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2018年9月22日 (土)

笑顔の抱擁に隠されたもの

 文在寅韓国大統領と金正恩朝鮮労働党総書記の第3回南北首脳会談は大成功―――と盛り上っている。誠に結構なことだ。
 南北首脳の共同宣言は、朝鮮半島の安定化と安全保障に向けたメッセージ。▽非核化の促進▽経済交流▽文化交流が主軸。南北融和の気運は新たな次元に進む。しかし両氏の「友情」が真に半島の平和、安全保障に資するものであるのか、我々にとっては安閑看過できるものでは決してない。
 北の国家的犯罪、テロ活動である、「拉致」問題の全面解決こそ、北の孤立からの脱却であり、平和安定を求める国家の姿を感じさせるものなのでは?
 40年前東北の漁村に生きる若い男女は、時折りのデートを楽しんだ。海辺に広がる砂浜の散策は、おたがいの愛を育む絶好の環境でもあった。ある日、男達から突然声をかけられ、目隠しと猿ぐつわ、手足を拘束されて、船舶へ。日本海を渡り、見た事も聞いた事も感じた事もない、世界の施設に放り込まれた。囚人同然の生活を強制される。気が付けば語学を含む日本文化を教える役になり、アメとムチの日々。下校中の女子生徒、買物帰りの主婦、会社から家路に急ぐサラリーマン、留学旅行先の土地で、あらゆる層の善良なる日本国民が被害者となった。気が遠くなる程の歳月を費やした。帰る場所はどこか、夢も希望もこれからの人生もすべて奪われた。なかには傷病を患い、帰らぬ人となった人達も。これが拉致の実体なのである。
 文氏、金氏の笑顔の握手の裏側には、人々の絶望と苦しみが存在する事を忘れてはならない。北は何の目的を持って罪なき人々の自由を奪いつづけたか。北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)は1948(昭和23)年に建国。50(昭和25)年、独立国家の誕生を目指し、南(韓国)から2万人を目標に同邦の朝国人を拉致、国家を形成するため海外の知識層(インテリジェンス)の奪取をスタートした。1980年代初頭まで続く拉致被害者は、日本人の場合、警視庁の調べによると880人にのぼると推定される。建国の「礎」自体が外国人拉致によるもの。金日正氏の時代に始まった革命国家方針だから「悪いこと」「国家の罪」という意識は無い。1978(昭和53)年時点、北の拉致被害国は、日本、韓国、シンガポール、タイ、ルーマニア、レバノン、中国(マカオ)、マレーシアにのぼる。
 中東の国「レバノン」の女性4人が、日本企業の社員募集のトラップ(罠)により面接、北に拉致された。レバノン政府は即座に正式な外交ルートを通じて解放なき場合は、武力行使すると警告、この後4人は無事解放された。国家テロに屈せず、武力行使の覚悟をもって自国民の安全を確保した。あのレバノンがである。
 我が国憲法第9条を「平和憲法」と称する。国際紛争の解決手段としての武力行使と、陸海空軍事力、その他の戦力は保持しない。交戦権は認めない。―――とある。これは「平和」どころか「棄民憲法」。拉致は立派な戦争手段。文金両氏の抱擁が平和を希求する国の姿―――ふざけるな!拉致被害者が故郷に戻り、家族と抱き合う姿こそが、平和に向けた責任国家のあるべき最低限の意思表示である。我々は決して忘れる事はない。   (陽)

