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2017年6月27日 (火)

80歳の創作意欲

 松原町の酒井理容店に一歩足を踏み入れると、まるで不意打ちにあったかのごとく「おおっ」と圧倒された。壁という壁にお面が、所狭しと展示されているのだ。まさに「圧巻」の二文字がふさわしい。
 最初は収集品かと思っていたが、すべて店主の酒井寅義さん(80)が制作したと聞き、さらに驚いた。40年間の蓄積に重みを感じる。
 毎日海に制作の材料を探しに行く酒井さん、「最近は海もキレイになっていいことだが、面白い形をした流木を見かけることも少なくなった」と、どことなく寂しそうであった。創作意欲をかき立てる材料が、今後見つかりますように。(大平)

酒井寅義さんの理容店に美術作品

 酒井寅義さん(80)が経営する酒井理容店(松原町13-7)の店内には、酒井さんが制作したお面や仏像などの作品が飾られている。

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 海に流れ着いた木や発泡スチロール、割れた茶碗、蛸壺などを材料にして作った、般若やおかめ、ひょっとこ、天狗、大仏などのお面、神仏の像や鶴、人形など多彩な作品約200点を、壁や台の上などに展示。
 酒井さんは宇佐神宮で見たガラスケース内の能面に魅了され、「自分でも作れるかも」と思い立って独学で制作を始めた。約40年間作り続けている。
 面は木をノミで叩いて削り、頬や鼻などの曲線を繊細に表現。大仏の髪の毛は松ぼっくりを使った。像は流木の元々の形をできる限り生かして作っている。
 酒井さんは「材料探しで毎日海に出かけている。流木はなんと言っても形が面白い。どんな作品が作れそうか、いつも考えている。お面は裏側を削るのが難しい。表からは見えない部分をキレイに仕上げるのが重要。私から見ればごみは『ご美』、魅力ある美術品」と制作の魅力を語った。

7月9日まで市工芸研究所展開催

 「竹・ルネサンス」実行委員会(岩尾一郎会長)主催の「別府市工芸研究所展」が27日、別府市竹細工伝統産業会館で始まった。7月9日まで行っており、時間は午前8時半から午後5時。最終日の9日は午後4時まで。7月3日は休館日。入館料は高校生以上300円、小・中学生100円。

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 市工芸研究所は昭和25年、別府市の代表的な工芸品となった竹細工のさらなる技術発展を図るため、創設された。竹工、木工、ろくろ、漆工、図案、応用科学の6部門で構成され、工芸品の施策研究、技術指導を実施。昭和28年からは竹工芸技術者養成を目的とし、研究生の教育指導を行い、花器、盛器の受注が増加した時期には、製品の規格統一や量産化を図るため、木型制作業務を行っていた。
 創設当初は南的ケ浜町に開設されたが、昭和38年の火災で施設が焼失。市役所内に事務所を移転し、主に巡回指導業務を担った。
 昭和42年に市内鉄道路線の高架が完成し、末広町の高架内に研究所を再建し、研究施策業務などを再開するとともに、竹産業の機械化、合理化が進み、竹工機、木工機、グラウンダーなどの器材を備え、平成6年まで運営された。
 今回の研究所展は、研究試作品として製作された田辺信幸さんの「星座」、柱掛け花篭「かたつむり」、森宏さんの「六つ目掛盛篭」など作品13点が展示されている。来場者は1点ずつ、注意深く見回っている。
 また、研究所の写真、竹細工を作るときに使っていた道具、同所創立30周年記念の際に贈られた加地竹鳳斉と油布昌伯の書なども同時に展示、竹工芸の奥深い芸域を物語っているかのよう。
 伝産会館の後藤隆館長は「同館の前身である市工芸研究所の40年以上の歴史に触れる良いチャンスです。ぜひ、ご来場下さい」とPR。


防犯協会と暴絶協議会が合同総会

別府市防犯協会連合会(会員184人)と別府市暴力絶滅対策協議会(会員70人)=いずれも会長は長野恭紘別府市長=の平成29年度合同総会が26日午前10時半、ビーコンプラザで行われた。約160人が出席。

