本紙購読

特集ページ

« 「学習」のスタート | メイン | コミュニケーション大事に »

2018年4月16日 (月)

亀川地区で総合防災訓練

 4月16日で、熊本大分地震から2年を迎えるのを前に、亀川地区総合防災訓練とJR九州大分支社の合同訓練が15日午前10時半から行われた。約770人が参加した。

0416t3

 午前10時半に別府湾でマグニチュード7・2規模の地震が発生し、別府市は震度7を観測。気象庁は地震による津波の発生の恐れがあるとして、瀬戸内海沿岸に大津波警報を発表。亀川地域もブロック塀の倒壊や道路の一部陥没・亀裂が生じている状況ーとの想定で実施。
 JRは、小倉方面に走行中、緊急地震速報を受け、亀陽泉踏切と本町踏切の間で緊急停止。津波が来るということで、乗客を誘導して列車のドアを開けて線路外に避難させた。昨年も訓練をしたが、今回は住民を乗せて車椅子利用者や盲導犬利用者も初めて一緒に参加してもらった。車掌が大きな声で避難を呼びかけてドアを開けると、高さ150㌢下の線路にそのまま降りたり、避難はしごをかけて降りた。車椅子利用者には、乗客が協力して避難を手伝った。その後、歩いて避難所の市立北部中学校まで移動。

0416t2

 また、亀川地区の住民は歩いて高台まで避難し、そこから亀の井バス、大分交通、日清観光のバスに住民を乗せて北部中学校まで移動した。北部中学校では、市社会福祉協議会によるブースや保存食の配布などが行われた。
 この訓練に立ち会った和歌山大学の西川一弘准教授による防災講話もあった。西川准教授は「電車からの避難では、乗客の協力が必須。運転手と車掌だけでは全員の手伝いをするのはほぼ不可能です。指定避難所への避難は、地域との連携が必須。別府は観光地なので、観光客に分かりやすい看板の設置などが必要となる。旅行者にとって優しいまちは、住民にとっても安心なまち。いろんな災害と向き合っていく必要がある」と話した。
 閉会式で、長野恭紘別府市長は「JRの訓練では、緊迫感がすごかった。皆さん、熊本地震の時は大変な思いをしたと思います。命が一番大事。まずは自分の命を守り、大事な家族の命を守るにはどうしたらよいかを考えてほしい」。兵藤公顕JR九州大分支社長が「短い時間で乗客を避難誘導することがミッションで、実りの多い訓練だった。課題は沢山あると思うので、皆さんに聞き取りをし、課題解決をしていきたい。安全安心の乗り物として訓練をしていくので、皆さんにも利用してほしい」。恒松直之市自治委員亀川地区支部長も「訓練を重ねて課題解決していこう」と述べた。
 訓練に車椅子で参加した福山陽子さん(46)は「列車は時々利用しています。緊迫感、臨場感があった。戸惑うことはなく、スムーズに避難できたと思う」と感想を語った。

google

  • 検索(β)

    サイト内検索
    ウェブ全体から検索

大分の天気