別府市交通安全大会に200人

 「秋の全国交通安全運動」の一環として「別府市交通安全大会」が22日午前10時、別府市公会堂大ホールで開催され、約200人が参加した。

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 始めに、山名義弘別府地区安全運転管理協議会長が開会の言葉を述べ、参加者全員で交通事故の犠牲者へ黙とうを奉げた。
 主催者の別府市交通安全対策協議会副会長の川上隆別府市副市長が「昨年と比べて、交通事故は減少しています。市民が、事故による深い悲しみがなくなるよう、死亡事故ゼロを継続しましょう。そして、別府を安全で安心な町にしましょう」と同協議会長の長野恭紘別府市長のメッセージを代読した。
 木村浩和別府警察署長は「歩行者は、明るい服装と反射材の着装が効果的です。交通事故のない別府市の実現をするため、警察としても交通事故防止対策を取っていくことを決意します」とそれぞれあいさつ。
 来賓の黒木愛一郎市議会議長、寺岡悌二別府市教委教育長、塩地奎三郎市自治委員会会長、林三男別府市老人クラブ連合会会長が紹介された。
 来賓を代表して黒木市議会議長が「交通事故は、一瞬にして加害者も被害者も今後の人生を狂わせてしまうものです。ここで私たちは、命の尊さを再認識し、痛ましい事故を撲滅するため、市民・行政・警察が一体となり、一人ひとりの交通安全意識を確認し高めていくことが重要と思います」と祝辞を述べた。
 交通安全功労者表彰では、川上副会長、木村署長、田中信浩大分県交通安全協会別府支部長が、交通安全功労者2人、分会功労者2人、優良運転者(10年間無事故無違反)2人、同(15年)4人、同(20年)8人、同(30年)6人、同(40年)20人、同(50年)9人、優良運転者13人の計66人に表彰状を贈った。
 受賞者を代表して緑十字銅章を受章した佐藤信一さんが「安全で住みよい社会を築くことは、私たちの心からの願いです。しかし、依然として多くの方々が交通事故の被害者となり、悲しみや苦しみを抱えながらの生活を余儀なくされています。私たち一人ひとりが交通ルールを守ることが大切です」と宣言した。
 佐藤さんが宣誓したことは▽横断歩道では歩行者を優先するなど、思いやりのある運転をする▽3秒の車間距離をとり、よそ見をせず、追突事故を起こさない―など7点。
 記念アトラクションとして、陸上自衛隊別府駐屯地音楽隊の演奏が披露された。
 この日表彰された交通安全運動の功労者は、後日、掲載する。

別府市議会の第3回定例会 一般質問2日目午後

 別府市議会は平成30年度第3回定例会の一般質問2日目午後からの質問を21日午後1時から再開した。
 加藤信康氏(市民クラブ)、松川峰生氏(志士の会・自民)、阿部真一氏(自民・創生)が質問を行い、教育、道路整備、水道事業、公民連携事業などについて執行部の考えを質した。

加藤信康氏(市民クラブ)

 加藤氏は、PPP(公民連携)による、給食センターの建て替えについて「何もかも決まったあとに、これで行くという報告にならないようにしてほしい。保護者や学校職員の意見が反映されるものになるようにしてほしい」と質問。
 花木敏寿スポーツ健康課長が「基本構想を策定する上で、事業手段の検証に利用したいと思っている。保護者や地域に説明し、意見を聴きたい」とした。
 また、別府海浜砂湯の拡張事業についても「集客、収益の拡大を図りたいとしているが、民間でも、事業拡大には慎重を期す。将来のリスクも踏まえて検討が必要。泉源も調査をしっかりして間違いのないようにしてほしい」と要望した。
 若杉圭介温泉課長が「事業費ゼロのPPPでやるつもり。収益の一部を納入してもらいたいと思うが、参入しにくくならないようにし、市のメリットも見ながらやりたい」とした。
 第2次定員適正化計画と職員採用についても質問。「現業職員の必要数を確保する必要があるが、採用していない。全体のあり方を検討すると言うが、かなり前から求められていること。スピード感を持ってやるというが、遅い。定員適正化の目標達成後はどうするのかなども示されていない。平成32年度には、会計年度任用職員制度が始まる。早い時期の条例改正も必要になる」と指摘。
 末田信也総務部次長兼職員課長が「今後は、総人件費の削減、組織体制の見直しという事に力を入れて職員の負担軽減を図りたい」と答えた。他にも、歩道整備などについても質問した。

松川峰生氏(志士の会・自民)

