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2017年7月20日 (木)

今どきの主婦の会話

 なあなあ、あんた聞いたかえ~。あん、稲田ちゆう、防衛大臣が、『日報』握りつぶしちょったち。バレたらしいで。本人はちがうちいいよんけど、どうかしちょんなあ~こんヒトは」
 「じゃあちゃ~安倍さんに可愛がられち、調子のっちょって……。ダテメガネかけるわ、変な柄のパンストはいち、これで防衛大臣ち!笑うわなあ~」
 「自民党もドンならんで。8月に大臣の首スゲ替えるっち。あとんマツリじゃワぁ。おごっちょったんで安倍さんは。『森友』『加計』でわっきゃわからん。支持率下げち。説明責任はたすっち、こんどはひらきなおっち、国会よこうちょんとき答弁するらしいでぇ。よだきいわなあ~。野党もざまんねぇけんなぁ~。蓮舫さんも二重国籍にケリつけたみたいでぇ~。他に野党ん氏も足りんなぁ、突っ込み方が……」
 『じゃぁ~ちゃ。安倍さんもどんならんけど、次がおらんけんなあえ~。そんうちミサイル飛んで来ち、ボコボコやられち、気が付くんで~。どげんすんの?』
 「三代目の正恩さんちゃ、ミサイルの『目標』が皇居ち、『国会議事堂』とか『永田町』やったらこれも仕方んねぇこっちゃけど、『皇居』にで!こりゃ許せんわあ。見る見る肥え太っち、髪のサイドは刈り上げち、笑った顔はえ~らしいのになあぇ、ひじ~ことするなあえ、こんシは。親はどげな育て方したんかなぁ~。親の顔見ち見てえわあ。あっ、そろそろウチのが帰ち来るわあ~晩ご飯の用意せな!ほんならなぁ~」ーーー昼下りの別府の下町、少々年配の女性達の会話。内容はすげ~なぁえ~。(陽)

公立の幼小中学校あすから夏休み

 市内の公立幼、小、中学校で1学期の終業式が、20日に行われた。明日から8月31日まで42日間の夏休みが始まる。

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 市立石垣小学校(佐藤元昭校長)では490人の児童と石垣幼稚園児49人が体育館に集まり、午前8時50分から実施。
 佐藤校長が「成長とは皆さんの体が大きくなるだけではなく、今までできなかったことができるようになることも含まれます。この1学期、逆上がりができない低学年の子を高学年の子が助けてあげたりして、共に成長しあう姿が見られました。長い夏休みなので、体に気をつけてください。始業式の日に会えることを楽しみにしています」とあいさつした。
 児童を代表して、1年生の堤慶太朗さんが「1学期はひらがなの練習や足し算、ボール遊びを頑張りました。夏休みは海で顔をつける練習をしたいです」、6年生の堀田珠伶さんは「1学期は委員会活動などみんなで力を合わせて頑張り、目標を達成できたと思います。2学期は運動会などに向けて頑張ります」と話した。
 児童は各クラスに戻り、通知表を受け取り、午後2時に下校した。