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 はじめに功労者表彰が行われ、防犯・暴絶活動に功労のあった4団体と個人2人を表彰。また、地域安全連絡所として新任の自治委員を委嘱した。
 長野市長は「刑法犯が減少傾向にあると言われており、素晴らしい事である一方で、振り込め詐欺などの特殊犯罪が多く、別府市内でも高齢者が被害に遭っている。地域の絆や連帯感は他都市と比べて強いとは思うが、ますます地域の目を光らせ、被害を未然に防ぐ活動をしていかなければいけない。暴力絶滅に関しても、関係機関・団体と連携を深め、強い心づもりで排除活動に一層のご協力をお願いします」とあいさつ。
 木村浩和別府警察署長が最近の犯罪について説明し、来賓の堀本博行市議異会議長が祝辞を述べた。
 議事に入り、それぞれ平成28年度事業・決算・監査報告、29年度事業計画案・予算案について審議、承認した。
 防犯協会は、▽地域安全活動の推進=防犯パトロール隊などへの支援、街頭犯罪抑止活動、広報啓発活動など▽少年非行防止活動の推進=少年補導活動、薬物乱用防止教室等の実施、非行少年の早期発見、有害環境の浄化活動など▽暴力追放活動の推進=広報啓発活動などーを行う。
 暴絶協議会は、「観光客が安心して往来できるとともに、市民が安心して生活できる暴力のない明るい住みよい平和な国際観光温泉文化都市別府の発展に寄与する」ことを基本目標に①暴力団等の排除活動「三ない運動」プラス1②広報宣伝活動③功労者の表彰ーを行う。「三ない運動」は、暴力団を「恐れない」「金を出さない」「利用しない」で、プラス1は暴力団と「交際しない」が加えられた。
 引き続き、林浩司別府署刑事第2課長が「暴力団情勢について」と題して講話した。功労表彰の受賞者は次の通り(敬称略)。
 ▽米田大作(隊友会パトロール隊)▽川本誠▽南立石地区地域安全パトロール隊▽中須賀東パトロール隊▽南みまもり隊▽九電グループ別府連絡会パトロール隊

2017年6月26日 (月)

摂るか摂らざるべきか

 先日、市立境川小学校で行われた給食試食会の取材に行った。
 そこで、学校栄養職員の廣畑佳子さんが「間食をとることで夕飯が入らなくなり、本来なら食事で取るビタミンなどの栄養が取れなくなる」と説明した。
 また、砂糖の摂取量は小学生は1日20㌘、大人は25㌘以下を目安にするよう話した。ペットボトルの成分表にある「炭水化物」がほぼ砂糖のことという。100㍉当たり炭水化物(砂糖)10㌘のとき、500㍉のペットボトルで50㌘を摂取する。
 これから暑くなるので、シュワシュワとした刺激とゴクゴクと飲んだ時ののどごしがウリの炭酸飲料を飲みたくなる。砂糖の摂取量を考えたら、控えるべきなんだろうが…。(田口)

「ひまわりのゆめ」が紅葉寮慰問

 県内で踊りや三味線を教えている先生たちが結成した「ひまわりのゆめ」=内野月之丞代表=が24日午後2時、北中の養護老人ホーム紅葉寮を慰問した。利用者約60人が、踊りや演奏に目や耳を傾けて拍手を送った。

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 先生たちの踊りや演奏で、利用者を「ひまわり」のような笑顔にすることが目的。
 慰問の最初は、内野代表による踊り「長唄えび」を披露し、流れる水のような動きに利用者は目を奪われた。
 内野代表が「皆さんの尊い心とこれから楽しく過ごせるように、慰問に来ました。最後までゆっくりと、楽しんで下さい」とあいさつした。
 続いて、池永茶々さんと後藤ほまれさんが「花は咲く」に合わせてフラダンスを踊った。津軽三味線奏者の高橋浩輔さん、松成希輔さんが「秋田船方節」を演奏し、「星影のワルツ」と「風雪流れ旅」は利用者も一緒に歌った。
 内野てまりさんが「帰って来いよ」に合わせて踊った。
 ギター、ベースギター、パーカッションで構成されているバンド「マーク2」が「上を向いて歩こう」「ふるさと」を演奏。利用者は手拍子や体を揺らしてリズムを取りながら、歌った。
 また、池永さん2回目の津軽三味線の演奏では「世界のメロディー」「あどはだり」を演奏した。最後は内野代表、内野てまりさんの「柳ケ瀬ブルース」で締めくくった。

関の江海岸でマコガレイ放流

 別府市と大分県東部振興局、県漁業協同組合別府支部青年部はマコガレイの放流を、26日午前10時10分に関の江海岸で実施した。市立亀川幼稚園・小学校(林淳一郎園長・校長)の園児43人と、1年生67人、2年生65人が参加。

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 放流を通して、子どもたちの魚に対する知識や関心を深めていくことを目的に、毎年実施されている。
 林校長が「亀川校区は山、田、海と自然に恵まれたところ。マコガレイに大きく育ってほしいという思いを込めて、放流してください」とあいさつした。
 子どもたちはバケツに入った体長約5㌢のマコガレイの稚魚約5千匹を海に放し、「大きくなってね」と声をかけた。
 2年生の栗原真旺さん(8)は「放流は楽しかった。大きく元気に育って、帰ってきてほしいと思う」と話した。


6・26ヤング街頭キャンペーン

 大分県東部保健所(内田勝彦所長)は、薬物乱用防止「6・26ヤング街頭キャンペーン」を25日午前11時、トキハ別府店前とJR別府駅前で実施した。薬物乱用防止指導員東部地区協議会、日本ボーイスカウト大分県連盟、ガールスカウト日本連盟、別府大学、各ライオンズクラブ、薬剤師会など関係者約140人が参加した。

