジア太平洋大学(APU)言語教育センター共催の平成28年度別府市多文化共生フォーラム「やさしい日本語」ワークショップが17日午後2時、市役所で開かれた。外国人留学生や言語ボランティア、一般から約90人が参加。

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 市内には、留学生約3千人を含む約4200人の外国人が暮らしている。国籍や民族の異なる人がお互いの価値観や文化的な違いを認め合って対等な関係を築きながら、多文化共生社会をつくるのが目的。また、災害時だけでなく平時でも日本語を使ってコミュニケーションを取るために、「やさしい日本語」とはどういうものかを学んだ。
 はじめに、帝塚山大学(奈良市)の森篤嗣現代生活学部こども学科教授が「やさしい日本語」の考え方について講義した。森教授は「留学生を念頭に置くと、勉強がよくできて、勉強する環境や習慣が身についているが、一歩町に出ると、必ずしもそうではない。『やさしい日本語』とは、困っている人に役に立つ必要最低限もの。40年日本に住んでいる女性に話を聞くと、日本語はすごくしゃべれるのに、読むことはできない。それでも助けてくれる日本人がいればスムーズに暮らしていける。困っている人がいれば、まず声をかける。ジェスチャーでもよい。ここは日本なので、日本語で話しかけてほしい。やさしい日本語は、どれくらい実用的かを考えることが大切」などと話した。
 14グループに分かれて、災害時のポスターづくりについて話し合った。現在の避難所が午後5時で閉まり、それ以後は公会堂に移動するように促す内容。班ごとに電話番号や地図を入れたり、時間表記を「pm」にしたりと留学生にも伝わりやすいように考えた。また、「避難所」の表現では、漢字圏の留学生には意味が伝わるが、漢字圏以外の留学生には分かりにくいなど、漢字とかなどちらを使うかも考えが分かれた。
 一般参加の板井俊一さん(55)は「普段使っている日本語を外国の人に伝えるのは難しい。良い経験だった」。スリランカ出身のドミニカさん(19)=APU2回生=も「日本語は少しわかりますが、早口だったら、言葉を知っていても聞き取ることが出来ない。色々と学べてとても良かった」と感想を述べた。

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