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2017年3月28日 (火)

ハンディ乗り越える芸術

 扇山の梅本美術研究所では現在、久門健太さん(16)の絵画展を開催している。
 久門さんは手足の麻痺というハンディを持ちながらも、小学5年生から始めた油絵を描き続けている。絵への情熱と作品の多彩さは折り紙つきだ。ジャンルを問わない作風は、現在も自分のスタイルを模索しているようにも感じられる。そういえば展示作品の中には、有名画家の作品を模写したものもあった。
 オリジナルは数多くの積み重ねによって生まれるのでは。久門さんの今後の活動を、応援したい。(大平)

救急ワークステーション4月より運用開始

 別府市と別府医療センター、新別府病院、鶴見病院による救急ワークステーション調印式を27日午後1時半、別府市役所で行った。別府市、市消防本部や3医療機関の関係者ら11人が参加した。

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 式では、長野恭紘市長と酒井浩徳院長、中村夏樹院長、藤富院長の順に協定書を交わした。
 長野市長は「救急出動が増加する中、救急救命士など人材の育成が求められている。今回の調印により、救急隊員の資質の向上を図るとともに、医師が現場に行くことで救命率の向上が期待できる」。
 酒井別府医療センター院長は「できる限りのことをしたい。研修医が20人いるので、お互いの勉強になると思う」。
 中村新別府病院院長は「真摯に対応して、地域住民の安全のために尽力する」。
 藤富鶴見病院院長は「迅速な対応で治療などをし、万全な態勢で協力したい」とそれぞれ話した。
 救急ワークステーションは4月1日から運用を開始し、期間は来年3月31日まで。県内で大分市に続いて2例目。
 市消防署の本署、浜町出張所、亀川出張所、朝日出張所に配置している救急車(救急救命士を含む隊員3人)を順番に3医療機関へ派遣。各医療機関では、知識や技術を習得するための実習を行う。新別府病院は4月、鶴見病院は5月、別府医療センターは6月となっており、週2回、午前9時から午後4時までとなっている。
 また重症事案などには、医師が救急車に同乗し、実習中の医療機関から救急出動する。
 取り組みの効果として①救急救命士の再教育(2年間で病院実習48時間を含む128時間の実習)の達成が勤務中に可能②救急救命士以外の救急隊員も出向するため、隊員の応急処置などのスキルアップにつながる③重症の救急事案が発生したとき、医師が同乗し現場に出動でき、救命率の向上が図れる。また、救急隊員の観察や救命処置について適宜指導が受けられる―などが挙げられる。
 今後、この取り組みだけで完結するのではなく、平成29年度の実施結果を検証し、3医療機関を交えて協議の場を設けて、市民視線で今後の救急ワークステーションのあり方を検討していく必要があると考えている。

フレッシャーズ学童野球大会

 別府市軟式野球連盟主催の第11回別府市フレッシャーズ学童軟式野球大会が11、12、18、19、20、25日に市営野口原ソフトボールB球場で開催された。

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 大会は、各チームの仕上がり具合を見る、軟野連主催、NPO法人Beppu Branch主管の平成29年最初の試合。15チームが出場し、トーナメント方式で行った。
 決勝戦は25日にあり、別府鶴見小マリンズと吉弘野球スポーツ少年団の対戦となった。3回裏、鶴見小は2番の吉田がヒットで出塁すると、3番中村のヒットで1点を先制。4回にも連続ヒットで1点を追加した。
 吉弘も6回表に1番の江藤がヒットで出塁し、4番の大石が2塁打を放ち1点を返した。しかし、6回裏に鶴見が連続ヒットでさらに4点を加えて、突き放した。最後は、エースの中村が吉弘の打者を3人で押さえ、鶴見が6ー1で8年ぶり3回目の優勝を果たした。
 各チームとも、4月から始まる大会へ向けて、課題を見つけた様子だった。優勝した鶴見のメンバーは次のとおり(敬称略)。
【別府鶴見小マリンズ】▽代表=中村智明▽監督=亀島功吉▽コーチ=西田耕司▽選手=中村慶次、吉田陸、舩津延照、衛藤太一、山村佑太、小野隼平、阿部叶稟、高尾薫平、藤原省吾、山村諒太、小城瑛太