 松川氏は、別府市に隣接する由布市に建設が進んでいるボートピアについて「行政も議会も明確に反対の意思を示してきたが、8月に起工式があった。案内はあったのか」と質問。原田勲明共創戦略室長が「案内はない」と答えた。
 これに対し、松川氏は「誠に残念極まりない。法的に問題はないので、工事をするのは仕方がないが、浜脇地区の住民の心情を考えると、残念。浜脇地区住民の生活の安全を第1にサポートしていかなければいけない。市長がいつも言っているように、市民に寄り添う政治をしてほしい」と要望。
 その上で、競輪事業への影響について「売上への影響を最小限に抑えることが大切。競輪の良さをボートピアに来る客に知らしめることが大事だと思う」と指摘。白石修三経済産業部長が「競輪事業の収益は、一般会計に繰入をしている事業で、重要な財源の1つ。ボートピアの進出により影響はあると思われ、大変な危機感を感じている。はっきり言って、競争相手。売上減少を最小限に抑える対策が必要」と述べた。
 また、中学校の運動部の活動の適正化について「練習時間が短くなると。子どもたちは不安になる。今のレベルを下げることなく、練習の充実を図ってほしい。他市では、部活動指導員を導入しているところがあるが、別府はどうか」と質問。
 花木敏寿スポーツ健康課長は「県内では10市が導入しているが、別府市は、国や県の補助金を活用して導入を検討したい」とした。
 他にも、水道事業についても積極的な営業努力を求めた。

阿部真一氏(自民・創生)

 阿部氏は、愛のパトロールについて現状を質問。亀川義徳学校教育課参事兼総合教育センター所長が「33年目を迎え、年2回、青少年の非行防止を目的に立ち寄り所の把握や危険個所の点検などをしている」と説明。
 阿部氏は「30年前と状況は変わってきている。よい事業だと思うが、活動内容を1度見直してみてはどうか。検討する段階に来ているのでは」と質問。
 亀川参事は「当初は非行防止や防犯対策だったが、今では幅広い取り組みをしている。あり方について検討する時期に来ていると思う」と述べた。
 また、人権教育学級についても「中身の良い講座もあり、動員ではなく、受けたい研修は自由に参加できるようにしてほしい」と要望。
 塩地美千代人権同和教育啓発課参事兼人権啓発係長が「学級生以外の人も参加できるように、柔軟に対応していきたい」と答えた。
 さらに、小・中学校の運動会について「今年は酷暑で、現場で運動会をどう開催するか色んな声がある。練習時間の短縮、競技も見直している。大きな行事であり、来年度以降も異常気象が続くと思う。判断に困る事例があるのではないか」と質問。
 花木敏寿スポーツ健康課長が「各学校が創意工夫をして、児童の自主性などを大切にして行っている。問い合わせがあれば助言をする。歴史的なもの、児童の実態、地域の実情などによって目標を掲げて実施し、それを教育委員会が支えるものと考えている」と答えた。他にも、通学路の点検や公会堂、美術館といった公共施設についても質問をした。

2018年9月21日 (金)

別府市議会の第3回定例会 一般質問2日目午前中

 別府市議会は平成30年度第3回定例会の一般質問2日目を21日午前10時から、開会し5氏が質問に立った。
 午前中は、首藤正氏(自民クラブ)と穴井宏二氏(公明党)が防災、財政、予防接種、潜在保育士の復帰支援策などについて質問をした。

首藤 正氏(自民クラブ)

 首藤氏は、県立科学館の建設について「全国でないのは、大分県と沖縄県だけ。子どもたちの科学離れが進んでおり、これを食い止める必要がある。その核となる科学館の必要性がある。大分県も動き始めていると聞く。大分大学の先生の話では、温泉や地熱などがあるところが良いという。別府が最も相応しいと思う。早く動きを進めるべきではないか」と質問。
 寺岡悌二教育長は「これからの子どもたちは、AIを活用した産業・情報社会になると思う。今後、県の動きがあれば誘致に関しても関係団体と連携を取り、市長部局とも協議をして取り組みたい」と答えた。
 次いで鳥獣被害について「サルの被害がひどい。想像を絶する被害。農作物だけでなく、家屋にも被害がある。イノシシも昼間に出たりする。日常生活を脅かすものを解決してほしい。住めないと転居した人もいる」と指摘。
 長野恭紘市長は「集団で現れて悪さをするという声を直接聞いている。抜本的な解決策がないか事例を調べている」と答えた。
 南部振興については「どれくらいを民間に売却し、どれくらいの定住人口が増えるのか」と質問。山内佳久都市政策課長が「民間から幅広く提案をいただき、最も優れた事業者にお願いするので、現時点では分からないが、売却面積は5千から6千平方㍍を想定している」と答えた。
 首藤氏は、複合施設に統合後の中央保育所の跡地や浜脇中学校の統合後の跡地利用、バス停の新設による利便性の向上、都市計画道路の整備などについても提言を行った。

