2017年10月12日 (木)

朝日小学校で不審者対応訓練

 市立朝日小学校と朝日幼稚園は「不審者侵入時の対応・避難訓練」を11日午前9時40分から、同所で実施した。小学生606人、園児41人、別府署員5人、スクールサポーター1人、新別府自治会自主防犯見守り隊10人が参加した。

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 はじめに、同校体育館で園児と小学1年生106人を対象に、別府警察署オリジナル防犯ソング「いかのおすしであんぜんに」を披露。
 「いかのおすし」とは、防犯標語で「いか」ない、「の」らない、「お」おきな声を出す、「す」ぐ逃げる、「し」らせるの頭文字を取ったもの。同署のオリジナルソングには、振り付けもあり、子どもでも分かりやすく不審者への対応が覚えられる。
 続いて、中休みとなり、児童が運動場で遊んでいると、不審者役の別府警察署生活安全課員が侵入。校舎内にいた教員が気づき、不審者のもとに走って近づいた。それと同時に、警察に通報。複数の教職員が、運動場に遊んでいた児童を校舎内に避難誘導を行った。

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 保護者と言い、教職員の制止を無視して歩を進める不審者に対して、複数人の教職員が机、ホウキ、さすまたを手にして取り囲んだ。通報を受けた警察官も合流すると、不審者は近づけさせまいと腰に差していた包丁を取り出し、振り回し始めた。
 警察官が透明の盾で防御しながら、周囲から別の警察官と教職員がさすまたなどで不審者を取り押さえた。
 教室に戻った児童らは、教職員が他に不審者がいないことなど安全が確認されたため、体育館まで避難した。
 体育館で、別府署生活安全課員が「今回の訓練で、校庭に入ってきた不審者に近づく児童がいましたが、本当に不審者を見たときは逃げて下さい」。
 伊藤敏幸新別府自治会自主防犯見守り隊隊長は「訓練をしっかりしておくことが、いざというときに役に立ちます。朝日小の児童が事件に巻き込まれないようにしましょう」とそれぞれ述べた。
 最後に、高橋一成校長が「皆さんの命は1つしかありません。今回は、命を守る行動をする訓練でした。反省すべき点があったと思いますので、きちんと反省をして下さい。いつ不審者が来るか分かりませんので、引き続き命を守る行動をして下さい」と生徒に呼びかけた。

2017年10月11日 (水)

南小で市内初の対処訓練を実施

 別府市と大分県は弾道ミサイルの飛来を想定した対処訓練を10日午前10時25分、市立南小学校(森日出夫校長、児童295人・園児28人)で実施した。県、市、学校関係者ら含め約400人が参加。別府市での実施は初めて。

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 休み時間に弾道ミサイルが発射されたという想定で、園児、児童の安全をいかに確保し、県と市の円滑な情報伝達の要領を確認し、市民の安全意識を高めるのが目的。
 Jアラートの発射情報に基づいて、グラウンドで遊んでいた児童らは先生の指示でその場で頭を手で隠して丸くなる「ダンゴムシのポーズ」を取って様子を見てから、急いで校舎内に逃げ込んだ。1~3年生と4~6年生に分かれて多目的ホールなどに集まり、再びダンゴムシのポーズで安全確認ができるまでじっと待機。
 訓練終了後、森校長が「今までの地震などの訓練とは逆の動きだった。いざという時のため、自分の行動を振り返ってほしい」と話した。中西康太別府市防災危機管理課長は「大体は素晴らしかったと思うが、先生の呼びかけの声が少し小さかったことと、校舎に入ってからダンゴムシのポーズを取るまでに少し時間がかかったと感じた」。梅田智行市教委スポーツ健康課長も「自分で判断しなければならない事が沢山あったと思う。いざという時に、判断できるようにしてほしい」と講評。
 訓練に参加した5年生の原田知さん(11)は「本当に(ミサイルが)飛んできた時にしっかりできるようにするためのもので、良い訓練が出来たと思う。ダンゴムシのポーズがすぐに出来なかったので、その場でしっかりできるようにしたい」と話した。

2017年10月 6日 (金)

倒れた男性に心肺蘇生実施 向井病院看護師に感謝状

 別府市消防本部は6日午前10時、去る8月22日に市立南小学校体育館で倒れた50代男性を救助した向井病院勤務の看護士、平碰寿治さん(39)=亀川四湯の町=に感謝状を贈った。

