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2018年10月13日 (土)

「しんかい」「よこすか」の見学会

 大分県芸術文化スポーツ振興財団特別企画実行委員会(佐藤禎一実行委員長)は県、県教委との共催で、有人潜水調査船「しんかい6500」と支援母船「よこすか」の見学会を、14日まで別府国際観光港第4埠頭で開催している。午前11時から午後4時。参加費無料。

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 第33回国民文化祭、第18回全国障がい者芸術・文化祭の一環として県内で行われている「にっぽん芸術科学祭」の1つで、「未知への挑戦~夢を追う人々~」をテーマに11月25日まで大分県立美術館(OPAM)で開催している「海と宙(そら)の未来展」の関連企画として実施。国立研究開発法人・海洋研究開発機構(JAMSTEC)が協力している。
 「しんかい6500」は深度6500㍍まで潜ることができる世界有数の潜水調査船で、1989年に完成。日本近海をはじめ、太平洋、大西洋、インド洋などで、海底の地形や地質、深海静物などの調査を行っており、2017年には通算1500回目の潜航を達成した。全長9・7㍍、幅2・8㍍、高さ4・1㍍、乗組員数3人。
 「よこすか」は「しんかい6500」の支援母船として深海底の調査、深海底表層、断面地形や地質構造を解明するための様々な機能を持ち、深海、海溝域の総合的な調査観測研究を行っている。全長105・2㍍、幅16㍍、定員60人。
 12日午後2時45分から同港第4埠頭で入港記念式典と内覧会が行われ、関係者や午後1時から見学していた別府市立春木川小学校の5、6年生95人が参加した。
 照山龍治同実行委員会副委員長(委員長代理)が「最先端の技術を県民の皆様や未来を担う子どもたちに見てもらうのは、大変意義深いこと。本物に触れ、未知なる自然に挑戦し探求する姿を見てほしい」とあいさつ。JAMSTECの田代省三広報担当役、「よこすか」の青木高文船長もあいさつした。
 このあと「よこすか」の船内に入り、操舵室、総合指令室、船員室、食堂などを、船員の説明も交えながら見学した。別府市内の高校生約70人も参加し、船内に搭載している「しんかい6500」の前では潜航士の鈴木啓吾さんらの説明を熱心に聴き、質問も積極的にしていた。
 別府溝部学園高校1年生の城百花さん(16)は「船の知らないことを、たくさん知ることができた。質問にも気軽に答えてもらえた。『家』のような空間もあって意外だった」と感想を述べていた。

14日までポップアップミュージアム

 ラグビーワールドカップ2019組織委員会は、日本大会開幕を1年後に控え、大会の機運を高めようと試合が行われる12都道府県で移動型の巡回ミュージアム展「ラグビーワールドカップ2019日本大会ポップアップミュージアム~1YEAR TO GO FESTIVAL~」を開催している。8都市目となる大分県では、12日から14日まで、パークプレイス大分で開催されている。これに合わせて、大分県が1年前イベントを実施した。

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 過去大会のW杯にまつわる希少なグッズの展示や2019年大会出場チームの紹介、フォトスポット、ラグビーボールを使ったゲームなどの体験コーナーなどがある。目玉は、大会優勝トロフィー「ウェブ・エリス・カップ」を展示。過去の優勝チームの名前が刻まれた高さ47・2㌢㍍、重さ4・5㌔㌘(台座を含む)。純銀製で金箔で覆われたカップの持ち手は、ギリシャ神話のサテュロスとニンフの頭部が施されている。ラグビーの創始者となったウィリアム・ウェブ・エリス少年の名前がカップの名前の由来。
 12日は午前11時半から、オープニングセレモニーが行われ、広瀬勝貞大分県知事が「全部で48試合あるうち、5試合が大分で行われます。チームも半端じゃない。世界ランク1位のニュージーランド、3位のウェールズ、7位のオーストラリア、10位のフィジー。世界のラグビー界では、何で大分なんだと不思議がるが、推測するに、大分の皆さんが熱烈に歓迎してくれる気持ちが、大分の奇跡につながったと思う。大変楽しみ。皆で力を合わせて成功させたい」とあいさつ。
 来賓の嶋津昭ラグビーワールドカップ2019組織委員会事務総長は「日本ラグビーの中心は九州。今回のW杯を機会に日本に来たいという人は大勢いる。20カ国の選ばれたチームのぶつかる音、汗をスタジアムで体感してもらいたい。最高の条件で良い試合ができるようにしたい」と述べた。
 引き続き、マスコットキャラクター「レン」「ジー」も登場し、広瀬知事、嶋津事務総長、佐藤樹一郎大分市長、川上隆別府市副市長、西謙二大分県商工会議所連合会副会長(別府商工会議所会頭、別府市ラグビーフットボール協会長)ら関係者がくす玉を割り、大会1年前を祝った。
 会場には多くの一般客も訪れ、優勝カップやレンジーの写真を撮るなどして楽しんでいた。
 13日はラグビーワールドカップ2019アンバサダーの大畑大介氏、14日は同ドリームサポーターの松木安太郎氏がそれぞれ午後2時からトークショーを行う。また、レンジーも登場し、会場を盛り上げることにしている。

2018年10月11日 (木)

ほくぶスポーツクラブ健康フェスタ

 総合型地域スポーツクラブ・ほくぶスポーツクラブ(河野数則会長)は、平成30年度体育の日健康フェスティバルを8日午前9時半から、市立亀川小学校体育館で開催した。約170人が参加。