走る新しい移動図書館車

 別府市は4月から市内を走る新しい移動図書館車のお披露目式を、27日午前10時から別府市役所前で行った。長野恭弘別府市長、猪又真介、阿南寿和両副市長、寺岡悌二教育長、岩本常雄市立図書館長、堀本博行市議会議長など関係者約40人が出席した。

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 平成8年11月から20年間、市内をまわって市民に本を届けてきた移動図書館車「ロータリー号」が今月で役目を終え、4月からは「ゆのまち別府の移動図書館車」が引き継ぐ。
 同車は株式会社林田製作所(林田廣一社長、埼玉県さいたま市)が製作。全長6・4㍍、幅1・68㍍、高さ2・9㍍で3人乗り。車体のデザインはデザイナーの大岡寛典さん(岐阜県出身、東京都)と宇田川一実さん(東京都出身)が市の魅力を最大限に生かせるよう考え、別府を象徴する鶴見岳、別府タワー、別府湾、竹細工などが描かれた。本を約3千から3500冊まで搭載でき、車体の両脇にも書架を備えている。また、伸縮式の屋根で、雨の時も安心して本を読んだり貸し借りができる。購入費は1千493万6400円。
 長野市長が「待ちに待った新しい移動図書館車が、ようやく完成しました。おしゃれでワクワク、これからさまざまなストーリーが生まれると思います。1人でも多くの人に利用してもらい、車が価値のあるものとなってくれることを願います」とあいさつ。
 長野市長、堀本議長、寺岡教育長、小学生代表として市立山の手小学校5年生の山形希來(きら)さん(11)と柿本颯太さん(11)がテープカットを行い、完成を祝った。
 車内の見学会も行われ、山形さんは「新しい車は可愛くなっていて、使うのが楽しみです」、柿本さんは「子どもだけでなく大人が読める本など幅広く置いてあって、とてもよかったです」と感想を話した。


2017年3月27日 (月)

好物、ダッシュ!

 どこの高校でも、昼食時にお弁当やパンを売りに来るお店屋さんがいる。記者も高校時代はお世話になった。
 午前中最後の授業が終わりに近づくと、少し早めに終わったクラスの生徒たちの廊下を走る音がし始める。特に売り場から遠い教室の生徒にとっては、売り場に着いたとき、選択肢が多いか少ないかの瀬戸際。比較的近い教室だった記者は、その音が聞こえると早く授業が終わらないか願ったことを思い出す。
 県立別府鶴見丘高校で約50年にわたり、数多くの生徒や教員の胃袋を支えてきた「きまつベーカリー」は24日で営業を終了したが、その味と思い出はいつまでも色あせないものになるだろう。(田口)

七ツ石稲荷神社初午祭に300人

 荘園町の七ツ石稲荷神社の初午祭(はつうまさい、同神社奉賛会主催、荘園自治会各部会協力)が26日午前10時、同神社で開催され町民ら約300人が参加した。

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 初めに奉賛会、自治会各部会などが参加して、斎藤哲奉賛会会長らが玉串を捧げる神事が執り行われた。
 荘園古戦場太鼓約20人が力強く演奏すると、太鼓の音に誘われたのか、徐々に町民が集まってきた。石垣原の戦いをモチーフにした曲では、太鼓を激しく打ち鳴らす音が大友軍と黒田軍の激突を思い起こさせる迫力があった。また、1曲終わるごとに会場に訪れた町民らが、大きな拍手を贈った。
 参加者は、太鼓を聞きながら自治会女性部会が用意したおにぎり、漬物、ゴボウ・ダイコン・キノコなど多くの具材が入った特製の豚汁を味わった。また、演奏が終わった荘園古戦場太鼓の子どもたちにも振る舞われた。会場は、笑顔で食べておかわりをする子どもらのイキイキとした表情に包まれた。
 参加者らは「地元の子どもたちが叩く迫力のある太鼓を聞き、女性部会が前日から用意した豚汁、おにぎり、漬物を食べる。この時期の風物詩であり、待ち遠しい行事の一つになっている」と笑顔で話していた。
 斎藤会長は「荘園自治会各部会の協力もあり、盛大に行え、伝統が守れている。今後も、町内だけでなく人と人との団結が強くなるよう、この初午祭を育てていきたい」と語った。

