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2017年12月 2日 (土)

親方の黒星

 日馬富士の暴力事件は、現役横綱の引退という結果を迎えた。角界を震撼させた。八角相撲協会理事長は謝罪のコメントを出す。日馬富士は痛恨、悔恨の記者会見。
 ここで腑に落ちないのが被害者貴ノ岩の親方の貴乃花。終始無言を貫く。協会の事情聴取には一切応じる気配はない。
 事の発端はモンゴル力士会でのトラブル。根が深い事を匂わせる。
 相撲協会は公益財団法人であり、その運営支援に税金が投入されている。貴乃花親方は説明責任を果たすべきだろう。
 モンゴル力士同志が親睦を深め、巷間こもれ聞くところによれば、「星回し」も行われているという。貴乃花はこれに異を唱えるという。
 よしんば仮にその様なことがあったとしても、所属する協会方針を一方的に覆すのは、はたして責任を負う立場の人間としてどうか。
 大相撲の横綱3人がモンゴル力士、幕内は10人以上が在籍。早い者で13歳から国を離れ日本へ。読み書き会話さえも満足に出来ない子ども達の精神的な支えは何か?同胞の絆以外に一体何があるというか。彼らはお互いを支え合い、故郷に錦を飾るべく、「相撲道」に邁進している事、関係者なら周知の事実。一頃低迷した相撲人気を、支えつづけているのがモンゴル力士。もし貴ノ岩本人が被害届けを取り下げたなら、日馬富士もこのように追いつめられ、退路を選ぶ事もなかったのではと推測される。
 モンゴル力士の団結に異を唱えるのではあれば、日本人力士の技量向上に心血を注ぐべきだ。そして貴乃花親方自身、巡業部長の役職を返上し、説明責任を果たし、今後一切、モンゴルはじめ外国人の弟子入りを拒むべきだろう。これ以上の我を張り通せば、人種差別という痛い黒星となる事を「相撲道」として受け入れて欲しい。
     (陽)

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