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 感謝状を贈った河原靖繁消防長は「心肺停止の現場に遭遇して、的確な応急手当をしていただいたおかげで、男性は社会復帰をしたと聞いています。的確で模範となる行動で、消防にとっても大きなもとのとなりました。今後も消防行政に対して、お力添えをお願いします」と謝辞を述べた。
 現場にあたる南小体育館で平碰さんがミニバレーボールをしていると、隣で空手の組み手をしていた男性が倒れた。それに気づいた平碰さんは、男性に声かけなどをするが反応がなく、口から泡を吹き、血液中の酸素が欠乏するチアノーゼの状態となっていると判断。通報と自動体外式除細動器(AED)を持ってくるように依頼。胸骨圧迫を実施した。
 AEDを取り付けたところ、「ショックが必要です」と音声ガイダンスが流れたため、ショックを実施。その後、胸骨圧迫をしていたところ、救急隊が到着する直前に、男性は意識を取り戻した。現在は退院しており、社会復帰をしているという。
 病院の医師は、迅速で的確な対応がなければ、傷病者の命に危険を及ぼす恐れがあったと話していたという。
 平碰さんは「自然に体が動いた。看護士なので『助けないと』という気持ちが、そうさせたと思う。これまで、訓練で胸骨圧迫をしたことはあったが、実際の人にしたのは初めてだった。感謝状はもらえると思わなかった。看護士として当たり前のことをしただけで、男性が社会復帰をしたと聞いて、本当に良かったと思った」と話している。

豊の国千年ロマン観光圏と溝部短大 おもてなし料理を共同開発

 豊の国千年ロマン観光圏(理事長、田北浩司別府市観光戦略部長)は、11月2~5日に行う「行幸会の道 千年ロマンウォーク2017」で、宇佐市内にある妻垣神社と鷹居神社で提供するおもてなし料理を、別府溝部学園短期大学と開発しており、このほど、試食会が行われた。

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 開発メニューのテーマは、妻垣神社は山芋料理、鷹居神社は大麦を使った料理。山芋料理では、山芋あんみつ、山芋蒸しパンかぼちゃのせ(石垣餅風)、山芋みそ汁、山芋胡麻団子。大麦料理では、大麦粉ジリ焼き、すっぽん麦粥が提案された。
 学生と宇佐市の地域協力団体が一緒に試作し、試食した結果、安心院の特産であるすっぽんを使いたいと、すっぽん麦粥に山芋をいれて山芋すっぽん粥にすることを決定。また、大麦料理はジリ焼きとした。

2017年10月 5日 (木)

地域イノベーション研究会発足

 大分みらい信用金庫(関啓二理事長、別府市駅前本町)と国立大学法人大分大学経済学部社会イノベーション学科はこのほど、「地域イノベーション研究会」を発足し、大分大学で発足式を行った。

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 大学の研究成果とみらい信金が持つ地場産業のデータを活用し、技術革新が地域社会に与える影響や活性化策を議論し、地域社会へ貢献することを目指す。
 主に、地元中小企業におけるイノベーション成功事例の研究(生産性・効率性の改善や新製品開発、新規事業開拓)、イノベーションが地域社会に与える影響と活性化策の研究(地元中小企業の課題や困りごとへの対応、発展戦略と活力ある地域経済の追求)について研究を行う。
 大分大学とみらい信金は平成17年に「連携協力に関する協定書」を締結しており、協定に基づいて、研究会の立ち上げとなった。狭い意味での「技術革新」という意味だけではなく、ヒト・モノ・カネという地域資源の従来のつながりを見直し、社会の新しい仕組みやあり方を前向きに創りだしていくという意味も含んでいる。
 関理事長は「人口減少社会の到来により、地元中小企業の生産性・効率性改善は喫緊の課題になっている。地元中小企業の健全な発展や地域活性化などの地方創生に貢献するため、この研究会発足を機に、より一層地域創りに貢献していきたい」。
 下田憲雄大分大学副学長(地域イノベーション研究会座長)も「人口減少や後継者不足などの地域の課題に向け、教員だけでなく学生も一緒になって成果を出していきたい」と話した。

「喜寿」を迎えた中部の9期生

 1956(昭和31)年に、別府市立中部中学校を卒業した中部中9期生の同窓会が1日昼、北浜の芳泉鶴で開かれ、33人が出席した。

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 中部9期生は全体で250人。今年喜寿(77歳)を迎えることを記念して企画された。同期生は地元別府をはじめ千葉、東京、横浜の関東地区、関西地区、九州各地から集った。

 喜寿同期生は当初、恩師の小野陽一氏(元市立中学校長会長)の出席を予定してたが、8月末に自宅で転倒。現在市内の病院で治療中の旨幹事から報告があり、深い溜め息に包まれたが、現在会報にある事が判明。気を持ち直して懇談会へ。

