本紙購読

特集ページ

« 2018年3月 | メイン | 2018年5月 »

2018年4月26日 (木)

ITサービスのアジアクエスト

 日本国内やアジアでITサービスを展開するアジアクエスト株式会社(桃井純代表取締役、本社・東京都)が、別府市にオフィス「別府Lab」を10月に開設するのに伴い、25日午前11時40分、県庁で立地表明が行われた。

0426t2

 アジアクエストは、2012年4月に設立されたITサービスの会社だが、東京本社の他に福岡、インドネシア2カ所、マレーシア1カ所で約200人の社員を抱えている。2020年までにシンガポール、フィリピン、タイ、ベトナムとアセアン地域に現地法人の開設を目指している。モノをインターネットにつなぐIoTプラットフォーム「ビーコネクト」を活用し、リアルタイムで所在確認をしたり、外部への持出し禁止備品などの管理、子どもや高齢者の見守り、パソコンなどの大切な物を紛失した際の位置確認、帰宅通知など、子どもや離れて暮す家族の「もしも」のトラブルをいち早く察知するシステムなどのIoTソリューション、ウェブシステム・アプリ開発、ITインフラの基盤構築・運用、クラウドなどの業務を行っている。
 社員にも立命館アジア太平洋大学(APU)の卒業生をはじめ、別府にゆかりのある人が多く「ITで大分県と別府市に貢献したい」と別府に拠点を設けることにした。事務所は、京町のAPUプラザ・オオイタ2階で、1年目に5人、5年目に30人の雇用を見込んでいる。事業開始は7月、事務所開設は10を予定。人材育成を含めたシステム開発やIoT、AI等の先進技術を用いたサービスの展開、海外戦略の企画立案を行う。
 県庁には、桃井社長、岩崎友樹SI事業部長、九州戦略室の岡田祥伸さんが出席。岩崎部長(34)は、みなとタクシー元社長の岩崎恭司さんの次男。昭和58年別府市生まれ。岩田学園の中学、高校を経て慶應義塾大学経済学部を卒業。一時IT関連企業に就職。その後、同社の創業メンバーとして活躍している。岡田さんはAPU卒業生。
 桃井社長が広瀬勝貞大分県知事、長野恭紘別府市長に立地表明書を手渡し「あらゆる分野から引き合いがあり、かなり成長力のある中小企業だと思っています。ITで他の中小企業の皆さんの力にもなれると思います。東アジア進出に向けて、APUの学生の採用にも力を入れており、現在6人を採用しています。国内、海外といろいろな働き方ができる」と話した。
 広瀬知事は「こんなに別府やAPUが光っている企業は初めてではないかと思う。APUを誘致した大分県としては、うれしい。大きな企業に成長してほしい。大いに歓迎し、期待している」。長野市長も「熱い別府愛をいただき、うれしい。別府市としても学生に残ってほしいという思いがある。出来ることがあれば、声をかけてほしい」と話した。

別府市が職員の非常招集訓練

 別府市は、職員の非常招集訓練を25日午前6時から行った。一昨年の熊本地震の災害対応の経験を風化させない取り組みの一環。

0426ta2

 地震などの突破的に発生する災害の対応と平時の職員の危機管理意識の向上を図るのが目的。また、新年度で職場環境が変化していることも受け、再度各課での対応を確認することも目的としている。
 午前6時、大分県中部を震源とする地震が発生し、震度6弱の地震が発生したーとの想定で行われ、防災用職員メールを送信。内容を確認した職員は、市役所や各職場に参集した。対象は正規職員で、午前7時までに83%の811人が出勤した。

0426tb2

 6時50分から、管理職約90人が集まり、長野恭紘別府市長が「参集する中で、熊本地震で急いで登庁し、災害対応に奔走した事を思い出したのではないかと思う。県内は昨年の九州北部豪雨、台風18号、今年に入ってからは、中津市の大規模な山崩れなどが発生している。いつ何時災害が起きるか分からない状況が続いているということを改めて認識してほしい。それぞれの課でどういった行動をどう優先順位をつけて誰が行うのか、どこと連携をするのか。各科長は、災害対等業務を効率的に行うため、課題の洗い出し、解決策、事前の準備を課員とよく協議してほしい。部長は、各部の指揮命令系統のトップである事を再認識し、各課の対応課題の解決、部内の調整、部局間の調整に力を発揮してほしい。また、庁内だけで解決できる課題ばかりではないと思う。1人ひとりが関係機関と日頃からのつながりをもってほしい。今年度からは、意識して地元の防災訓練に積極的に参加してほしい」と訓示した。
 午前7時から約1時間、各課で災害時の所管事務の確認、協議を行った。