別府市老連福祉大会に80人

 別府市老人クラブ連合会(林三男会長)の平成29年度福祉大会が18日午前10時、市社会福祉会館大広間で開催され、約80人が出席した。

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 式典では、柳瀬陽之助副会長が開式の言葉を述べ、君が代を斉唱し物故者に黙とうを捧げた。
 林会長が「全国の老人クラブで課題になっているのは、『健康寿命』と思います。平均寿命は世界トップクラスだが、寝たきりの期間が10年ほどあるといいます。差し引くと、健康寿命は70歳ぐらいになります。そのため、別府市老人クラブ連合会のメーンテーマは『のばそう!健康寿命、担おう!地域づくりを』としています。それぞれが家にこもることなく、外で活動して楽しみましょう。これからますます活動し、社会貢献して下さい」とあいさつ。
 続いて、林会長から永年勤続(勤続5年以上)の表彰状、寄付などに対しての感謝状などが、それぞれの被表彰者代表に贈られた。
 来賓の長野恭紘別府市長、堀本博行市議会議長、木村浩和別府警察署長が祝辞を述べた。また、大野光章市福祉保健部長、釜堀秀樹市社会福祉協議会常務理事、安達勤彦市高齢者福祉課長が紹介された。
 被表彰者を代表して、永年勤続表彰者の工藤正幸野口中町長寿会長が謝辞を述べた。
 休憩後、アトラクションとして、盲目の噺屋ザトー(衛藤宏章さん)が落語、北海道出身で別府市在住の作詞作曲家鳥井好人さん夫婦が「夏の思い出」「ふるさと」などをギターで演奏し、参加者は歌った。
 被表彰者は、次のとおり。(敬称略、かっこ内は所属クラブ)
 ▽永年勤続表彰(5年以上)=工藤正幸、桑田利子、井内克子(野口中町長寿会)、青野弘、幸晃司(野口元町2区寿会)、伊東多喜子(天満町2区老人クラブ満寿会)、安部冨士子(上野口町2区福寿会)、安部毅(原町ことぶき会)、渡邉泰行(朝見2丁目朝寿会)、矢野苣江(楠長生会)、藤井英美子(秋葉町高砂会)、牧幸、河村イツ子(末広会)、藤本正、荒金慶子(石垣西8丁目きずな会)、立川明美(石垣東6丁目わかばの会)、小川明子(石垣東8丁目あずま会)、安倍紀代、高木千恵子、太田一成(上人ケ浜町聖友会)、篠崎邦彦(火売鶴寿会)、仲野太郎(北中ほがらか老人クラブ)、三宅一代(清風クラブ)、牧節子(荘寿会)、高原義明、藤原冨巳子、井上英子(実相寺みのり会)
 ▽篤行者=末友由美子(わかば会)、荒金淑恵(朝見2丁目朝寿会)、大野静枝、久士目和子(北中ほがらか老人クラブ)
 ▽感謝状=秋田六伸(末広会)、久保春彦(小倉喜楽会)
 ▽会員加入増強推進クラブ表彰=馬場町老人クラブ遊友会、大畑長寿会、堀田長寿クラブ

豊の国千年ロマン観光圏が報告会

 豊の国千年ロマン観光圏(会長・田北浩司市観光戦略部長、8市町村)は、来訪者満足度調査結果報告会を18日午後1時半、水道局会議室で行った。関係者約20人が参加した。

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 千年ロマンを含む全国13の認定観光圏で構成する全国観光圏推進協議会が統一した形式で夏季と冬季に来訪者満足度調査を実施しており、平成28年度調査分の結果が出た。2年目の調査を終えたことで前年と比較することが出来るようになったことから、観光関係者で情報と課題を共有しようと初めて報告会をした。
 西田陽一副会長が「新たなホテルの進出など、別府のホテル・旅館も大きく変わってくる時代。だからこそ、一緒に頑張っていきたい」とあいさつ。
 データを集計・分析したアンド・ディの橋口理文さんが「豊の国千年ロマン観光圏を見ると、非常に良好な結果で、全国13観光圏の中でもトップクラスだと思う。どういう人が来たのか、満足度のKPI(目標値)を総合的にどうするか、どこがでどう評価されたのかということを知ることが大切」とした。
 調査は、夏季は7月から10月、冬季は12月から平成27年1月まで、観光施設での聞き取りと宿泊施設で配布。郵送回収調査の2種類で実施した。全国での有効回答数は、9539件で、千年ロマンでは715件。
 千年ロマン観光圏を訪れた人の性別では、女性が51・5%、男性が45・5%。年代別では、30代が最も多く22・8%、40代19%、60代17・5%、50代14・4%などとなっている。訪れた人の居住地では、九州・沖縄が56・4%と半数以上。
 初めて訪れた人が41・8%で、前年の38・7%を大きく上回った。事務局では「昨年のふっこう割の影響で、初めて訪れる人が多かったのでは」と分析している。2回目という人は17・9%で、10回以上という人も11・2%いた。旅行の同行者は、夫婦と友人が各20%。車で1泊2日で来る人が多かった。1人当りの平均消費金額は2万5716円。
 満足度でみると、「大変満足」と答えた人が25・6%おり、13観光圏の中でトップ。「満足」39・4%、「やや満足」23・4%だった。
 千年ロマンでは、これまで広域ガイドの養成、質の向上、体験型プログラムの充実などに力を入れてきており、「大変満足」が25%を超えたことで、KPIの引き上げ見直し、周辺エリアの魅力伝達、インターネットでの情報発信など見えてきた課題に取り組みながら、来年以降、大きなイベントが続くことから、さらなる観光客の呼び込みとリピーターの増加に向け、取り組みを進める。