久門健太さんが絵画展

 大分県立別府支援学校鶴見校に通う高校1年生の久門健太さん(16)が絵画展を、25日から4月2日まで扇山の梅本美術研究所(梅本弥生代表)で開催している。観覧は無料。

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 久門さんは844㌘の超低体重児として生まれた。手足に麻痺があり不自由な中、小学5年生のときに当時喫茶くれよんを経営していた同研究所で絵に出会い、描くことを本格的に開始。以来、油絵をジャンルを問わず描き続けている。
 初めて描いた「花火」、暖色と寒色を使い分けて静と動を表現した「自画像」、パノラマ風に描いた「十文字原展望台から見た別府湾の光景」や、フェルメール「レースを編む女」とルノワール「ピアノを弾く少女」の模写、戦国大名の織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など、幅広い分野の作品17点が展示されている。
 久門さんは「これからもジャンルを問わず、風景画や自画像をどんどん描いていきたいです」と笑顔で話した。

2017年3月25日 (土)

別府市が人事異動

 別府市は、平成29年4月1日付の人事異動を24日午後2時、内示した。総合戦略の取り組みを強化し、地方創生を加速するために組織改編を行ったことで、465人の異動となった。
 企画部を企画部と共創戦略室に再編し、迅速な意思決定と着実な政策実現を目指すために共創戦略室に部長級を配置。ONSENツーリズム部を観光戦略部と経済産業部に再編し、部長級を増員して別府ブランドの構築と発信を強化するため、観光課に課長参事ポストを新設した。
 また、商工課を産業政策課に改称し、B-bizLINK担当を含む3人を増員。文化国際課内に国民文化祭準備室を新設し、職員2人を配置。競輪事業課を公営競技事務所に改称し、対外的な交渉や新規レースの誘致などを積極的に行う。
 昨年発生した熊本地震を踏まえ、防災危機管理体制を強化するため、危機管理課を防災危機管理課に改称し、1人増員した。さらに、女性職員の管理職への登用を積極的に進め、今回は課長級に1人、係長ポストに9人を新たに登用した。
 退職した部長級を特定任期付職員(3年)として部長級で採用。機構改革により、これまで6部が8部(室を含む)、36課が38課となった。人事異動の内容は次のとおり(敬称略、カッコ内は旧職で部長級で「前」がついている人は、任期付職員。前職と現職が同じ人は部の名称変更によるもの)。
【部長級】▽総務部長(契約検査課長)樫山隆士=昇任▽総務部参事・税務担当兼市民税課長事務取扱(総務部次長兼課税課長)内田剛=昇任▽企画部長(企画部次長・別杵速見地域広域市町村圏事務組合派遣)忰田浩治=昇任▽観光戦略部長(ONSENツーリズム部次長兼文化国際課長)田北浩司=昇任▽観光戦略部参事兼DMO準備室長事務取扱兼DMO準備係長事務取扱(ONSENツーリズム部参事兼DMO推進室長事務取扱兼DMO推進係長事務取扱)永井正之▽観光戦略部参事(前ONSENツーリズム部長)伊藤慶典▽経済産業部長(ONSENツーリズム部参事・経済部門担当)松永徹▽経済産業部参事・B-bizLINK担当(前企画部長)工藤将之▽生活環境部長(総務部参事・税務担当)伊藤守▽共創戦略室長(児童家庭課長)原田勲明=昇任
【次長級】▽総務部次長兼契約検査課長(総務部次長兼職員課長)阿部陽一郎▽経済産業部次長兼公営競技事務所長(競輪事業課長)上田亨=昇任▽福祉保健部次長兼子育て支援課長(情報推進課長)勝田憲治=昇任▽建設部次長兼公園緑地課長(都市政策課長)後藤孝昭=昇任

