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2018年7月 4日 (水)

「国の宝」とは

 サッカーW杯ロシア大会、日本チームは劇的な闘いで幕を閉じた。開催直前、監督更迭にはじまり、それまでの親善試合やテストマッチでは散々な結果。急きょ西野朗氏が監督に就任。先行き「不安」の暗雲が立ち込めた。
 状況は一変した。6月19日強豪コロンビアに快勝。一戦一戦で進化し続けた。諸外国に比べ高年齢のベテランが「新人の躍進を阻む」とまで言われていた。6月24日アフリカの強豪セネガルの身体能力を打ち砕き2-2の同点。ヨーロッパの雄ポーランドとは1-0の僅差。ベスト8をかけたベルギー戦では言わずもがな、日本時間午前3時キックオフ。眠気を覚ます94分間の激闘を終えた。涙に倒れた選手団の後を追った、FIFA大会役員が選手のロッカールームをのぞいた。完璧に清掃され、テーブルの上にロシア語で「ありがとうございました」のメッセージカードが立てかけられていた。感動した大会役員はSNSでこの模様を世界に発信。世界中から百万人に近い人々が称賛の声をあげた。今回の闘い、「弱小日本、奇跡の大躍進」と伝えられている。ロシア大会を問わず、選手のみならず、日本応援サポーターは、観戦席の清掃奉仕を行ったり、マナーの良さも伝えられる。選手はキャンプ先の宿舎や現地人との交流もあり、高い評価。
 日本、ベルギー戦の直前。タイ北部の洞くつで行方不明となっていた、地元の少年サッカーチーム12人が10日ぶり、「全員生存」が確認された。「奇跡の生還」に向けた情報がもたらされた。
 サッカーW杯開催のこの時期、「サッカー」と「奇跡」つながりの心を洗うようなニュースだった。この捜索には、タイ国軍をはじめ、日、米、英、中の国際チームも参加しているという。
 また、あえて付け加えておきたい。日本選手の行ったファウル(反則行為)数は世界第2位の少数。フェアプレーがピッチ内外に及んだ。国際親善外交もこなして来た。幼少の頃からサッカー一本槍で生きて来た彼ら。誰がこのように育て上げたのか。まさに「国の宝」として受け止められるのでは。サッカー知らずの愚生ごときが、口を挟むべきものではないのは百も承知ながら、ここに改めて思いを記してみた。
     (陽)

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