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2018年3月20日 (火)

パフォーマンスは飽きた!

 人様の女房の不始末を罵って、鬼の首取ったと思ったら大間違い。オヤジ議員に対する「忖度」?───そんなの、あって当り前。
 極端な意見が横行する森友学園の国有地払い下げ問題は、売買決裁文書の書き換えで、新たな政局を迎えた。新聞各紙は安倍内閣の大幅な支持率低下を訴えている。ところがそれでも30%台は維持している。
 冷静に見れば、安倍晋三氏が首相として、政治家として不適任であるという説得には、乏しい野党の追及論戦に感じる。
 この件分かり易くいえば、問題は財務省が政治家本人からの具体的な要望で文書を改ざんしたのか。単なる「忖度」なのか、そこが深層の本質であるのでは。
 財務省というより、旧大蔵省を見ると、官僚の中の官僚。スーパーエリートは国家予算全般を握る超国家権力だ。各省の局長クラスが大蔵省の課長、係長クラスに頭を下げる。「官官接待」は、各省庁が競って「大蔵」をヨイショした。バブル期に発覚した。
 現在では全く下火となり、その「風習」も途絶えたと聞く。大蔵を物の見事に手玉に取った政治家は、旧海軍主計将校の中曽根康弘氏と田中角栄氏の2人くらい。あとは力の強い政治家に適度な忖度をくり返し、組織の維持拡大に努めた。戦後73年は、「大蔵」の力量によって経済発展を続けられた側面も確かにあるのだ。今回は安倍政権対官僚の図式も垣間見えてきた。政治家は官僚から「忖度」されてなんぼ……。開き直った発言もある。国民代表が国事事務を担う役人から使われては議会制民主主義の本質が揺らぐ。
 真相究明もさることながら、政治と官僚の正しい関係の構築も今回の課題とするべきだろう。
 事の本質は、国有財産を管理する者が、産業廃棄物を埋めた国有地(キズ物)を高い値段で売り払う。買い主は教育者の仮面を被った商売人。有力者の名前を掲げ首相夫人を上手に乗せて、「法外」な値段でこれに飛びついた。ウソ師と詐欺師の闘いだ。世間知らずのお嬢様を操った。まさに「ブービーズ・トラップ」=(愚か者のワナ。ベトナム戦争時代、ベトコンが使用した竹やりの落とし穴など)=にかかったワケだ。
 加えて、参院予算委員会の野党の追及のだらしなさ。事の本質を吐露させる技法が全くない。「倒閣」を急ぐあまり、推測を積み重ねた論法で終始するかのような感じを受ける。早く結論を導き出せ。部隊に立つパフォーマンス議員には飽き飽きする。 (陽)

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