 当会の代表幹事は吉本安宏さん、幹事は板井正明さん、梶原敬司さんの3人がつとめた。

 また、中部中9期生は直近の物故者の紹介などがあり、高齢により一応の区切りとしたが、最後の同窓会として大盛況のうちに幕を閉じた。

東九州新幹線調査結果を報告

 大分県は「東九州新幹線調査結果」をこのほど、別府商工会議所で報告した。

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 大分県企画振興部観光・地域局の土田宏道参事監兼交通政策課長が「東九州新幹線は、全国新幹線鉄道整備法に基づく基本計画の一路線で、昭和48年の運輸省告示により、福岡県福岡市を起点とし、大分市、宮崎市を通り、鹿児島県鹿児島市を終点とする路線が示されている」と説明。
 東九州新幹線の開業により、所要時間が飛躍的な改善が期待されており、北九州―大分間(110㌔㍍)が現行より52分短縮し31分に、大分―宮崎間(170㌔㍍)が2時間21分短縮し48分に、宮崎―鹿児島間(100㌔㍍)が1時間40分短縮し29分になるという。
 需要は、全区間の平均で1日あたり1万人が見込まれる。
 整備費用は総額2兆6730億円と推定されており、大分県内は9千億円が推計されている。これは、ルートの通貨区間の標高データなどを基に、整備が想定される高架橋やトンネルといった施設の構造種別と数量を推計し、近年開業した九州新幹線や北陸新幹線などの事例から推計した単価を乗じた整備費用の総額を導出している。また、沿線自治体の負担額(償還期間30年)は大分県内が年89億円で、交付税措置を考慮した実質負担額は交付税措置70%のときに33億円、措置50%のときに49億円となる。
 建設財源については「JRからの貸付料など収入の一部を充てたあと、国が3分の2、地方自治体が3分の1を負担することになっている」と述べた。
 また、新幹線開業に向けたプロセスについても説明した。

2017年10月 4日 (水)

別府ONSENアカデミア

 別府市は、11月に開催する「別府ONSENアカデミア」の一環として、アクティブシニア層向けの健康増進モニターツアーを9月と10月、福岡県、関西(京都、大阪)、四国(八幡浜市)から10組20人を招いて実施している。
 活動的なシニア層を対象に、温泉、運動、食を組み合わせた旅行プランの造成を目指す。日程は4泊5日で、鉄輪の地獄蒸し調理が可能な入湯旅館柳屋、双葉荘、大黒屋に宿泊してもらう。初日と最終日には唾液からアミラーゼを、血液検査でコルチゾール(副腎皮質から分泌されるホルモン)をはかり、ストレス度をチェックする。
 期間中は、市内観光や散策、温泉入浴、地獄蒸しなど決められたプランを行ってもらう。食は、別府大学と別府溝部学園の食物栄養学科の協力でカロリー等に配慮して作った地獄蒸し料理に挑戦した。
 1日から7日(船中泊含む)の関西コースには、加藤贇さん(70)・法子さん(同)夫婦=京都府伏見町=、大畑至さん(69)・邦子さん(同)夫婦=同=、家本彰さん(69)・喜久子さん(70)夫婦=京都府宇治市=、小市文昭さん(65)・桃子さん(63)夫婦=大阪府八尾市=の4組が参加。
 2日正午に別府市保健センターでメディカルチェックを受け、昼食をとって宿泊先の双葉荘へ。鉄輪ゆうぐれ散歩に参加して、周辺を歩いて回り、夕食は双葉荘の地獄蒸し釜を使って、おこわ、蒸しタコ、おおいた冠地鶏を使った蒸し料理などを調理。役割分担をしながら、和気あいあいとした雰囲気で調理を進めた。
 完成した料理を一口食べて、塩分控えめの薄味に思わず「味が薄いなぁ」と言っていたが、素材本来の味を生かす地獄蒸しを「美味しい」と堪能した。
 3日は海岸線でウォーキングとヨガ体験、別府海浜砂湯体験、地獄めぐり。4日は豊の国千年ロマンコース体験、5日は九州オルレの志高湖コースのミニコース、鉄輪むし湯体験などを行い、最終日は北浜温泉(テルマス)で湯中運動を体験し、メディカルチェックをして解散となる予定。
 すでに福岡県は9月25日から29日に終了し、四国は16日から20日に実施。検証結果は、11月25日の別府ONSENアカデミアのシンポジウムの分科会で発表する。

NZラグビー協会がコーチ派遣

 大分県は、ラグビーワールドカップ2019大分大会開催に向けた機運醸成のため、ニュージーランドラグビー協会から経験豊かなデイブ・ペリンニュージーランド南島地域指導者育成マネージャーとピーター・ハロルド選手育成兼リソースマネージャーを招き、県内の小学生、高校生、ラグビー指導者を対象に「オールブラックスコーチングクリニック」を開催した。日本での開催は初めてで、大分県のみで行われる。アディダスとAIGが協賛。