別府東ロータリークラブ奉仕プロジェクト

 別府東ロータリークラブ(竹内孝夫会長)は20日、光の園グループホームで、「光の園マリアガーデン」の開園式を行った。

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 別府東RCは児童福祉施設の園児や障がいを持つ子ども達の生活環境の向上を図る目的で、長年にわたり造園作業を行ってきた。竹内・東RC会長は年度当初から、「身体」を動かし、実際に汗を流す奉仕活動の重要性を呼びかけ、奉仕プロジェクトの目玉として対応。在籍40人のロータリアンの参加をこまめに呼びかけた。最高齢の永嶋政人会員(93)は3回にわたる造園の全行程に参加。レンガ積みやセメントのメチ入れ、土のかく拌や運搬など、「職人技」を披露。筋肉痛に悩む若手をシリ目に、英国風の庭園仕上げに貢献した。20日のガーデン開園式では、竹内会長、一力秀次幹事、松永忠光の園施設長、園児2人がテープカット。

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 今年中学、高校を卒業した7人に卒業記念品を贈り、「これからの活躍に期待します」と激励、新たな人生の門出を祝った。またこの日は、完成したガーデンをながめながら、焼き肉パーティーを開催、子ども達の歓声に抱まれた庭園開園式となった。

別府鶴見丘高で50年営業の「きまつベーカリー」

 県立別府鶴見丘高校(酒井達彦校長、560人)で約50年間にわたり弁当・パン・ジュースの販売をしてきた「きまつベーカリー」が24日、営業を終了した。

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 セレモニーが同日午後0時20分、同校中央廊下で行われた。
 きまつベーカリーの松尾啓子さん(66)に、福田樹生徒会長が「我々鶴高生に美味しいパンや弁当を、最高の笑顔で届けてくれて本当にありがとうございました。勉強などで疲れきったとき、おばちゃんたちの笑顔を見ると、すごい元気になり、いやされました」と述べて感謝状を、高橋萌衣生徒会副会長が花束を贈呈した。
 続いて、生徒有志のラグビー部員が「毎日、鶴見丘高校に美味しいお弁当やパンを届けてくれて、本当にありがとうございました。おばちゃんたちのおかげで、毎日充実した日々を過ごせました」とお礼を述べて、ラグビー部と家庭部が協力して作ったお礼の品を贈った。
 松尾さんが「皆さんの盛大なお見送りを、心から感謝いたします。きょうの一日を私の宝物にいたします。感謝の言葉しかありません」と涙ぐみながら話した。生徒は、涙を流して最後の日を惜しんでいた。
 セレモニー終了後、販売が始まり、多くの生徒が押し寄せた。
 松尾さんらは普段と変わらない様子で販売をしていたが、生徒から「今まで、ありがとうございました」「とても美味しかったです」とお礼の言葉がかけられるとハンカチで目を押さえることが多くなった。
 野田翔太さん(17)=2年生=は「お気に入りは、空揚げパン。弁当やロースカツ丼など、安くて美味しかった。体操服のまま、買いにきたときは『お疲れ様』と声をかけられて嬉しかった。きょうが最後なので、十分に味わいながら食べます。来年度から、もう食べれないというのは少し寂しい」。
 2年生の女子生徒2人は「冷たいパイナップルのデザートが美味しかったです。トリ天など安くて、本当に良かったです。おすすめなどを教えてくれたことを、思い出しました」。
 教員は「鶴高を卒業して、先生になって鶴高に戻ってきてからもお世話になっている人もいます。安くてボリュームがあり、多くの人の胃袋を満たしてくれたことに感謝しています」と話した。
 ・元バスケ部の卒業生3人や野球部などが、寄せ書きを渡す場面もあった。
 松尾さんは「長年続けてきて、多くの思い出ができました。卒業生に町であったとき、『おばちゃん、元気かえ』と声をかけられるのが嬉しかったです。きょうのことは、一生の宝物になりました」と笑顔で話した。


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