穴井 宏二氏(公明党)

 穴井氏は、自殺予防対策について、別府市の現状を質問。中島靖彦健康づくり推進課長が「平成28年の自殺者は18人、29年は33人と急増している。50歳以上が6割を超える。原因とは、健康、経済、生活、仕事上の問題などが多く見られる」と説明。
 穴井氏は「急増した理由と職業別はどうなっているのか。細かい所に手を差し伸べ、できる範囲でフォローが必要ではないか。内科医と精神科医が連携している地域もある。別府市も医師会としっかり連携を図ることが重要では」と重ねて質問。
 中島課長は「半分近くが原因不詳なので、増加の原因特定は困難。無職の人が一番多く、仕事をしている人、自営業となっている。普及啓発活動を行うと共に、ゲートキーパー(サインを見逃さず、気づき、見守り、声かけなどの適切な対応をする人)の研修などをしている。地域保健委員会の中で、精神科医や弁護士も参加しており、専門的な意見ももらっている。また、今年度に自殺対策計画を策定するようにしている」と答えた。
 胃がんリスク健診について「中学2年生を対象にピロリ菌検査をしているが、リスク健診の導入についてどう考えているか」と質問。
 中島課長が「通称ABC検診と呼ばれるリスク健診は、血液検査での検診の1つ。AからDの4つに分類される。現在、県内では4市が導入しており、がんを直接発見するものではないが、可能性を判断するもので、実施の方向性や効果を研究したい」と答えた。他にも、潜在保育士の復帰支援や風疹、高齢者肺炎球菌ワクチンなどについても質問をした。

9月定例県議会一般質問

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 吉冨英三郎県議(自民党)は9月13日、定例県議会で今期7回目の一般質問を行った。質問項目は
 ▽別府湾岸ロード市民マラソンについて
 ▽温泉資源の保護と地熱エネルギーの推進
 ▽障がい者の工賃向上について
 ▽子育て満足度日本一に向けた取り組みについての4点。なかでも別府観光に大きく関係する「市民マラソンの検討について」県当局の方針を質した。

 別大国道を含む別府湾岸ロードは全国でもマラソンランナー憧れのコースでもあり、このコースで市民マラソンを行う意義はとても大きいと考える。
 意義の一つ目は県民の健康増進の観点。「健康寿命日本一」を目指している本県にとってより多くの県民が大会への参加に向け日々トレーニングに励んでもらうことは県民の健康増進に大きく寄与すると考える。
 意義の二つ目は観光面でのメリット。別大マラソンで名前の通ったコースを走れる。全国各地から市民マラソン愛好家が来県されることは間違いない。市民マラソンランナーは、エリートマラソンランナー(タイム・競技優先)とは違い、家族や友人と来県され観光や飲食も楽しまれる方が多い。
 多くのメリットが考えられる市民マラソンを別大マラソンとは別の時期に開催することについて、又「市民マラソン検討委員会」を立ち上げ幅広く意見を募ることも考えるべきでは。県の見解を。

 〔広瀬知事答弁〕
 市民マラソン大会の新設に当たっては、大会のレベルやコースの魅力などを十分に練らなければならない。また、6時間から7時間に及ぶ交通規制やその間の迂回路確保、ボランティアの募集、事務局体制の整備などが必要。発生する費用によってはスポンサーの確保なども必要となる。また、県内の他の大会の開催状況も勘案する必要もある。
 こうしたことを踏まえ、新たな市民マラソン大会の開催については、まずは地域住民の皆さんで十分議論し支持が得られるかが重要であると考えると、答弁。
 吉冨県議は知事の答弁を受け、「だからこそ検討委員会を立ち上げるべきでは」としたが、良い返答は得られなかった。この問題については別府市ともシッカリ話合いをし、実現に向けて対策を考えたい。

