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2017年7月 1日 (土)

最後の別商生プロボクサー小畑武尊

 別府市立別府商業高校最後の生徒として今年3月に卒業した、プロボクサー小畑武尊さん(18)=ダッシュ東保ボクシングジム所属=が6月25日に北九州市で行われたボクシング西部日本ライト級決勝戦で勝利し、新人王に認定された。

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 小畑プロは3歳から空手をしていたが、高校生になる時にマンガの「はじめの一歩」や映画「ロッキー」などを見て、ボクシングを始めた。ダッシュ東保ボクシングジムに入り、練習を積んできた。当初はオリンピックに出ることを目標としてたが、ジムでプロと一緒に練習をするうちに、アマチュアでは満足できなくなり、高校2年生の時にプロテストを受け、合格した。
 「アマは安全重視で、あまり馴染めなかった。練習もプロのルールでやっていたので、これ以上アマでやるのはイヤだった」とプロ転向の思いを話す。打ち合うインファイトを得意とするファイタータイプの小畑プロは、2015年12月にデビュー戦を岡本文太選手(井岡ジム所属)と行い、敗戦。1Rに初めてダウンを奪われ「アマとのパンチの違いに驚いた。これがプロかと感じた」と振り返る。その後も試合を行ったが、途中、出血がひどくなりドクターストップに。この悔しい経験から、ダウンしないように踏ん張ることに気をつけるようになったと言う。
 昨年はフェザー級で西部日本新人王となったが、中日本代表に敗退。成長期ということもあり、減量で無理を重ねていたことから、今回からライト級に転向した。それでも10㌔程度の減量が必要となる。「最初は減量がとてもキツかったけど、コツを掴んできたので、科学的に減量しています」と笑顔で話す。
 新人王戦のライト級には5人が出場し、小畑プロは2回戦から登場し、岩崎敦史プロ(26)=フジタボクシングジム所属=を破り、決勝は城戸龍史プロ(23)=折尾ボクシングジム所属=と対戦。コンビネーションが上手な選手だが、1Rでダウンを奪うと、手数で圧倒し判定勝ち。後半はガードも意識しながら戦ったという。
 今後は、中日本代表と戦い、勝つと西日本代表との戦い、勝利すれば全日本大会となる。チャンピオンになるとランキング15位以内に入ることが出来る上、タイトル戦への挑戦権も得られる。
 「夢は、別府から世界チャンピオンになること。自分がその第1号になりたい」と力強く語る。「自分の身を案じるようなボクシングより、お金を払って観に来てくれるお客さんに喜んでもらえる、記憶に残るようなボクサーになりたい。声援が聞こえるとテンションも上がる。叔母さんが経営するスナックのお客さんが中心になって後援会を作って、いつもサポートしてくれて、感謝しています。名古屋にも応援に来てくれると言うので、ありがたいです」と話す。優しい笑顔とていねいな言葉づかいの小畑プロだが、内には熱い闘志を秘めている。まずは全日本チャンピオンを目指し、初の別府出身世界チャンピオンを地元・別府から狙う。

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