2018年4月25日 (水)

内竈大人・こども食堂が開店

 内竈大人・こども食堂(渡邊和子代表)が24日午前11時、内竈9組の(有)渡辺土木内で開店した。同町の住民など12人が参加した。

04253

 渡邊代表が、地域のために何かしたいと考え、別府市ボランティア連絡会の野中博美会長に相談し、大人と子どもの交流の場となる「食堂」を立ち上げることにした。今回は大人が対象。子どもは夏休み・冬休み・春休みなどの長期休校のときに参加してもらう。また、子どもにどんな料理を出すかなどの打ち合わせも行った。
 始めに渡邊代表が「何を用意してよいか分からなかったので、今回は山菜づくしにしました。感想を言ってもらえれば、次に反映させていきたいと思います」とあいさつした。
 今回は、ちらしずし、ワカメのお吸い物、ワラビとタケノコの煮付け、フキとシイタケの煮付け、ポテトサラダ、ホウレンソウのごま和え、タケノコの木の芽和え、酢レンコン、唐揚げを食卓へ。
 食材は、内竈で取れたもの。「地産地消」で参加者は「美味しい!」と舌鼓を打った。
 また、希望者は入浴もできる。今回は、「現代の名工」でもある恒松恵典内竈自治会長がお風呂に花を生け、参加者は驚きの声を上げていた。
 参加した岡田浩子さん(75)は「山菜づくしで、美味しかった。また、薄味で食べやすく、味付けが優しい。食事代も安く、魅力的。みんなとワイワイ言って、楽しめた」と話した。
 次回は、5月23日を予定。食事代は大人300円、子ども200円。
 参加申し込みや問い合わせは、渡邊代表(電話67―8273)まで。

急傾斜地崩壊危険箇所の点検など

 別府市は、中津市耶馬溪町で発生した山崩れを受けて、別府市内でも各種対策を行う。
 山崩れでは、別府市からも消防隊員が5人体制で23日まで、救急隊員が3人体制で12日まで派遣。救助は24隊延べ120人、救急は3隊延べ9人が活動に従事した。
 また、市内の急傾斜地崩壊危険箇所285カ所のうち、崖高30㍍以上で付近に民家があり、未対策の94カ所について、26日から県別府土木事務所と合同で点検を行う。
 市内の土砂災害警戒区域の指定は、土石流が83カ所で、すべて周知済み。急傾斜は323カ所で32カ所が未周知となっており、地すべりはない。未周知の32カ所は、平成29年8月に2カ所、平成29年11月に30カ所指定されたもので、5月末までにハザードマップを配布することにしている。

広瀬知事が陸自別府駐屯地を訪問

 中津市耶馬溪町で発生した山崩れにおいて、行方不明者の捜索に昼夜を分かたず取り組んだ、陸上自衛隊別府駐屯地に広瀬勝貞大分県知事が24日午後0時11分、訪れた。

0425t2

 広瀬知事、安東隆副知事、山本生活環境部長、牧敏弘防災局長が訪れ、自衛隊は、山田憲和第41普通科連隊長兼別府駐屯地司令、柴田良和第2科長、小菅祐山第3科長らが出席した。
 広瀬知事は、自衛隊の活動に感謝の気持ちを表し、互いに連携を深めていくことを確認した。

「絹本着色雪村友梅像」の修復終了

 別府市教育委員会は、赤松公民館から寄託された「絹本着色雪村友梅像(けんぽんちゃくしょくせっそんゆうばいぞう)」=市指定有形文化財=の修復事業が終了し、保管していた赤松自治会にレプリカの贈呈式を市役所で24日午後4時に行った。