2017年7月19日 (水)

市議会厚生環境教育委員会の調査会

別府市議会厚生環境教育委員会(黒木愛一郎委員長)は調査会を18日午後2時、市議会第3委員会室で開催した。

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 今回の調査事項は「平成29年度ひとまもり・おでかけ支援事業(実証運行予算概要)」について。
 この事業を通じて、高齢者が出かけることで健康増進とともに、生きがい作りにつなげていくことが目的。
 安達勤彦高齢者福祉課長が、事業の変更点を説明した。
 利用方法は、当初はICカードを利用し定額140円を支払い、実際の区間料金との差額を行政が負担する運営。将来的に市内すべてのバス事業者及びバス路線に対応させるとき、システムやプログラムの変更が必要となり、多額のシステム改修費が必要となるため、見直しを図るべきと判断した。さらに、一部路線での実施では対象者が限られ、事業の恩恵を受けられない人も出てくるとの意見があり、市内全域を対象とし、平等に恩恵が受けられることを前提に見直した。
 「ICカードをバス回数券にすることでシステム改修費を要せず、買い物にも利用できるICカードと違い『バス利用』に特化でき、利用状況も把握しやすいなど、事業の趣旨に沿った運営につながると判断しました」と述べた。
 利用者負担について、見直しで回数券金額(1冊2千円)の半額を負担することで利用者が平等に恩恵が受けられるとし、1人当たり上限6千円と設定した。
 「助成対象者は70歳以上に変更はありませんが、別府市住民基本台帳に記載されており、本年度末の時点で70歳以上の人が対象とします」と説明した。
 助成対象路線と区間は、大分交通、亀の井バスが運行する市内路線のうち、別府市内の区間のみ。ただし、高速バス・空港特急バス・定期観光バスは利用できない。市域をまたがって利用するとき、指定のバス停で料金精算する。
 販売期間は、今年10月から来年3月末まで。販売場所は、市役所高齢者福祉課及び各出張所を予定している。
 実証運行に係る市民の意識調査として、回数券販売時にすべての購入者にアンケート依頼をし、市老人クラブ連合会や各自治会に対しても回数券利用に関わらずアンケートを依頼する。
 荒金卓雄議員がICカードではなく回数券にする理由など、松川章三議員が購入方法や本人以外の利用防止など、森大輔議員が障がい者などバスを利用しない人への対応、安部一郎副委員長が予算を超えたときの対応などを質問した。

県・別府地区隊友会がお茶35ケース

 大分県隊友会(豊島克治会長)と別府地区隊友会(茅野寛治会長)は16日午後3時、陸上自衛隊第41普通科連隊に慰問品を贈った。

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 連隊隊員は平成29年7月九州北部豪雨の災害で現地活動をしており、現在は福岡県朝倉市で安否不明者の捜索をしている。
 山本博仁副連隊長に豊島県隊友会長からお茶20ケース(1ケースはペットボトル24本)、茅野別府地区隊友会長もお茶15ケース(同)を激励の意を込めて手渡した。
 権藤建県隊友会副会長、新名清志別府地区隊友会副会長、米田大作堂地区隊友会事務局長も同席した。

来年10月に大分県下で「国民文化祭」

来年10月6日から11月25日まで開催される「第33回国民文化祭・おおいた2018」と「第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会」の別府市実行委員会設立総会並びに第1回総会が18日午後1時、市役所で開かれた。

