本紙購読

特集ページ

« 別府中央小学校が開校10周年式典 | メイン | 県新人学童軟式野球大会の別府予選 »

2018年10月22日 (月)

志を遂げる時

 岩屋毅防衛大臣、就任直後から次々と難問題に直面、その手腕が試されている。「防相冥利」に尽きる状況だろう。
 島嶼防衛の任に当たる、長崎県相浦にある陸自水陸機動団の隊員が、フィリピンでの訓練で車両事故に遭い死亡。
 韓国済州島で行われた各国海軍が参加する「観艦式」で、韓国側が旭日旗の艦上掲揚を拒否したため、日本は不参加を決定。岩屋防相がコメントを発表した。
 シンガポールで開催中のASEAN会議で、中国の南シナ海進出について、問題とする合意を発表。また、中国防相と個別に会談して日本側の方針を貫いた。
 韓国の済州島での観艦式では、一部のマスコミは全くこれを取り上げず、反対に一部のマスコミは、岩屋防相の対応が不充分という論調。保守系紙SNSの記述だが、文在寅政権に徹底的に論議して、日本の立場を明確にせよ。河野太郎外相は就任当初から慰安婦問題に取り組み、「徹底抗戦」したぞと、付け加えている。
 就任1カ月も満たず、新たな人脈を築こうとしているところ。まずは「偵察行動」と「情報収集」に全力投球といったところ。
 韓国観艦式は各国国旗と韓国旗の掲揚を義務づけた。その主催国の韓国はというと、文大統領乗艦の基艦に「文禄、慶長の役」で豊臣海軍を破ったとされる李舜臣提督の旗印「帥」の旗を揚げていた。日本軍を撃退したとされる最初で最後の韓国軍人。彼らからしてみれば祖国英雄のシンボル。ただ426年も前の話。岩屋防相は対韓対応は「未来視向で……」とコメント。未来のスパンは、韓国の場合はてしなく長い。
 それよりも就任直後の10月13日、平成30年度自衛隊殉職隊員追悼式を防衛省内で開催。省内の慰霊施設では、安倍内閣総理大臣の来訪を受け、厳格に執り行った。今年度の殉職隊員は30柱、創隊から1964柱がここに眠る。岩屋防相の式辞は「諸官御魂の御功績は、自衛官の鑑」と結び、遺族に対する思いやりに満ちたものだった。西野口にある岩屋事務所の正面奥には「常在戦場」と自身の書を掲げてある。この志を遂げようとしているかのよう。
     (陽)

google

  • 検索(β)

    サイト内検索
    ウェブ全体から検索

大分の天気