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2017年8月17日 (木)

心温まる冷たさ

 JR別府駅構内に、今月11日から15日まで「ひんやりスポット」が設置されていた。中にたくさんのスーパーボールが入った氷柱を、駅の利用客は物珍しげに触っていた。

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 私が取材に来たとき、高知県から家族で観光にやってきた江口想乃さん(12)が、ボールをもらうために氷を指でこすって溶かしていた。あと少しで取れそうな様子を見ていた周囲の人が集まり、溶かすのを手伝った。ボールを手にした瞬間、周囲から大きな拍手が。溶かすのに1時間かかったという。ひんやりスポットながら心温まる瞬間だった。(大平)

地獄蒸し工房鉄輪の指定管理

 別府市は、第1回別府市観光戦略部指定管理者選定委員会(河村貴雄委員長、5人)を開き、地獄蒸し工房鉄輪の指定管理者の選定についての協議を行った。

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 地獄蒸し工房鉄輪の指定管理は平成24年から行われており、29年度に終了するにあたり、引き続き同じNPO法人を選定していたが、事業報告書の収支報告書に事実を異なる掲載があり、基本協定書に違反していることが判明したことから、指定を取り消し、3月から別府市が直営で運営をしている。
 平成30年度から新たな指定管理者を選定するため、再び委員会を開き、募集要項案と業務仕様書案について協議、承認した。
 これまで、約1100万円の指定管理料を支払っていたが、これを止め、独立採算制とする。また、7月に改定されたガイドラインに沿って、応募資格の欠格条項として、指定管理の取り消しを受けてから2年間は応募できないことを明記。さらに、収支報告書は公認会計士などによるものでなければならず、運営などに際して改善指導などをしても改善されない場合は指定を取り消すなど、厳しいものになっている。
 現在、地獄蒸し工房鉄輪には約10万人が訪れており、年間1000人増を目標とし、外国人観光客も多いことから、インバウンド対策も必要。運営協議会を設置し、利用者アンケートを取るなどしてニーズを把握し、利用者の声を反映できるような運営を求めていく。
 23日から募集要項を配布し、30日に現地説明会、9月19日から28日まで申請書を受け付け、資格審査や面接などを行い、12月の定例別府市議会に提案する。
 松川幸路観光課長は「利用客に最適な運営を行い、当然のことながら、健全で透明な財務運営が出来るところに担ってもらいたい」としている。

日出町糸ケ浜パークゴルフ場 30日にオープニング式典を開催

 日出町の糸ケ浜海浜公園内に建設中だったパークゴルフ場が30日にオープンを迎える。

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 日出町は、日出パークゴルフ協会(佐野故雄会長)からの要望を受け、最低1㌶以上の用地が確保できる場所を探し、十分な広さがあり用地買収などの必要がない糸ケ浜海浜公園内での設置を決め、平成27年5月から整備に取りかかった。
 造成から張り芝まで、同協会の会員有志が協力して整備を進め、昨年9月に半分の9ホールでプレオープンした。残り半分の整備を進め、今回、全18ホールのフルオープンとなる。総事業費は1億820万円で、うちtoto(スポーツ振興くじ)助成金が1213万6千円。
 当日は午前10時から記念式典が行われ、一般への開放は午後1時から。使用料は、18ホール一般400円、高校生以下300円、個人会員(年会費1万円で登録)100円、。1日使用は一般700円、高校生以下500円、個人会員200円。用具の貸し出しは、クラブ1本100円、ボール1個100円。営業時間は午前9時から午後5時で、受け付けは午後4時まで。
 海の見えるロケーションに緑の芝生が美しいホールに仕上がっている。

2017年8月16日 (水)