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 大分県で国民文化祭が開催されるのは20年ぶりで、障害者芸術・文化祭は初めて。県では①街にあふれ、道にあふれる、県民総参加のお祭り②新しい出会い、新たな発見~伝統文化と現代アート、異分野コラボ~③地域をつくり、人を育てるーを基本方針に、誰もが参加できる大会を実現する。今年5月には、500日前イベントとして、別府アルゲリッチ音楽祭第19回大会が行われている。
 委員は、行政、学識経験者、芸術・文化関係者ら22人で構成されている。
 長野恭紘別府市長が「大分県では20年ぶりの国民文化祭で、別府市でも様々な事業に取り組みます。大会を通じて、芸術、文化の創造、障がい者の自立と社会参加の促進などが図られる。しっかりとおもてなしをして、喜んでもらい、終わったあとも足を運んでもらえるように趣向を凝らしたい」とあいさつ。土谷晴美県国民文化祭・障害者芸術文化祭局長も「地方創生につなげていきたい」と述べた。
 委員会を設立後、役員を選任。長野市長を会長に、堀本博行市議会議長、猪又真介副市長、寺岡悌二教育長が副会長、森憲司別府青年会議所理事長と塩地奎三郎市社会福祉協議会副会長が監事に選ばれた。
 引き続き、第1回総会を開き、29年度事業計画案・予算案について審議、承認した。今年10月から11月にかけて、別府市でのプレイベントとして、将棋の祭典、川柳の祭典、連句大会、市アール・ブリュットの芽ばえ展~障がいをこえて、湯にば~さるファッションinべっぷが予定されている。今後は、専門部会を設置して、開催準備を進める。

2017年7月18日 (火)

世界少年野球の全日本選抜代表

 2017年世界少年野球大会に出場する全日本選抜代表の結団式が15日午後7時から、別府市の亀の井ホテルで行われた。関係者約60人が出席。

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 大会は8月6日から23日まで、米国カリフォルニア州アラメダで開催され、世界から10チームが出場する。試合はA、Bに分かれて行われ、日本はBリーグで、サンディエゴ、地元のフレスノ・レッド、ドイツ、韓国と対戦する。
 今回の日本チームは九州ブロックが役員を担当しており、宇佐ボーイズの木部嘉成監督が代表監督を務める。選手は全国から選ばれた17人。15日から17日まで、宇佐市の平成の森野球場で合宿を行い、選手のポジショニングをするとともに、チームワークを高めた。
 結団式では、藤田英輝日本少年野球連盟会長が「練習では、暑い中でも素晴らしい動きだった。世界大会は連盟にとっては一番大事な大会で、歴史のある大会。選ばれた選手は、一番の精鋭であり、必ず勝って帰ってきてくれると思っている。誰もがこの大会に出られるわけではない。頑張って、笑顔で帰ってきてほしい」とあいさつ。
 来賓で地元の長野恭紘別府市長は「選りすぐられた選手だが、練習する中でチームワークを作っていくことが大切。慣れない土地での試合で、不安もあると思うが、全力でプレーすれば道は開けると思う」と激励した。
 藤田会長から選手1人ひとりに任命証が授与された。団長を務める中尾孝義連盟専務理事(九州ブロック長)も「チームが1つになって、金メダルを持って帰りたい」とあいさつをした。
 三浦重人ボーイズリーグ国際部長の発声で乾杯し、歓談。最後に主将を務める桑原秀侍選手(熊本中央ボーイズ)が「出来ることを精一杯し、世界一を目指したい」と力強く決意を述べた。大分県からは選手はいないが、木部監督の他、別府ボーイズの裏田泰正監督がコーチとしてチームを指導する。
 木部監督によると、守りのチームで、投手も左右バランスよくおり良いチームとのことで「元気よく金メダルを持って帰りたい」と話した。日本代表メンバーは次のとおり(敬称略、カッコ内はボーイズチーム名)。
 ▽団長=中尾孝義▽総務兼広報=大庭淳(北九州支部長)▽監督=木部嘉成▽コーチ=城須智也(鹿児島出水ボーイズ監督)、裏田泰正▽選手=鈴木聖人(愛知豊橋)三田智也(群馬・前橋桜)増田和希(大阪・松原)細川凌平(京都東山)戸澤昂平(埼玉・武蔵狭山)中川武海(北九州・八幡南)梅野峻介(長野・千曲)伊藤圭輝(広島)桑原秀侍(熊本中央)藤江星河(長崎・諫早)津田啓史(熊本中央)横山陽樹(栃木さくら)吉安遼哉(大阪・西淀)小吹悠人(福島・いわき)井上朋也(奈良・生駒)上田洸太朗(富山・高岡)印出太一(愛知・東海中央)

