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2018年10月 3日 (水)

「在庫」が果す役割

 第4次安倍内閣が誕生した。地元岩屋毅氏は「見事」、防衛大臣に就任、泉都は久々の大臣誕生に、盛り上り湧き上がりをみせようとしている。別府では故佐藤文生氏に次ぎ、大分県から23年ぶりの大臣。
 この組閣を一部のマスコミが「在庫一掃」内閣と表現した。ニュース番組のMCは「これからは大臣答弁はもとより、失言暴言、スキャンダルが注目される……」とコメントした。
 ふざけた奴らだ。公共の電波を使い、「公共」であるべき紙面を使い、12人の新人大臣に浴びせた寸評がこれか。地方意識との格差を感じさせる。政治の質に比べ、マスコミの質もかなり劣化しているようだ。
 この度入閣した新人12人の大臣はいずれも当選6回から8回。ベテラン中のベテラン。大臣「適齢期」の5回をはるかに上回る人達だ。自民党所属で待ちに待った大役を射止めた、地元の岩屋は61歳。亡父啓さんの跡を受け、県議初当選その直後に国政へ。早稲田大学の学生時代から師事する故鳩山邦夫氏の董陶を受けた。一時、志を得て新党さきがけに籍を置いた。自民党家出組の1人。この時期のテレビ、政治改革を訴える岩屋は若手の旗手として大活躍。自民党に戻ってからは修業期間を経て、党副幹事長、防衛政務官、IR法議員連盟代表、外務副大臣の役職を次々とこなして来た。鳩山師匠はハト派中のハト派。防衛政務官時代は新たな境地に恵まれた。支持者の大多数は大臣就任を「宿願」として受け止め、本懐遂げるその日を待ちわびた。この防相就任が「在庫一掃」か。
 別府は終戦直後に現在の別府公園に米軍駐留、朝鮮戦争と同時に自衛隊が駐屯した元祖基地の街。基幹部隊の第41普通科連隊をはじめ業務諸隊をあわせ約千人、創立61周年は岩屋と同い年。翔青高校近くの南別府駐屯地は陸自の別府地区病院があり、主に任務中に患った傷病自衛官の治療リハビリを手がける。
 防相は23万陸海航空自衛官の最高指揮官で、内閣総理大臣に次ぐポスト。緊迫する極東情勢の安全保障、日米同盟堅持の砦。各種災害対応、防衛外交の推進、命がけでこの国を守る自衛官といかに向き合い、平和維持のために身を砕いていくかにかかる役職。そして改憲を睨んで自衛隊の憲法明記。
 岩屋に限らず「在庫」の初入閣12人は同じような地元環境にあり、永年支えて来た支持者の努力の賜物。そして郷土の誉れと評価されてしかるべき。そういった面を見れば、この組閣で「地方創生」「地方再生」に果たす役割はきわめて大きい。
 幸い「在庫」は良品揃いのようだ。
     (陽)

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