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2018年9月10日 (月)

市民救急フォーラムに500人

 別府市と別府市医師会は「市民救急フォーラム・BEPPU」を9日午前10時、ビーコンプラザ・レセプションホールで開催し、市民、明豊高校、別府溝部学園高校、別府大学附属看護専門学校ら計約500人が参加した。今回で18回目。

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 市民に救急医療や救急業務に対する正しい理解と認識を深め、救急医療関係者の意識の向上を図ることが目的。
 主催者の長野恭紘別府市長が「別府市の救急出動件数は、増加の一途となっています。設備と装備の充実だけでは、救命率の向上にはなりません。一番大切なのは、現場に居合わせた人がどういう処置をするのかが救命率の向上につながります。どうすれば大切な人を守ることができるのか、考えて下さい」。
 来賓の黒木愛一郎別府市議会議長が「市民はもちろん観光客に、安全と安心を与えることがおもてなしの一つだと思います。災害や事故は、予期せず起こります。AEDの設置など『いざ』と言うときのために備えも行っています」とそれぞれあいさつ。
 特別講演は、大分大学医学部附属病院の石井圭亮診療教授が「脳卒中―待ったなし!急いで急いで!―」をテーマに行った。
 脳卒中の定義は、何らかの原因により脳血管に破綻をきたし、突然、意識障害や片麻痺などの神経学的異常をきたした状態。
 脳卒中は、死亡原因の第4位。単一臓器の死亡原因では第1位。高齢者の寝たきりの原因第1位で40%を占める。
 「危険因子として、高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満、飲酒、喫煙、運動不足、心房細動などがある」と説明した。
 警告徴候は、①突然の顔や手足のしびれ、脱力(特に片側)②突然の意識障害、言葉や理解の障害③突然の視力・視野障害(片目・両目)④突然のめまい・ふらつき・歩行障害・平衡障害や協調障害⑤突然の原因不明の激しい頭痛―などを挙げた。
 「脳卒中の人を確認した際、1分1秒でも早く119番通報し、症状を伝える。その後、救急車などで脳卒中基幹病院に搬送することが大切。治療開始が早ければ早いほど、後遺症が軽く社会復帰につながる」と解説した。
 応急手当シミュレーションは、特定医療法人社団春日会黒木記念病院の「黒木劇団」が行った。
 脳卒中では、父親役が片手がしびれて物を落としたり、顔の片側がこわばり、足を引きずりながら歩いて、翌朝、寝床から起き上がってこなくなった。くも膜下出血では、父親役が突然、耐え難い頭痛に襲われて、吐き気があったが就寝。翌朝、寝室でうつ伏せで吐いた状態で発見された。
 いずれも、症状が出たときに家族が救急車を呼び、病院で治療し社会復帰した例も合わせて実演した。
 フォーラム終了後、参加者はロビーではAEDを使った心肺蘇生法を体験した。

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