「海の日」に関の江海水浴場開き

 関の江海水浴場開きが「海の日」の17日午前10時から、行われた。厳しい暑さの中、待ちに待った海のシーズン到来に、多くの親子連れなどが訪れ、関の江での初泳ぎを楽しんだ。

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 関の江海水浴場は市内唯一の自然の海水浴場で、海岸にはハマヒルガオやハマボウフウなど特有の植物が自生している。毎年多くの人が訪れており、昨年は4030人が海水浴などを楽しだ。
 八幡竈門神社による神事が行われ、期間中の無事故を祈願。猪又真介副市長(市長代理)が「前日の清掃のおかげで、今年もキレイな海水浴場としてオープンすることが出来ました。地元の皆さんにもご協力をいただき、ありがとうございます。多くの人に楽しんでもらいたい」とあいさつ。
 来賓の堀本博行市議会議長、地元の後藤敏之古市町自治会長がそれぞれあいさつを述べた。
 水際でも安全を祈願し、子どもたちはさっそく海に飛び込んで行き、泳いだり浮輪に乗ったりして思い思いの楽しい時間を過ごした。また、スイカ割り大会もあり、子どもたちが目隠しをしてスイカ割りに挑戦。回りから「右、右」「もう少し下がって」などのアドバイスを受けながら、力いっぱい棒を振り下ろすも、なかなか当なかったり、スイカにあたったもののなかなか割れずに悔しがる姿も。

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 海水浴場は8月12日までの27日間で、期間中は23、30日、8月6日の午後2時から、古市町自治会主催で宝探しゲームが行われる。定員は毎回150人。

2017年7月15日 (土)

日本人としての矜持

  親父が先月10日に92歳の天寿を全うした。
 
 亡くなる2~3カ月前から、ほとんど食をとらずガリガリ。入院をすすすめ、食事が取れるようになるまで「我慢」と伝えた。入院前日まで両切りのピースを家人の目を盗んでは吸い続けた。
 大正13年11月、今の北朝鮮平壌に生まれ、理数系に強く、工業系の学校を卒業後は、日系企業に就職。現地召集で旧陸軍の師団司令部の通信兵。このあと大邱に移り、武装解除され終戦。母と弟2人を連れて復員。着の身着のまま、長崎、佐賀で新聞記者。朝鮮戦争開戦を伝える「玄界灘の波高し」を船上から打電、大スクープとした。一家は別府に移り、昭和29年にこの新聞(今日新聞)を立ち上げた。
 当時の人達は皆、このように同じような苦労を味わい背負いながら、今を生き続けている。生きることに「必死」だった。生きる事に綺麗ごとは許されぬという雰囲気もあった。親父は常々「荒っぽい新聞だがウソはない。新聞記者も人の子だから間違いもあるがウソはない。」―と口にした。そんな今日新聞は草創期から「愛郷一貫」を社是に掲げ、2年前に創刊60周年、今年の5月には紙齢2万号をそれぞれ迎えた。
 親父の出生は広島県尾道市。「愛郷」を掲げるのはおこがましい感もあるが、愛郷を「愛国」と置き換えればこれも納得できよう。
 1億の日本人が敗戦の苦労から立ち上がり、世界第3位の経済大国を形成した。その底力とは一体なんだったのか。苦難に打ちひしがれる事なく、前を向き、歩を進めるという精神力の拡大再生の気概ではなかったか。苦あればこそ次に生まれるであろう楽と幸を信念とする「不撓不屈」の想いがあったのではなかったか。またそれを実現しつづけて来た。そしてそれは今の日本人に出来るか?……。
 出来る!。程度の差こそあれ、阪神淡路、東日本大震災や異常気象で何度も被害を受けた。掛け替えのない肉親を失った人々はそれでも逞しく、復旧復興を志す。被災あるごとに国内外、全国各地から義援や支援、ボランティアが集まる。他人事ではないとする思いが終結する。こんな国は他にはないだろう。
 先の大戦を生き抜き、大往生を遂げた人々への慰霊の一つとして「どんなことがあっても日本は行き続ける」という思いを、今に生きる我々は共有したい。来月は72回目の終戦記念日を迎える。お盆と終戦が同じ日というのも何かありがたい。(陽)

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