別府市議会の第3回定例会 一般質問初日午後

 別府市議会は平成30年度第3回定例会の一般質問を20日午後1時から、再開した。
 午後からは、竹内善浩氏(桃花善心の会)、荒金卓雄氏(公明党)、河野数則氏(自民クラブ)が、少数派市民のための施策や地域福祉、行政と議会の関係性などについて質問を行った。

竹内善浩氏(桃花善心の会)

 竹内氏は、アーユルヴェーダ医療(世界三大伝統医療の1つで、病気の治療と予防だけでなく、より善い人生を目指すもの)について「インドやスリランカの伝統医療で、体質を分けて考え食事や生活を見ていくという。以前、スリランカ政府から依頼を受けてアンケート調査をしている人に会う機会があった。昨年も視察に来たが、今年も別府に視察に来たいと。温泉地、観光地である別府を考えているということだが、受け入れ態勢はどうするのか」と質問。
 中島靖彦健康づくり推進課長が「医療や健康増進の事なら、当課で受け、目的などの内容を確認し、関係課につなげたい」と答えた。
 竹内氏は「日本人のアーユルヴェーダ医師もいて、石川県では学会もあると聞く。別府でも、先取りして対応してほしい」と要望した。
 また、パートナーズ婚の理解について「人権問題は偏見からきていると思う。一緒に住んでいても財産分与など不利益などがある。パートナーズ婚につなげられないのか」と質問。三宅達也人権同和教育啓発課長は「法律や制度の壁がある。他市の動向を注視していきたい」と述べた。
 さらにフリースクールの現状についても質問。亀川義徳学校教育課参事兼総合教育センター所長が「平成30年9月時点で小学生15人、中学生48人。民間でつくるフリースクールは、市内にはない。総合教育センターでふれあいルーム、訪問型アウトリーチを行っている。困りごとに応じた対応をしていきたい」と答えた。
 他にも、かかりつけ訪問看護師や生活要支援者の就労支援などについても質問をした。

荒金卓雄氏(公明党)

 荒金氏は、高齢者の日常生活支援について、緊急通報システムの利用状況について質問。
 花田伸一高齢者福祉課長は「別府市の高齢化率は8月末で33・29%。緊急通報システムは据え置き型は平成4年1月から運用しており、平成29年度は716人、30年度8月末で695人と微減。据え置き・携帯併用型は平成29年度46人、30年度8月末で60人と増加している」と説明。年代別では80歳代が多く、男女別では、多くが女性であることも示した。
 出場件数については、従来の据え置き型が平成39年度は1645回の通報があり、88件出動。併用型は平成29年度675回の通報があり、43件の出場があった。
 荒金氏は「さらに継続をしてもらいたい。利用者アンケートを行うなどして制度の見直しを考えても良いのではないか」と提案した。花田課長は「過去2度見直しをしているが、時代のニーズに沿った見直しの調査、研究をしていきたい」と答えた。
 小、中学生の自転車による交通事故の現状について質問。花木敏寿スポーツ健康課長は「平成29年度は3件(小学生2件、中学生1件)、平成30年度は2件(各1件)。飛び出しや出会いがしらがほとんど。幸い、命にっかわる事故は起きていない。事故が起きた時には、学校に連絡するように周知しており、学校の対応は市教委に報告するようになっている」と説明。「先生からの自発的な呼びかけがあってこそ、安全対策になると思う」とした。
 他にも、「おおいた大茶会」の別府市の取り組みや地域福祉計画などについても質問をした。

河野数則氏(自民クラブ)