野口の盆踊り

 野口元町1区の盆踊り大会が昨夜行われた。
 感じた事を記してみた。自治会長の甲斐直彦さんは元県立高校の校長センセー。町内をしっかり纏めて信頼も厚い。供養盆踊りは町内で初盆を迎えた2家族と、太平洋戦争の戦没者15柱の慰霊を兼ねた。
 西法寺の僧侶による読経でスタート。法要の直前、生憎の雨もピタリと止まり、別府太鼓連の加藤信治会長らメンバーがバチを手に「触れ太鼓」の役割を担った。次々と踊り手が集った。地元企業を代表して大分みらい信用金庫野口出張所の山田真弓所長ら庫員10人が揃いの浴衣で錦上花を添えると、老若男女が次々と輪の中へ。定番「別府音頭」をはじめ、振り付けの難しい「瀬戸の島々」は町内のベテランが指南役を引き受けて「伝承文化」を子どもらへ。終了後はお楽しみ抽せん会も行われ、町民親睦を盛り上げる演出も。少子高齢化に直撃された野口地区、それを打ち消すようなエネルギー。町民一人ひとりが愛郷心を表現した盆踊りの光景。野口に限らず、各地区で同じような状況での開催を感じる。それにしても「ふるさと」はありがたい。
     (陽)

別府競輪場で初のGIレース

 競輪界最高峰のグレードに格付けされているGI(特別競輪)「第34回読売新聞社杯全日本選抜競輪」が平成31年2月8日から11日までの4日間、別府競輪場で開催されることが決定した。昭和25年の開設以来、初めてのGIレースとなる。

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 特別競輪にはGP(競輪グランプリ)、GI、GⅡがあり、GIには日本選手権、高松宮記念杯、オールスター、寛人親王牌・世界選手権記念トーナメント、朝日新聞社杯、読売新聞社杯の6つのレースがある。競輪選手の中でも最高ランクに位置するS級S班9人をはじめとしてS級のトップ選手のみが参加する。
 別府競輪場では、これまで平成3年と4年にふるさとダービー、20年に東西王座戦のGⅡレースが行われている。
 全日本選抜競輪は、昭和60年に第1回が開催され、平成13年度からGIに格付けされ、現在の名称になった。優勝賞金は決勝競争のみで2800万円。108人の選手が参加し、初日から3日目は12レース、最終日のみ11レースが行われる。
 現在、別府競輪場はナイター施設の整備や管理棟の建て替えなどを行っており、本場開催は休止中。日本選抜競輪では、各都道府県、地区の代表がプライドをかけた熱戦が期待されている。

25日からべっぷ浜脇薬師祭り

 別府の夏祭りを締めくくる「べっぷ浜脇薬師祭り」(ツーリズム浜脇まちづくり推進協議会・浜脇薬師奉賛会主催)が25日から27日まで浜脇温泉一帯で開催される。

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 期間中は、市営浜脇温泉が無料開放されるほか、屋台、毎年好評のおもしろ怖いお化け屋敷(100円)などで賑わう。また、別府市無形民俗文化財に指定されている、身近にある物を使って作る名物の風流見立て細工は毎年、世相を反映したユニークな物が出展され、訪れる人たちの目を楽しませている。
 25日は午後5時半から浜脇薬師如来法要で始まり、お接待、浜脇こども太鼓が花を添え、7時から開会式と見立て細工の表彰式などがある。26日は午後5時半から富くじを販売し、6時から抽選。8時から花魁道中が行われる。
 最終日の27日は午後6時から、幼稚園児から高校生まで参加するユニークダンスシアター、最後は薬師音頭大会で締めくくる。

2017年8月15日 (火)

