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2018年3月20日 (火)

別府市議会定例会の一般質問④

 別府市議会の平成30年第1回定例会の一般質問2日目午後は、19日午後1時から再開した。午後からは、森大輔氏(新風べっぷ)、加藤信康氏(市民クラブ)、竹内善浩氏(桃花善心の会)の3氏が福祉問題や国際交流、財政などについて質問を行った。

森大輔氏(新風べっぷ)

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 森氏は、別府市の財政について、自主財源となる市税の個人市民税、法人市民税、固定資産税について現状を質問。安部政信財政課長が平成28年度決算で合わせて約122億6千万円で全体の市税収入の89・3%と説明。森氏は「市税の根幹を支える3つの税収がここ10年間で約10億3千万円減収している。どのように増収を図るかが別府市に課せられた大きな課題ではないかと認識している。入湯税の増税が決まったが、どのように増収を図るのか」と質問。
 内田剛総務部参事が「入湯税の引き上げ部分で観光振興を推進し、ブランド力を上げ、観光産業全体を向上させることで、個人及び法人所得増加による税収の増収、資産である土地の評価も上昇すると考えている」と答えた。
 これを受けて森氏は「入湯税の増税を機に、観光産業を盛り上げていくという事は当然だと思うが、この増税がそれだけに終わるのでは、議決した意義がないと思っている。逆に言えば、3つの市税の増収が見られない、市民所得の向上が実現出来なかった、地域経済全体の活性化に繋げることが出来なければ、今回の増税は政策的に失敗だったと言われても仕方ないと思う。観光地別府の運命は、超過分を観光浮揚策のために効果的に使えるかの1点にかかっている」とした。
 防災対策について「草津の本白根山も警戒レベル1で兆候も観測できず、噴火の予測の難しさを感じ、対策が求められている」と質した。
 原田勲明共創戦略室長が「噴火すれば、甚大な被害になることは十分認識している。具体的な対策の計画を作りたい」とした。他にも国際交流と国際留学の振興について質問をした。

加藤信康氏(市民クラブ)

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 加藤氏は、臨時・非常勤職員制度について、「臨時・非常勤職員は全体の41%を占めている。定員適正化計画で人件費は1年で約8億円減っている。人数では、平成17年から29年にかけて180人ぐらい減っているが、実態は、正規職員が非正規職員に切り替わっただけではないかと感じている。残された正規職員の負担が増えている。非正規職員の採用はどのようにしているのか」と質問。
 末田信也職員課長が「臨時は半年更新で最長1年。非常勤は2年で満了し、再度試験をしている。採用時には経験は考慮せず、平等にやっている」と答えた。
 加藤氏は「人が変わって引き継ぎや指導などの負担がかかると思う。会計年度任用制度ができるが、スケジュールはどうなっているのか」と重ねて質問。
 末田課長が「一般職の非正規職員は廃止され、会計年度任用制度に平成32年度から移行する。臨時的職員は運用が明確になり、会計年度任用制度では期末手当の支給など待遇面の改善がされる。平成30年度中に非正規職員を個別に精査し、配置する人数や人件費の見直し、条例改正、電算システムの変更などが必要で、31年度までには全ての作業を終えたい」と説明。
 加藤氏は「一時的には人件費が上がる。働き方改革や協働の推進、事務量の見直しをしていかないとさらに減らすのは厳しい。人件費=事業費だと思っている。1人ひとりの能力を上げてほしい」と要望。
 多文化共生施策について「実態を把握しながら、施策の充実を図ってもらいたい」と要望した。他にも指定管理者制度についても質問した。

竹内善浩氏(桃花善心の会)

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 竹内氏は、市民の多様性の理解と対応について「1人ひとりの顔が違うように、多様性がある。子どもの個声(こせい)についてどう考えているか」と質問。
 姫野悟学校教育課長が「子どもたちの声を聴く仕組みは、担任や図書司書、スクールカウンセラー等による日常的な関わりが最も大事だと思っている。必要に応じて、関係各団体などと連携している」と説明。
 また、LGBT(※)の人権について「同性同士の社会生活における関係をパートナーシップというが、別府ではどう考えているのか」と質問。
 三宅達也人権同和教育啓発課長が「多様な性を生きる事は人権として尊重されており、パートナーシップも尊重されるべきものだと認識している。正しい知識の普及や啓発が必要」と答えた。
 また、ユニバーサルデザインの推進についても「高齢者や障がい者を対象としたものがバリアフリーであり、全ての人を対象とするのがユニバーサルデザインと捉えているがどう考えるか」と質問。
 山内佳久都市政策課長は「大分県福祉のまちづくり条例などに沿って施設整備などを行うことでユニバーサルデザインの推進を図っていくものと考えている」。岩尾邦雄福祉保健部次長兼障害福祉課長も「誰もが生活しやすい環境が整えられているユニバーサル社会の実現を目指すためには、心のユニバーサルデザインという意識づくりが大切。当事者の声を聴きながら支援に努めていきたい」と答えた。他にも、別府市の調査能力と評価能力についても質問をした。
 ※LGBT=性的少数者を限定的に指す言葉で、男女それぞれの同性愛者、両性愛者、トランスジェンダーの頭文字をとった総称。

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