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2018年3月 3日 (土)

東西の横綱に敬意を

 「今は、別府行くより、草津行こうぜ。」草津の白根山噴火でキャンセルがあい次いだ草津温泉に対し、応援メッセージを新聞広告にして、九州全域にPRした。ネット上では「さすが!別府の心意気」「粋だ!」などの評価が多い───別府観光化が出した。市内の主婦層やホテル、観光業者に感想を聞いてみた。
 「偽善的。やねえ。」「別府を踏み台にしてるみたい。」「大きな資本のある所はいいが、我々中小零細はキツイ。『今は、他に行くよりやっぱり別府に』が合言葉なのでは。」「入湯税も42年ぶりに上る。市の意識はこんなものか」などと手厳しい。受け狙いは「吉本」にまかせて、おこう。───ということか。
 広告の基本理念は、風評などによって受けたダメージを「同じ心の痛み」を共有する者同士とあるが、「心の痛み」とは、電話の相手にキャンセルを告げられたり、ネット予約の取り消しを受ける旅館ホテルの従業員やその経営者、料飲業界の従事者にあたる。「心の痛み」その本質を知ろうとするなら、別府が、「草津行こうぜ」と学生気分のコピーで喜んでいいのか。「東の草津、西の別府」──このほど全国温泉番付けに「横綱」として銘記されている。ライバルの横綱同志なら、相手に対する敬意やエールも、捧げる方法というものがあるのでは。
 たとえば、草津に対する懇意と風評被害を「共有」した現状を鑑み、これを別府はどのように対応したかその具体例を告げ、ともに東西の横綱としての名誉を讃え、力強く前進する激励を供えるべきなのでは。別府市がリードする観光施策、宣伝力では今までには今までにない飛躍的な話題性と認知させようとする力を得た。観光宣伝に対する基本理念もそろそろ改めて見直す機会となったのでは。 (陽)

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