 河野氏は、行政と議会との関係について「議会と執行部は車の両輪とよく言うが、最近の執行部はそうなっているのか疑問を抱いている。相互に情報やりとりすべきでは。平成27年から情報が遮断されたまま。議会は、会派代表者会議を制度化したが、行政側からの話はなく、議会内の連絡事項に過ぎない。年に1回は市長が出席して話をすべきではないか」と市長の姿勢を質した。
 長野恭紘市長は「私の中で、議会を軽視しているという気持ちは、毛頭ない。執行部と議会の役割は違う。緊張感も持たないといけないと思う。重要な部分は意見をいただくための全員協議会を開いてもらっている。意思決定過程では言えないこともある。ある程度固まってから相談するのが良い関係だと思っている」と答えた。
 途中、長野市長が反問権を使い、行政の問題点について河野氏に質問。河野氏は「亀川出張所の移転問題で、(元々建設予定だった)JR亀川駅東口の土地を売り出すことになった。25日に移転開所式をする前に18日に売り出すのは、住民をだましたことになるのではないか」とした。長野市長は「出張所の移転と土地の売却は別問題。移転を前に公告したのは、配慮が足りなかった」と述べた。
 また、河野氏は別府市が管理する公園や施設の樹木管理について「別府公園の竹林は、竹やぶ。人の目にかかる所は手を入れるべき。人間が植えたもののは手入れをしないとやぶになる。竹製品を売り出すなら、竹を大事にすべき」と指摘。
 これに対しては、長野市長も「おっしゃる通りで、大賛成。切り子の問題や竹林整備にしっかり頑張りたい」と述べた。

2018年9月20日 (木)

障がいを乗り越える奉仕

 統合失調症を抱える市内在住の峯寿之さん(40)は住吉温泉で、週4回、午前6時から清掃をしているが、最近は紙屋温泉の清掃も始めたと、別府八湯温泉道名人会の佐藤正敏理事長から聞いた。
 「皆さんにキレイにしたお風呂に入ってもらえるのがうれしいです」と話していた峯さんの笑顔が頭に浮かぶ。無理のないように、これからも共同温泉の運営に貢献してもらいたい。(大平)

再選理由とは

 安倍晋三自民党総裁が再選された。圧倒的な強さは石破茂氏を完全にKO。この「予想外」の強さはどこにあったか。今日は彼岸の入り、脳細胞をクールダウンさせて「検証」してみた。
 「森友、加計問題」の追及にさらされ、各種マスコミからの袋だたきに逢いながらもナゼ生き延びたか。
 問題は我が国官僚世界にあって「聖域」とされた、文科行政に対する政権介入が根本にあった。そ末ながら、森友学園に異常な支援を寄せた、昭恵夫人は幾度となく国会への証人喚問要求にさらされた。安倍氏はキッパリこれを拒否し続けた。完璧に自分の女房を守ったフェミニストと映った。
 学生時代からの友人、加計孝太郎加計学園理事長の召喚も徹底拒否。友人を守った。この間の支持率は急速に落ち込み。首相退任と見る向きも広がった。一方、経済施策のアベノミクスは徐々に効果も表れ、若者の求人倍率、企業の増収益、株価への反応は、地方への一部波及効果低迷を除き、成果を収めた。外交努力も奏功して、世界に果たす役割も深まった。大国、中小国の垣根を越えた友好外交とあわせ、日本製品を徹底的にPRした「トップセールスマン」としての役割に経済界が同調した。要は経済だ。
 総裁選では圧倒的な支援を自覚したのか保守政治の天王山「憲法改正」を持ち出した。それ行けドンドンの雰囲気。
 なぜ安倍氏の独走をここまで許したか?
 一つに、足並み揃わぬ野党の政権批判。安倍氏個人の人間批判に終始、実現可能な具体的政策案も提示できない休眠国会が続いた。政治手法の衡きどころを失した感がある。政権批判、首相批判をくり返した野党議員は個人的な自己のパフォーマンスに誘導。「野党連携」の意欲すら感じさせず、官僚イジメに終始した。
 総裁選では石破氏の読みが完全に裏目となった。森友加計で漏らした政権批判は、「味方の背中に矢を射る」と映った。党幹事長や主要閣僚ポストを経験した人とは思えぬ所業だった。議員票より党員票を頼みにした戦略が災したか。
 政権は3年の「猶予」を得たにすぎない。これ以上若手議員の不用意な発言や、ベテランの失言、驕りをくり返せば押して知るべし。
 保守政治は本来。、中小企業や高齢者が支持基盤だが、安倍氏には若者層や40~60代の女性層に新たな支持が生まれたという。「憲法改正」は単なる政権のための政策ではないハズ。1億2千万人共通の課題として、どう真しに受け止めていくかにかかる。注目していきたい。     (陽)