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 ハロルド氏とペリン氏はコーチを指導するコーチで、トップチームの指導経験もある。大分県ニュージーランド友好協会長でもある西謙二別府市ラグビーフットボール協会長(別府商工会議所会頭)が1年半かけてニュージーランド大使館と話し合いを重ね、今回の橋渡し役となった。
 3日午前11時から、明星小学校(上村もと子校長)で全校生徒約300人と交流会を体育館で実施した。上村校長が「2019年ラグビーW杯では、12の都市で試合が行われ、大分も開催地の1つです。世界の有名な選手のプレーを見ることが出来ます。ニュージーランドには、世界最強のオールブラックスというチームがあります」と紹介。

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 西会長は「大使館と話しをする中で、コーチングが実現し、日本では大分県だけという素晴らしい時間を与えてもらった。別府市とニュージーランドのロトルア市は姉妹都市ですし、明豊中・高校はジョン・ポール・カレッジ(ロトルア市)と姉妹校。ラグビーを楽しく勉強してください」とあいさつ。
 ニュージーランドの紹介や児童が英語の歌を披露するなどして交流を深めた。
 午後1時からは、4、5年生96人を対象に、タグラグビー教室を実施。子どもたちには、オールブラックスのTシャツがプレゼントされ、さっそくそのTシャツを着て練習。ハロルド氏は実際にタグラグビーを指導し、ペリン氏はボールのパスの仕方など基本を教えた。「ラグビーは前にパスを出すのはダメ。パスは必ず後ろに」と説明し、子どもたちは教わった通りにパスをしたりボールに親しみながら楽しんだ。他にもボールを持ってポールをジグザグに走る練習などをし、ラグビーを体感した。5年生の大山玲海さん(11)は「以前、大銀ドームにラグビーを観に行ったけど、今日、タグラグビーをして自分で実感でき、明星小学校で実践できて良かった。先生からは、チームワークを大切にすることを教わった。またこういった機会があったらいいなと思います」と話した。
 クリニックは9月29日から10月8日まであり、9月30日、10月1日はラグビー指導者を対象に指導を行った。小学校と高校8校、別府ラグビースクールの指導を予定している。最終日の8日は、大分駅上野の森口前「大分いこいの道」芝生広場で開催される開催2年前イベント「大分ラグビーファンゾーン2017」に参加する。

2017年10月 3日 (火)

みんなで探そう二酸化炭素泉

 別府市と別府温泉地球博物館(由佐悠紀理事長)は、1970年代の資料には記録のあった二酸化炭素泉を探すイベントを9月30日午前10時から行った。

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 はじめに市役所で講演会とワークショップを実施。京都大学名誉教授でもある由佐理事長が「別府の二酸化炭素泉について」と題して講演した。「おおいた温泉基本計画」によると、二酸化炭素泉は、「二酸化炭素が1㌔㌘中に千㍉㌘以上含まれているもの」と定義されており、特徴は「入浴すると皮膚の表面に細かい泡となって付着・吸収され、保湿効果や循環効果があります。温泉水を飲むと炭酸味がします」となっている。飲むと胃腸病に良いされているが、日本には少ないという。
 別府市では、大正3(1914)年の「別府町史」の「温泉場、旅館、浴客」の中で、炭酸成分を含むとことがうかがえる文章が掲載されている。現在、市内にある泉質は10種類中7種類とされており、二酸化炭素泉は含まれていない。
 しかし、大分県鉱泉誌1970では、駅前本町が1005㍉㌘、北浜3丁目が1000㍉㌘とある。2016年に別府市が行った調査では、駅前本町232㍉㌘、北浜3丁目は9㍉㌘しかなく、二酸化炭素泉とは言えない。一方で、別府ラクテンチでは809㍉㌘という結果が出ており、周辺への期待が持たれている。
 午後からは「地獄ハイキング」として、市街地チームと乙原地域に分かれて、6ヶ所で調査した。乙原地域では、ラクテンチ内や自然湧出温泉、自然湧出温泉を引いている個人宅を調査。市街地では、楠町の自然湧出温泉の個人宅、元町の商店で調査を行った。
 乙原の自然湧出温泉では、自然の岩盤を使った浴槽があるが、何十年も人が入っておらず、浴槽内には堆積物が多くたまっていた。温度は約47度で少し熱い。調査の結果、二酸化炭素泉とはいえないことが分かった。また、ラクテンチの職員の話によると、昔、ラクテンチでは炭酸泉の温泉を客が飲めるようにしていたこともあるという。今回は発見できなかったが、今後も有力な情報があれば、調査をしたいとしている。

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