0425t3

 「絹本着色雪村友梅像」は、臨済宗の寺院で大分市にある万寿寺の末寺であった、別府市赤松の松音寺(しょうおんじ)に所蔵されていたもの。松音寺の開山は雪村友梅とされており、寺の裏手には貞和2(1346)年12月2日と命日を記した開山塔もある。松音寺はすでに廃寺となっており、現在は赤松公民館になっている。管理していた赤松自治会から市教委へ寄託された。
 雪村友梅(1290~1346)は、鎌倉時代末期から南北朝時代の日本の禅宗を代表する臨済宗の名僧。越後国で生まれ、徳治2(1307)年に元に渡り、元の朝廷から「宝覚真空禅師(ほうかくしんくうぜんじ)」の号を与えられた。帰国後の建武元(1334)年に豊後守護大友氏に招かれ、大友氏の菩提寺・府内万寿寺の住持を務めた。
 着衣などに描かれた線描と顔かたちの表現に用いられている細やかで柔らかな線描の巧みな使い分け、細やかな工芸技法の描写など、鎌倉・南北朝時代14世紀の肖像画に通じる点が多く確認できるという。雪村の没後間もない頃に描かれたものではないかと見られているが、作者は不明。市教委は「県内でも数少ない中世に遡る肖像画の1つであり、別府市の仏教文化財として大変貴重なもの」としている。修復には618万5710円かかり、うち469万円は住友財団文化財維持・修復事業補助金を活用。
 長野恭紘別府市長から渕野平馬赤松自治会長にレプリカが手渡され、修復された肖像画も披露された。ツーリズム浜脇まちづくり推進協議会の清家政人会長(山家自治会長)、三重野治久事務局長(浜脇3丁目自治会長)、地元の首藤正市議が同席した。長野市長は「貴重な赤松の宝を提供していただき、ありがとうございました。美術館で所蔵し、より多くの市民に見てもらえようにしたい」とあいさつ。
 渕野会長は「修復する前と比べると、ここまでなるとは思わず、びっくりしています。歩こう会などが公民館にも寄ってくれるので、地区の皆さんにも見せてあげたい」と話した。

2018年4月24日 (火)

グ~ンと伸ばそう「健康寿命」

 別府市老連の取材に行くと感じるのは、65歳以上の高齢者だが本当に元気いっぱい。
 グラウンド・ゴルフ、ゲートボール、ペタンクのスポーツ大会、折り紙教室、うたごえ広場、ウォーキングなど多彩な活動があり、65歳以上とは思えない足腰の強さや指先の感覚がある。
 「まだまだ若いもんには負けんよ」という声が聞こえてきそう。(田口)

日出町歴史資料館と帆足萬里記念館 再会館

 日出町の歴史資料館・帆足萬里記念館が整備事業を終え、再開館式典を24日午前9時、現地で行った。

0424ta2

 資料館・記念館は旧町立図書館(萬里図書館)で、図書館の移転に伴い、平成28年1月に建物をそのまま活用して開館した。しかし、収蔵品の適正な管理などを行うため、同年9月末で休館となっていた。
 28年度は、資料収蔵庫、エントランス、埋蔵文化財整理室などの適切な湿温度環境及び防火・防虫対策などの施設整備を実施。29年度は展示場設備や展示ケースなどの整備を行った。総事業費は約6400万円。
 本田博文町長は「整備を改修を行い、収蔵品、展示品の適切な保存、管理が出来るようになった。休館中はご迷惑をおかけしました。10月6日からは国民文化祭・障害者芸術文化祭も始まり、多くの人に帆足萬里を知ってもらう良い機会になると思う。貴重な歴史・文化を守り、伝える中で町民に愛される施設として運営していきたい」とあいさつ。

0424tb2

 来賓の森昭人日出町議会議長が「致道館なども含め、城址周辺の整備が終わった。この資料館・記念館が文化活動の拠点として、有効に活用され、沢山の人に歴史に触れてもらえればと思う」と述べた。
 引き続き、同館の平井義人館長が「致道館・記念館が日出町に資する意義と課題」と題して講話した。帆足萬里と弟子の思想家で教育者の毛利空桑の関係について手紙を読み解いて解説。「若い人にも歴史に興味を持ってもらえるような企画をしていきたい」と話した。
 同館は、1階は受付、展示室、収蔵庫、埋蔵文化財整理室など。2階は閲覧室、研究室、事務室がある。開館時間は午前9時から午後5時(入館は4時半まで)で、観覧料は無料。月曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始(12月29日~1月3日)が休館日。今後は常設展を年3回、特別展を年1回実施したい考え。問い合わせは電話726100へ。

