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2018年2月27日 (火)

防人の矜持

 生目町の工藤重信さんが84歳で逝った。長年自衛官として募集業務に従事。剣道5段練士の腕前。武人として、志ある若者を次々と防人の道へ誘った。

 苦しい家計で自暴自棄に陥った若者、「非行」一歩手前で問題を抱えた子、国防の任を志す子、技術を身に付けるためにこの道を選んだ若者――様々な生活環境にある前途有意な若者達に声をかけ、将来の夢を受け止めさせ、地震に満ちてその背中を押しつづけた。

 自身は終生ネアカな性格で部隊内外に多くの友人に恵まれた。2男1女の子宝にも恵まれた。長男剛司さんは、「力強かった父に涙ばかりの見送りは似合いません。私たちも頑張ってゆくと約束し、感謝とねぎらいの気持ちを心から伝えたい」と気丈にふるまう。この親にしてこの子ありか。遺影は自衛官時代の制服姿、誇らしく微笑みを浮かべた表情がこの人の人生を物語ってるかのよう。  (陽)

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