国民文化祭 別府市イベントPR動画を公開

 別府市は、10月6日から始まる第33回国民文化祭・おおいた2018、第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会の別府市で行われる分野別事業11イベントのPR動画をそれぞれ制作した。

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 動画は職員が手作りで制作し、作品の制作風景や関係者のコメントなど、それぞれのイベントの面白さや意気込みを見る事が出来る。別府市ホームページ「おおいた大茶会 別府市のイベント」の中や極楽地獄別府サイト、別府市役所1階のバンブーシアター(正面玄関近く)などで公開している。分野別事業の日程と内容は次のとおり。
 ▽国民文化の象徴「将棋」の祭典=10月12日はJR別府駅、13、14日は公会堂、無料。駒作り実演やプロ棋士による指導対局(事前申込)などがある。プロ棋士は深浦康市九段、佐々木大地四段、渡部愛女流王位、安食総子女流初段が参加予定。また、13日午前10時からは、加藤一二三・九段の講話もある▽ニッポンの祭り唄・盆おどり全国大会=10月14日午後1時、ビーコンプラザ。「ヤッチキ」と「別府ばやし」を子どもたちが踊り、オープニングを飾る。第1部は日本の盆踊り西東、第2部は民族芸能でつなごう“アジアの架け橋”、第3部はおおいた「盆踊り保存会」による“ふるさと自慢”、第4部は特別招待出演で、柏野じょんがら(石川県)や山鹿灯籠踊り(熊本県)などが出演する。入場料は千円(中学生以下無料)。
 ▽能とお茶の祭典=10月17日午前10時、山荘神和苑。午前10時からお茶会、11時と午後1時半から能のワークショップと観劇がある。観世流能楽師の宮本茂樹さんが「敦盛」を披露。お茶は、表千家、裏千家、煎茶道阿部流。能とお茶3席セットの前売りは2500円。当日券は、能が千円、お茶は1席500円。▽湯けむりたなびく温泉地別府川柳の祭典=10月21日午前9時、公会堂、入場無料。事前に募集した川柳の中から入選、入賞を決定すると共に、当日投句も受け付ける。当日投句のお題は「湯」「煙」「香り」で、各題2句。投句料は千円。
 ▽九州マーチングバンドの祭典=10月27日午後1時半(高等学校の部)、28日午前11時半(幼保・小学生・中学生・一般の部)、ビーコンプラザ。東京ラヴィソンレビックインドアドラムインをゲストに迎えて実施。入場料は高校の部正面指定席(S席)3千円、同A席2500円、側面指定席2千円で、10月7日午前10時から、チケットぴあで発売。幼保・小・中・一般の部は全席自由で当日券は一般券2500円、小学生券千円▽豊後南画「過去・現在・未来」への誘い=11月1~6日の午前10時から、トキハ別府店、入場無料。3日午後1時から表彰式、同3時からシンポジウムが行われる。
 ▽別府市アール・ブリュットの芽ばえ展=11月3~9日、ゆめタウン別府、入場無料。障がいがある人たちがその障がいを越えて様々なアート作品を展示する。3日午前10時からは絵手紙教室、午後2時から切り絵教室、4日午前10時から革細工教室のワークショップを行う▽鉄輪スケッチ芸術祭=11月4日午前10時、鉄輪むし湯広場で受け付け。10~18日はスケッチ展示と写真野外上映も実施。当日参加者は、大人千円、子ども500円。
 ▽新時代を切り開く「邦楽の祭典」=11月18日午前10時、公会堂、入場無料。箏、三絃、尺八、雅楽、胡弓などを中心とした愛好者の演奏会。高校生と大学生による合同演奏も予定されている▽湯にば~さるファッションinべっぷ=11月23日午後1時半、ビーコンプラザ、入場無料。障がいのある人もない人も、子どももお年寄りも関係なくオシャレを楽しむ。オープニングでは、アルケミストが出演し、美しい歌声とハーモニーを聴かせる。
 ▽連句の祭典=11月3、4日、公会堂など。3日は吟行会として、臼杵散策バスツアー(4500円)、別府てんてくガイドウォークコース(千円)を行い、4日は公会堂で本大会を午前10時から行う。見学は自由で、実作など全体を通して参加してみたい人は会費4千円。別府大学の江崎一子名誉教授が「温泉と健康と食」と題して講演を行う。イベントの問い合わせは、文化国際課(電話211271)へ。

