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2017年1月26日 (木)

きょうは第63回文化財防火デー

 「文化財防火デー」の26日午前10時、別府市公会堂で第63回文化財防火訓練があり、市消防職員、市教委、市文化財保護審議会、別府市公会堂関係者ら約70人が参加した。

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 別府市公会堂は、昭和3年に竣工。設計は、当時日本の近代建築をリードしていた逓信省の吉田鉄郎氏が行った。九州で最も早く造られたといわれるバルコニー型観覧席や、ストックホルム市庁舎をモデルとしたといわれている外観のアーチ構造や正面階段などの特徴を持つ大分県を代表する近代建築。
 訓練は、市公会堂1階料理室から火災が発生。自衛消防組織が初期消火を行う。3階東側ベランダと屋上に1人ずつ逃げ遅れた人がいる―と想定。
 火災を発見した市公会堂職員が「火事だー」と大きな声で火災発生を告げた。初期消火をするが消せなかったため、消防に通報すると同時に3階では健康体操教室を行っており、職員が教室参加者の避難誘導を行った。
 到着した消防隊が、3階ベランダに逃げ遅れた人を発見したため、はしごをかけて救出に向かった。同時に、手早くホースを伸ばして放水を始めた。はしご車は、屋上に取り残された人を救出した。
 高橋尚敏予防課長が「今回は、いつも公会堂を利用している人も参加した非常に良い訓練でした。文化財を後世の子どもに残すためにも、素早い通報や避難をすることが大切」。
 寺岡悌二教育長は「別府市は文化財防火デーの訓練を平成元年から行っており、今回で28回目となりました。貴重な文化財を、次世代に継承していかなければならないので、引き続き訓練を重ねていきましょう」とそれぞれ述べた。
 はしご車で救出される役だった市公会堂職員の篠田ひとみさん(25)は「はしご車に機会はないので、経験できて良かったです。消防隊員の方が『もうすぐ着きます。大丈夫ですから安心して下さい』と声をかけてくれたので、安心できました」と話した。
 別府市内の文化財は、国指定5、県指定18、市指定36、国登録19の計78点・カ所ある。
 昭和24年1月26日、法隆寺(奈良県斑鳩町)金堂の壁画が火災で焼損したため、文化庁と消防庁が昭和30年に1月26日を「文化財防火デー」に制定。両庁は同年から各都道府県・市町村教育委員会、消防署、文化財所有者の協力を得て、文化財防火運動を始めた。

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