市軟式野球の中学生新人戦大会

 第36回別府市軟連会長杯中学軟式野球新人戦大会が11、12日に市営野口原ソフトボールA及びB球場で開催された。

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 2年生主体の新しいチームでの試合となり、山の手と浜脇は合同チームで挑み、明豊は第34回全日本少年軟式野球大会出場のため欠場。6チームが出場し、3チームごとの総当たり戦を行い、上位2チームずつ、計4チームで決勝トーナメントを実施した。
 決勝戦は北部と中部の対戦となり、北部が1回裏に1番の藤内(銀)選手が2塁打で出塁すると、送りバントで3塁まで進み、3番の児玉選手の高くバウンドした内野ゴロの間に生還し、先制。4回裏にも5番の菊池選手が3塁打を放つち、続く江藤選手のヒットで1点を追加した。投げては、先発の幸投手(主将)、リリーフの藤内(銀)投手が好投し、ヒット1本に押さえて2ー0で北部が9年ぶり8回目の優勝を飾った。北部のメンバーは次のとおり(敬称略)。
【北部中学校野球部】▽監督=大海智彦▽コーチ=汐見浩一、岡利浩▽選手=幸修也、児玉堅、藤内銀士郎、工藤勇羽音、藤内里音、伊地知優希、渡邊颯汰、藤内和斗、是永翔稀、原田凛星、中本悠斗、豊島快土、高橋柊哉、菊池昻紀、佐藤燦太、佐藤慶一、加藤漣、豊田未来翔、下峰幸輝、小川凌

戦時中の暮らしが満載 「写真週報」

 あす15日は72回目の「終戦日」。駅前本町の蔵ギャラリー&喫茶しばた(柴田初子オーナー)は、戦時中の国民の暮らしが記載された週刊国策グラフ雑誌「写真週報」を所蔵している。

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 同雑誌は当時の内閣情報部により、昭和13年2月16日号(創刊第1号)から同20年7月11日号(第374・375合併号)まで刊行された。当時の価格は10銭・A4版・20㌻。戦時の国民生活を写真で特集しており、当時の人々の窮乏生活を多彩に特集することで実態を和らげる効果を狙ったという。
 柴田オーナー(77)の父で当時全日本翼賛会別府支部で戦意高揚のために活動していた杉原孝次さん(故人)が、別府市中央町の住民に回覧していた同雑誌17冊を保管していたもの。
 第283号は「防空必携写真解説」をテーマに、「焼夷弾が落ちたら」「死傷者が出たら」などのほか、緊急時の飲料水、食料、銀行預金、郵便貯金の扱いなど仔細に渡って解説。このほか人々の身近な暮らしにも触れ、限りある資源の活用方法なども記載。当時の日本国民の生活を知る貴重な資料となっている。一部は現在の防災対策マニュアルとしても生かせそうな内容。
 柴田オーナーは「読んでみると、全然経験したことのない事実ばかり。苦しいことばかりかと思っていたけど、当時の人々は物が不足している中で工夫し、楽しく生活しているように感じた。戦時中だが、精神的な幸福度は今よりも高かったのかもしれない」と話している。

2017年8月14日 (月)

海地獄でオオオニハス乗り

 海地獄(千壽智明社長)はファミリーサービスの一環として「オオオニハス乗り」を、午前10時半から園内で15日まで行っている。

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 オオオニハスはスイレン科でもっとも大きい水生植物で、主にアマゾン川流域に分布している。園内で温泉の熱を利用して栽培されているものは、葉の直径が約150㌢から200㌢にもなり、体重が20㌔㌘までの子どもなら乗れる。毎年恒例のイベントとしてお盆に実施しているが、昨年は葉の発育が不十分だったために中止となり、2年ぶりの開催。
 14日は乗り場の前に長い行列ができ、係員に抱えられて乗って、笑顔でピースサインをしたり怖くて途中で泣き出したりする子どもも。家族も「こっちを向いて」と言いながら写真を撮るなどした。乗り終わった子どもには、お土産として入浴剤「マグマオンセン別府」が配られた。
 北九州市から家族で観光にやってきた尾北彩花さん(4)は「乗ってみるとあんまり怖くなかった。楽しかった」と笑顔を見せた。

第99回全国高校野球選手権大会 明豊勝利し3回戦へ

 第99回全国高校野球選手権大会2回戦に大分県代表の明豊が大会6日目第4試合となる13日午後3時40分、坂井(福井県代表)と対戦し7―6で勝利し、3回戦に駒を進めた。県勢でも6年ぶりの勝利。
 明豊の留守番部隊は、明豊中・高校卓球部43人と教員ら約60人が図書室でテレビ応援し歓喜に沸いた。