別府市議会の第3回定例会

 別府市議会は平成30年度第3回定例会を20日午前10時に再開し、一般質問が始まった。
 一般質問は20、21、25日の3日間予定されており、15人が質問通告を行っている。初日の午前中は、萩野忠好氏(自民・創生)と安部一郎氏(同)が子育て、障がい者の雇用、通学路の安全、観光政策など幅広い分野で執行部の考えを質した。
 午後からは、竹内善浩氏(桃花善心の会)、荒金卓雄氏(公明党)、河野数則氏(自民クラブ)が質問を行う。

萩野 忠好氏(自民・創生)

 萩野氏は、全国的に問題になっている、障がい者の雇用水増し問題について「障害者の雇用促進等に関する法律があり、1人でも多くの障がい者が雇用されることを期待していた。行政機関では2・5%以上、民間企業2・2%以上と設定されており、民間では法定雇用率を下回ると納付金があるが、行政機関は罰則はない。別府市の過去5年の雇用はどうなっているのか」と質問。
 末田信也総務部次長兼職員課長が「法定雇用率を下回らないように枠を設けて試験をしている。平成25年度から29年までの5年間で採用したのは、計2人」と答えた。
 萩野氏は「障がい者雇用には、難しくて厳しい問題があると思う。しかし、法律がある以上、1人でも多く雇用してほしいというのが、障がい者家族や本人の願望だと思う。中央省庁が水増しするなど、もってのほか。地方自体にも波及してくると思う。別府市は雇用増進についてどう考えているのか」と重ねて質問。
 末田次長は「今後も法定雇用率を下回ることがないよう、採用数を決定する前に試算して取り組んでいきたい」とした。
 禁煙に対する取り組みについても、考えを質した。中島靖彦健康づくり推進課課長が「喫煙は、本人のみならず周囲にも影響を与える可能性がある。禁煙、分煙の目標値を掲げ、啓発に取り組んでいる」と答え、市役所庁舎、水道局、教育、スポーツ施設などの取り組みについて、各課から説明があった。
 他にも、マイナンバー制度の申請やメリット、子ども食堂の現状などについても質問をした。

安部 一郎氏(自民・創生)

 安部氏は、通学路の安全安心の確保について「市民の安全安心は何よりも優先度が高いもの。6月の大阪地震で学校のブロック塀の下敷きになり女児が死亡した。防災士や校長から危険の指摘があったにもかかわらず、間違った判断をした。人災といっても過言ではないと思う。学校の現状は」と質問。
 月輪利生教育政策課長が「小・中学校18校83カ所のうち、64カ所がひび割れやグラつきなどがあった。中でも、緊急を要する8校15カ所について夏休み中に撤去し転落防止などの対策をした」と答えた。
 安部氏は、周辺の植栽などについても危険性を指摘し、別府中央小学校の通学路の安全点検を学校、行政、地元住民、保護者らが参加して行ったことを紹介。
 「校区には17町があり、危険な建物、道路、植栽などすべてに対応してもらった。市内すべての校区で実施して安全安心の通学路を確保してほしい」と指摘。家屋の屋根が崩落の危険がある場所や維持管理が不適切な空き家などについても適切な対応を促した。
 市指名業者のプロポーザルのガイドラインについて「公平性、透明性、客観性を担保するためには、第3者が審査する以外にはないのではないか」と質問。
 樫山隆士総務部長は「新しいガイドラインは、市の委託契約が対象。特殊性、専門性のあるものは有識者に入ってもらう。事業、案件ごとに判断している」と説明。
 安部氏は「専門家の意見を聴くのがもともとのプロポーザルだと思う。そもそもの設定が問題」と指摘した。

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