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2018年5月28日 (月)

世界温泉地サミット分科会と宣言

 世界温泉地サミットは午後1時40分から分科会を観光、医療・健康・美容、エネルギーの3つに分かれて実施した。

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 「観光」では、久保田美穂子亜細亜大学准教授がコーディネーターを務め、桑野和泉由布院温泉観光協会長、涌井史郎東京都市大学特別教授、デーヴィット・ジェームズ英国バース市観光局長、ジェローム・フリポ仏カンパニー・ド・ヴィシーCEO、ヨランダ・ペルドモ前国連世界観光機関アフィリエイトメンバー部門長がパネリストとなった。ジェームズ局長は「英バース市は8割が英国内からの客だが、マーケティングにおいて高い評価を得るには、投資が必要。海外からの客の平均滞在日数は5日ほど。週末がすごく多い」と説明。フリポCEOは「仏は医療処方箋を持ってくる人は3割ほどだが、健康を享受したいと来る。海外客は10%ぐらいだが、ロシアからが多く、12日間ぐらい滞在している。最近では、中国からの客も多い」と説明した。

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 「医療・健康・美容」では、合田純人NPO法人健康と温泉フォーラム常任理事がコーディネーター、パネリストは斉藤雅樹東海大学教授、早坂信哉日本健康開発財団温泉医科学研究所長、マークス・マッツ独クア&スパ・バートクロツィンゲン副館長、モッシモ・サビオン伊アバノ・モンテグロットホテル協会長、ヤスコ・ジュアンド仏SPALOHAS倶楽部代表理事がパネリストとして行われた。日本の温泉が大好きだというサビオン会長はその魅力を「温泉に行くと、精神的に満たされる。日本の温泉は世界1だと思う」と語った。斉藤教授からは、ソフトエビデンスの可能性について提案があった。温泉研究は、入浴時間や泉質、温度などが人によって違うので、研究が難しかった。「ソフトエビデンスは、自己申告制で、正確さには多少欠ける部分もあるが、大量に素早く日常的にデータを得ることができる」とした。
 「エネルギー」では、コーディネーターは安川香澄再生可能エネルギー研究センター副センター長、パネリストは、福田孝一九州電力エネルギーサービス事業統括本部火力発電本部地熱部長、山田茂登富士電機発電事業本部火力・地熱プラント総合技術部担当部長、グレッグ・ビグナル・ニュージーランドGNSサイエンス地熱化学部長、アーサ・ブリンヨルフスドッティル・ブルーラグーン・アイスランド研究開発担当役員。ビグナル学部長は「NZは20%ぐらいを地熱発電が担っている。地表に近いところから熱を取っている。規模を考え、環境への負荷を最低限にすることが大切。自然のものを十分に活用し、環境に責任を持てるように資源管理をしなければいけない」と話した。産業面や生活面等での利活用、温泉に影響を与えない利活用等について話し合った。
 最後に全大会を開き、コーディネーターが分科会の総括を行い、▽世界の温泉地への発展に貢献=ネットワークを最大限生かし、温泉に関するデータベースの構築に取り組むと共に、新たな価値の創造と相互交流を図る▽温泉と観光振興=これまで以上に誰もが楽しめる温泉観光の実現を目指す▽温泉の医療・健康・美容への利用=クア(療養)に加え、ウエルネス(健康、美容)へ拡大していることに注目▽温泉のエネルギー利用=発電や地域冷暖房、農業、水産業と一体となった熱利用など、様々な分野でエネルギー利用を進める▽世界温泉地サミットの継続ーをサミット宣言として行った。
 また、会場では「別府温泉の恩返し」でも協力した「たまや」による出張足湯コーナーもあり、多くの人が別府温泉を楽しんでいた。
 最終日の27日は、エクスカーションがあり、参加者が実際にJR別府駅外国人観光客案内所や海地獄、鉄輪散策、中津市で開催されガストロノミーなどに参加した。

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