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2018年9月 5日 (水)

尾畠春夫さんに功労者表彰・感謝状を贈呈

 ボランティア活動をする日出町川崎の尾畠春夫さん(78)に3、4日、功労者表彰や感謝状が贈られた。
 尾畠さんは28歳から65歳まで、別府市中須賀東町で鮮魚店を営んでいた。50歳から由布岳の登山道を整備し始めた。

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 日出町の功労者表彰式が3日午後3時、同町役場3階大会議室であり、約60人が参加した。
 表彰理由は、東日本大震災などの被災地でボランティア活動をしており、これまでの経験を活かして、今年8月に山口県周防大島町で行方不明になった2歳児の捜索に参加して、無事に発見・救助した。困っている人を見ると、たちどころに駆けつけて支援する行動と、自身の抱くボランティア像に忠実に従い謝礼を一切受け取らない高潔な姿勢は、町民に勇気と誇りを与えるとともに他の模範となる。
 本田博文日出町町長が「尾畠さんは、社会のために役に立ちたいという思いから、長年にわたり、ボランティア活動に従事しました。その活動は、広く東北までわたり、東日本大震災のときは、思い出探し隊の隊長として、活動してきた。そのほか、多くの被災地で活動した。2歳の行方不明捜索では、無事家族の元に助け出しました。『助ける』ではなく『手伝わせてもらう』という謙虚さ、自らの意志で行動するのだから謝礼は受け取らないという高潔な姿勢は、町民に勇気と誇りを与えました」と式辞。森昭人日出町議会議長、三浦正臣県議会議員が来賓祝辞を述べた。また、来賓の土井功・日出町区長会会長、清家壽人・日出町商工会会長、佐藤隆博・べっぷ日出農業協同組合代表理事組合長、中山公夫・大分県漁業協同組合日出支店運営委員長が紹介された。
 本田町長から功労者表彰を受けた尾畠さんが「これからも健康で体が続く限り、ボランティアをさせていただきたいと思っていますので、頑張ります」とあいさつした。
 式終了後、尾畠さんは「受賞したからと言って、ボランティア活動を必要以上に頑張ろうとも思わないし、控えめにしようとも思わない。今まで通りにする」。
 「尾畠さんの活動を通じてボランティアの関心が高まっているのでメッセージはありますか」の質問に対して、尾畠さんは「災害地に目を向けてほしい。一人でも多くの人に足を向けてほしい。現地で泥を土のう袋に入れて集積場に持って行ってほしい。一人一袋作れば、十人で十袋、百人で百袋となり、被災者は感謝すると思います。少しの時間でもいいので、災害地を見て、泥かきをしてほしい。それが次につながると思う」と報道陣に述べた。

別府市も感謝状
由布登山道の整備

 別府市の感謝状贈呈は4日午後3時半、別府市役所2階市長応接室で行われた。

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 贈呈理由は、平成元年から由布岳登山道の整備や清掃活動など献身的なボランティア活動の賜物で、山口県周防大島町で発生した幼児行方不明事案でボランティアで捜索し、発見・保護したことで、別府市民の模範となる善行をした。
 尾畠さんに感謝状を贈呈した長野恭紘別府市長は「別府市で26年間、魚屋を営んでおり、皆さんから『別府はすごいな』という声がある。遭難した藤本理稀君が、思ったより元気で驚いた」と述べた。
 感謝状贈呈式終了後、尾畠さんは「感謝状を受けて、とても光栄。登山道の整備は50歳から、被災地のボランティアは65歳から行っている。自分に何かできることをしたい、自分の力でできることを、と考えて、当たり前のことをしただけ。由布岳には、最多は1カ月に28日間、最小は1週間に4~5回。ボランティアとは、災害の被災者に少しでも笑顔になってもらうこと」と話した。
 また、長野市長から「赤の帽子とタオル」が手渡された。
 尾畠さんは12日から14日の間に、ボランティア活動をするため、平成30年7月豪雨の被災地である広島県天応地区に出発する予定。

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