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 3回裏、明豊の1番三村鷹人主将(3年)が2塁内野安打で出塁すると、2番の琉尚矢(3年)が投手前送りバントで1死2塁となる。3番の濱田太貴(2年)が左フェンス直撃の適時2塁打を放ち、1点を先制する。
 同点に追いつかれた明豊は5回裏、琉が四球で出塁すると、濱田が右中間適時2塁打を放ち、琉が本塁に戻り勝ち越し点を挙げる。佐藤祐貴(3年)、本多真也(3年)の連続右前安打で1点を追加する。続く吉村建人(3年)が左前適時打で4点目を挙げて、リードを広げた。
 坂井は、明豊投手が佐藤楓馬(3年)から橋詰開斗(3年)に代わった6回表に1死2塁から3連打で3点を奪い同点。8回表2死2、3塁、明豊の3塁手本多が1塁への悪送球で、2人が生還し坂井が初めてリードした。
 8回裏、明豊の橋詰の代打松谷尚斗(3年)が四球を選び出塁。続く、管大和(2年)が遊ゴロで2塁封殺。1塁への悪送球の間に、管が2塁に進んだ。三村主将が左中間適時2塁打で1点を返し、5―6になる。2死2塁に、濱田が左越えに大会第29号となる2点本塁打で7―6と逆転した。
 坂井最後の攻撃となった9回表、明豊は代わった投手の溝上勇(3年)が2番松浦光輝(3年)を1塁ゴロ、3番帰山賢也(2年)を2塁ゴロ、4番牧野大和(3年)を空振り三振に抑えて試合終了した。

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 応援部隊は、1点入れるごとに青いメガホンを打ち鳴らした。坂井にリードを許したときは「キャー」と悲鳴が。しかし濱田の本塁打では、打った瞬間に本塁打と分かる当たりで大歓声が会場に響いた。9回表の最後の打者が三振に倒れると、全員が「やったー」と興奮が最高潮になった。
 校歌が流れ始めると、留守番部隊全員が起立し甲子園の選手らと一緒に歌った。
 川崎絢平野球部監督は「濱田は8回までの打席でタイミングがバッチリだったので、打つのは濱田しかいないと思っていたが、まさか本当に打ってくれるとは思わなかった。濱田は物怖じせず大きな舞台で活躍できる選手なので、初球から積極的に自信を持ってバッターボックスに入ってくれたことが、一番良かったと思う」と逆転弾について述べた。
 試合全体について「つないで点を取ろうと考えており、もっと早く打てれば良かったと感じた。継投については、最初からとても難しいと思っていた。相手が想像以上に粘り強く、ボールに食らいついてきていた。これまでも継投できており、誰かがダメなら誰かがカバーをするといったことをしてきたので、今後もカバーしていく。次の試合は、いかに失点を少なくするか、勝負所でのプレーがいかに効率良くできるかだと思う」とコメントしていた。
 堀順明豊中学・高校教頭は「頑張って、ここ数年の県勢の悲願でもあった初戦を突破したことは嬉しい。このペースで、勝ち進んでほしい。全員が打っていけるので、最後まで諦めずに頑張ってほしい」。
 明豊高校卓球部の後藤秀虎さん(16)=2年=も「とても感動した。野球の面白さを感じ、改めて良いと思った。逆転されたときは『勝つのか』と思ったが、本塁打が出たときは『すごい』と思った。3回戦も、この勝利を自信にして、明豊らしい打線を見せてほしい」とそれぞれ話した。
 明豊の次の試合は大会10日目の第3試合(17日午後1時)から、京都成章(京都)と神村学園(鹿児島)の勝者と対戦する。
 九州勢の残りは、明豊(大分)、聖心ウルスラ(宮崎)、秀岳館(熊本)、神村学園(鹿児島)の4校。

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