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2017年10月31日 (火)

県教委が運動部活動指導者講習会

 大分県教育委員会は、平成29年度運動部活動指導者講習会を30日午後1時15分、別府市役所で開催した。別府市教育委員会が共催で、別府市と日本体育大学との体育スポーツ振興に関する協定事業でもある。県内の部活動指導者ら約90人が参加。

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 井上倫明県教育庁体育保健課長が「多くの生徒が夢や目標を持って、日々、部活動に努力をしているが、一方で様々な課題を抱えている。県立竹田高校の剣道部員の死亡について、裁判の結果を県教委としても重く受け止め、二度と同じような事を繰り返さないように、皆さんと共に再発防止に取り組まなければならない。自身の指導を見つめ直す機会として、生徒の安全な環境を確保しながらこれまで以上に適切な指導をすることで、1人ひとりの個性を生かして成長につながればと思う」とあいさつ。
 寺岡悌二別府市教育長は「別府市は、2019年のラグビーW杯、2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、市民スポーツの醸成機運を高める目的で日体大と協定を結んでいます。部活は、体罰など不安定な要素もあるが、勤務中でのご尽力に感謝します。子どもたちが安心して自分の力を発揮できる部活動になるように祈念します」と述べた。
 川野和人県教委人権・同和教育課主任社会教育主事兼主幹が「子どもの人権を尊重した部活動のあり方」、馬見塚尚孝西別府病院スポーツ医学センター副長が「第2の大谷翔平選手育成プロジェクト」、伊藤雅充日本体育大学体育学部体育学科教授が「生徒の主体的な取り組みを促すコーチング」と題して、それぞれ講話した。
 馬見塚副長は、11月に開催される「別府ONSENアカデミア」でも、「温泉入浴によるアスリートのリカバリーとパフォーマンスの向上」のコーディネーターでもある。「自由にやらせながら、社会に役立つ人材をいくら出せるか。怒鳴ったりすると能が萎縮して、将来のパフォーマンスが下がる」などと話した。
 伊藤教授は、指導のあり方について「対象によって、指導するのが良いか委嘱するのが良いか違う。1つのコーチングスタイルだけだと、いろんな状況に対応できない。大人が考えたメニューだけでやるのは合理的だが、自然発生的な学習も必要。どのように学ぶかが一番大切で、相手が学んだら教えたことになる。学び方を学ばせることにつきる。他者にやる気を起こさせるのは無理。相手は自分とは違う人間なのだから。コーチに出来ることは、ワクワクする環境づくり」などと話し、テーマごとにスマートフォンを使ってその場でアンケートをとるなどしながら、部活指導者たちが主体的に考えられるように行った。

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