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 薬物乱用は、人間の生命だけでなく、社会や国の安全を脅かすなど、深刻な社会問題になっている。2009年に出された「新国連薬物を乱用根絶宣言」に基づき、薬物の恐ろしさを伝えるために「ダメ。ゼッタイ。」を合い言葉に毎年、啓発活動をしている。
 トキハ前で開会セレモニーがあり、阿部義昭東部保健所参事兼衛生課長が「覚醒剤や大麻の事件が大きく報道されていますが、ひとたび事件が起こると、当事者だけでなく家族や周囲、社会の安全が脅かされる。昨年11月には小学生が大麻を使用したという事件があり、若い世代に早い時期から正しい知識を持ってもらうことがますます重要になる」とあいさつ。
 別府BBS会(別府大学)の近藤凉介さんが厚生労働大臣のメッセージを代読し、小野亜理沙さんが開始宣言をした。
 参加者は2カ所に分かれて、街頭募金を呼びかけたり、薬物乱用防止のリーフレット、絆創膏、ボールペンの啓発グッズを歩行者に手渡し、理解を促した。

2017年6月24日 (土)

賢母のDNA

 先日行われた、親と子の良い歯のコンクールで、最優秀賞に輝いた桑野諒くん(3)と絵利子さん(33)親子だが、話を聞きながら、どこかで会ったことがあるような・・・。2年前に最優秀賞を受賞したのも桑野さん親子で当時4歳だった惇くんと絵利子さん親子だったことが分かった。兄弟そろって良い歯の持ち主とは、素晴らしい。家庭教育は大切だと痛感した。(高橋)

別府法人会の第37回定時総会

 別府法人会(菅健一会長)の第37回定時総会が23日午後1時、豊泉荘で開催され64人が出席、618人が委任状を提出した。

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 菅会長が「大分県で年間300社近い廃業が出ている。この廃業は、法人会の会員の減少につながっている。倒産よりはるかに大きな割合で、廃業している。若い人が起業することが多いが、若い人にもっとチャレンジしてもらいたい。そして、法人会で多くのコネクションを作ってもらいたいと思う。知り合いが起業したときは、法人会に入って一緒に勉強していきましょう」とあいさつ。
 その後、表彰を伝達した菅会長を議長に議事に入り、昨年度の事業、決算、監査を報告した。
 役員改選(任期2年)があり、理事の退任・定年に伴う新理事の選任が行われた。
 今年度は、公益目的事業の推進に努める。また、原点の「税」に関する活動を軸に、地域社会との「共生」をめざし企業経営及び経済社会の健全な発展に貢献するため、研修活動や税の啓発・租税教育など地域社会への貢献活動を積極的に推進する。

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 税に関する研修会、納税意識の高揚事業、税の広報活動、社会貢献活動など21事業および予算が承認された。
 来賓の福永秀昭別府税務署長は「法人会は、正しい税に対する知識や納税意識の向上に大きく貢献しています。また、小学生を対象とした税のウルトラクイズなど租税教育の推進など社会貢献活動をし、会員相互の親睦を図っています。別府税務署としても、別府法人会の活動がより一層充実したものになるよう連携協調を図っていきたいと思います」。
 甲斐文明南九州税理士会別府支部副支部長(支部長代理)は「法人会と税理士会は、切っても切れない関係となっています。法人事業の発展と経理をしっかりしていけば、ますます事業は伸びていくと思いますので、これからもよろしくお願いします」。
 道村修大同生命保険株式会社大分支社長は「今後とも大同生命、AIU社、アフラック社の福利厚生制度受託3社は、安心の提供と財政基盤の強化に向けて努力していきますので、ご支援ご協力をお願いします」とそれぞれ祝辞を述べた。
 総会終了後、理事会が開かれ、菅会長、三ケ尻英明、真砂矩男、萱島進3副会長が再任した。
 また講演会あり、「ことの葉クローバー」の松本久美子代表が「福ことば 毒ことば 置きことば~言葉は心の食材です~」をテーマに講演した。
 新理事と被表彰者は、次のとおり。(敬称略)
 ▽新理事=堀高志、安部直美(別府支部)、阿部素也、江藤千年(杵築支部)、吉田徹哉(安芸支部)
 ▽県法人会連合会会長表彰(表彰状)=財前朗担(監事、別府支部)、尾林邦生(理事、別府支部)、平野剛(総務委員、安芸支部)、河野策一(事業研修委員、安芸支部)、牧高吉(税制委員、国東支部)▽別府法人会会長表彰(感謝状)=川田正美(理事、安芸支部)、野田順子(理事、別府支部)、後藤修(理事、杵築支部)、秋田保弘(理事、国見支部)

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