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2018年1月31日 (水)

大分ロボケアセンター講演会

 福祉用ロボットを使って身体機能を高めるフィットネスを展開している、大分ロボケアセンター(安永好宏代表取締役社長)=太陽の家内=は、講演会「世界の温泉療法について」を30日午後6時、市保健センターで開催した。約80人が参加。

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 大分ロボケアセンターは、筑波大学の山海嘉之教授が設立したCYBERDYNE(サイバーダイン)が研究・開発・製造・販売するロボットスーツ「HAL」を用いたトレーニングを提供している。HALは、装着することで身体機能を拡張、増幅、補助することができる世界初のサイボーグ型ロボット。大分センターは平成25年に企業誘致によって設立された。福祉用(下肢用)、自立支援用(単関節)、介護支援用(腰)を扱っている。
 はじめに、来賓の阿南寿和副市長が「ロボケアセンターは、別府の宝であり、これからも連携を取りながら事業展開をしていきたい。畑病院では、HALリハビリを使っていると聞き、医療の水準が上がっていると思う」とあいさつ。
 畑洋一・畑病院長が「温泉の効能と別府温泉」、阿岸祐幸北海道大学名誉教授、健康保養地位学研修所代表、NPO法人健康保養ネットワーク理事長が「ヨーロッパの温泉療法について」と題して講演した。
 畑院長は温泉を利用した水中運動などに携わった経験から「温泉だけでなく、運動や食をプラスし、兼ね合わせていくことが大事だと思う」と話した。
 阿岸名誉教授は共にドイツの温泉療養について「ドイツにはクアオルトというのがある。クアは長期間保養地に滞在し、治療するという意味で、オルトは場所。つまり、保養地という意味になる。日本の温泉利用は、首までつかる全身浴だが、ヨーロッパは全然違う。クアオルトには、公園やコミュニティーの場、専門の病院などがあり、エビデンスに基づいて、ヘルスリゾートメディスンとしてすべての医療活動をしている。医学とウエルネスを融合させ、多彩なプログラムを提供し、楽しみながら長期滞在が可能。そこに、行政や保険制度のバックアップが必要。別府は手つかずのものだけという気がする。文化的なものや楽しめる施設、プログラムを作ることで、もっとインバウンドも増えるのではないか」と話した。
 最後に、安永社長がHALを使った取り組みを紹介。自力で動かす力が弱い人に対し、電極をつけて動きをアシストし、力を増幅させて手足を動かす。機械で強制的に動かすのではなく、あくまでも自分の力で動かし、それをアシストすることで、脳に動かす感覚を反復で再認識させることで、効果が表れた実例などをあげて説明した。

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