都市整備の随時監査

 別府市監査委員(恵良寧、野口哲男、高森克史の3氏)は、建築・土木工事の随時監査の結果を23日、長野恭紘別府市長に提出し、公表した。
 対象となったのは、公営競技事務所、子育て支援課、都市整備課、施設整備課、下水道課、教育委員会教育政策課、消防本部の建築・土木工事。建築工事は井上正文日本文理大学建築学科教授、土木工事は佐野博昭大分工業高等専門学校都市・環境工学科教授に委嘱し、専門的な見地から実施した。
 工事技術に関する指摘事項はなかった。建築工事では▽別府競輪場選手宿舎管理棟新築外工事=工事監理においても別府市の関与を大きくし、外注コストの削減に努めてほしい▽亀陽泉周辺整備消防分団移転新築工事=2階部分は常時使用するものではないため、住民から希望がある場合は、一時使用など有効活用を検討を。小規模の建物においては、設計業務を外注方式にせず、担当部署における業務とすることで、建築系職員のレベルアップを図るとともに、公的経費の削減につなげて欲しい▽かめがわ放課後児童クラブ室新築外工事=小規模の平屋建物で、子どもの生活空間としての性格を考えると、木造建築を前向きに検討すべきーとし、工事監理を担当する建築士の有資格者に対する待遇改善も合わせて検討して欲しいとしている。
 土木工事については▽志高~野尾原太郎丸線法面保護・道路整備工事=交通量調査結果のデータが3年以上も前のものであり、歩行者類の数がゼロであることに多少の違和感を覚える▽八石荷戸2号線道路整備工事=監査書類が少なく、工事状況等の確認が困難だったーとした。全般的に「書類監査の折に、工事担当者が答えることが出来ない場合もあった。説明の声も小さく、十分に聴き取ることが出来なかった場面も多々あった。質問に対して、分かりやすく説明するという基本的な対応が出来る事を切望する」と厳しく指摘している。

県東部保健所が衛生監視指導

 大分県東部保健所(内田勝彦所長)は春の観光、行楽地での衛生監視指導を、23日午後1時半から杉乃井ホテルで実施した。同保健所監視員と別府食品衛生協会(小出英治会長)の指導員など約10人が検査を行った。

0424o

 春の行楽シーズンに向けて、飲食店や宿泊施設、土産物売り場などの観光関連施設における食品による事故を防止し、施設の衛生管理の向上を図るのが目的。
 杉乃井ホテル内の調理場で汚れを簡易に測定して数値化できるATP拭き取り検査や食品衛生チェック表による点検、売店で土産品の管理状況と表示についての点検、浴場で衛生管理点検が実施された。
 調理場では検査員が帽子、マスク、エプロンを着用し、整理整頓や清掃の状況、手洗い設備、まな板と包丁、調理器具の保管状況、冷蔵庫内の温度(10℃以下)、従業員の健康チェックなど10項目を検査した。
 売店では、食品ごとに陳列状況、賞味・消費期限および期限表示の有無、アレルギー表示抜けなどの不適切事項がないかどうかなどの確認を行った。検査の結果を受け、「ほとんどの場所で問題はなかった。作業後は手洗いなどを忘れないよう、今後も気をつけてください」などと指導をした。
 同保健所の末永宏参事兼衛生課長は「これから行楽シーズンを迎えるにあたり、『細菌をつけない・増やさない・やっつける』の食中毒予防3原則を守ってほしい。また、職務従事者からの感染を防ぐため、体調管理もしっかりしてほしい」と話した。
 県によると、平成30年の県内での食中毒発生状況は、14日現在で8件。うち別府市では2件発生しており、いずれも飲食店が提供した料理が原因。病因物質はノロウィルスとしている。

google

  • 検索(β)

    サイト内検索
    ウェブ全体から検索

大分の天気