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 ほくぶスポーツクラブは、北部地区に住む子どもからお年寄り、障がいのある人まですべての地域、世代の人々がスポーツ活動や文化活動を通じて、交流を深めて健康で活気ある地域づくり、連帯感ある地域づくりを目指している。
 河野会長(市議)は「今日は健康診断もしてもらえるようにした。地域代表、住民代表として、いろんなゲームを楽しんでほしい」とあいさつ。来賓の寺岡悌二教育長は「様々な人が集まる場が提供されており、良いこと。皆で協力して良い1日にしてほしい」。佐藤裕一亀川小学校長も「亀川小の児童は、運動も学力もグングン伸びている。この間、運動会があり感動的だった。今日は、2年生11人も参加しています。頑張ってほしい」と述べた。中島靖彦健康づくり推進課長もあいさつをした。
 まずはラジオ体操とストレッチで体をほぐしてから、障がい者スポーツである卓球バレーやニュースポーツの輪なげ、スマイルボウリング、ペタンク、ストラックアウトで得点を競った。高得点が出ると「やったね」と皆で喜び合い、「頑張って」と声援を送るなど和気あいあいとした雰囲気で楽しみながら体を動かした。
 また、健康づくり推進課による健康診断もあり、血管年齢をはかって、動脈硬化などへ注意を促した。中には実年齢よりも若い血管年齢の人もいて、ていねいな指導が行われた。

2018年10月10日 (水)

ビジネスパーソン対象にツアー

 別府市は、11月に開催する別府ONSENアカデミアの取り組みの1つとして、ビジネスパーソンの業務効率向上モニターツアーを1日から5日まで行った。別府市医師会、九州大学病院別府病院、立命館アジア太平洋大学(APU)が協力。

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 温泉地だからこそ培われてきた湯治文化や資源を活かし、インターネット環境を利用して、場所や時間にとらわれない働き方「テレワーク」を取り入れ、観光、食、温泉を組み合わせて相乗効果を図り、業務効率の向上につなげようというもの。今回は、日本航空株式会社から東京、大阪、福岡で勤務する社員8人が参加し、鉄輪の柳屋に宿泊しながら活動してもらい、健康状態の推移、満足度、商品化の可能性のモニタリングをした。
 1日目は、メディカルチェックを受けてから、鉄輪散策や別府競輪のナイターレース観戦。2日目は朝食のあと4時間ほどテレワークを行い、午後は地獄めぐりや明礬エリアの散策、鉄輪むし湯体験を楽しんでもらった。3日目は終日、豊の国千年ロマンコースとして、宇佐神宮や富貴寺などを巡り、大分の歴史を堪能。4日目は別府海浜砂湯に入り、地獄めぐり。午後から4時間テレワークを行った。最終日は冨士屋ギャラリー一也百でAPUの教授や留学生らと公開講座を行い、鉄輪の強みや弱みなどについて意見交換をした。最後にメディカルチェックをして解散となった。夕食はいずれも地獄蒸しを体験し、自分たちで買い出しをしてポトフにしたりと工夫をしながら楽しんだ。
 テレワークでは、1つの部屋に皆がパソコンを持ち寄って、黙々と仕事をする姿が見られた。参加者は「メリハリがつけられるのは、良いなと思うが、自分が遊びに行った時にこういう仕事の仕方ができるかは課題」「パソコンがあれば会議も出来るし、オンとオフの切り替えがうまくできている」「温泉に入るだけでもリフレッシュできて、とても良い環境」「短時間の中でやろうという意識が持てて、集中して仕事ができる」「在宅勤務もあるが、やはり家にいると色々することもあるので、こういう所でリフレッシュしながらやれるのは良い」「次にどのような展開をして、使いやすくするのかが課題。チョイスの1つではあると思う」など好評だった。
 日本航空では、社内はすでにフリーデスクになっていて、まったく違う部署の人と隣り合って仕事をしたり、その日の気分によってパソコンを持って好きなデスクで仕事をする態勢を作っており、テレワークも選択肢の1つだという。地方に出かけ、観光と仕事を組み合わせた働き方が出来る職種と出来ない職種があるが、温泉に入って心身共にリフレッシュし、決められた短い時間の中で集中して仕事をすることで、業務効率の向上につながる可能性はあり、新しい「働き方」としてこれから注目されそう。
 今回のツアーの様子は、11月10日のアカデミアの中で、竹田亨経営企画本部地域活性化推進部長が報告を行う予定にしている。

2018年10月 9日 (火)

ボール型砂時計お披露目

 別府市は、来年日本で開催されるラグビーワールドカップ2019の1年前イベントを8日午前9時半から、JR別府駅で開催した。

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 ラグビー型砂時計モニュメント「ジャイアントキリング」の除幕式が行われ、ミキダンススタジオが花を添えた。主催者の長野恭紘別府市長が「長い長い遠い道のりを大きな目標に向かって取り組み、ニュージーランド、オーストラリア、ウェールズがキャンプ地に選んでくれ、誘致は大成功でした。思いを形にしようと砂時計を設置しました。大分では、注目されるビッグカードがやってきます。ワクワクが止まりません。子どもたちにも素晴らしい体験をしてもらい、レガシーを作っていきたい」。西謙二別府市ラグビーフットボール協会長(別府商工会議所会頭)は「今回、世界のオールブラックスが来ることになった。経済界の1人として、ラグビー関係者として夢のような素晴らしいチームがキャンプに来る。これからも機運醸成に努めたい」とあいさつ。
 来賓のスティーブン・ペイトン駐日ニュージーランド大使館特命全権大使が「砂時計はラグビーボールの形をしている。機運を高めるのにラグビーボール勝るアイコンはない。もっと多くの人に感心を持ってもらいたい」と述べた。
 関係者で除幕を行ったあと、別府市ラグビースクールの子どもたちとコーチングイベントで来県しているヒト・コミュニケーションズ サンウルブズの田邉淳アシスタントコーチと田中勝悟ジェネラルマネージャー補佐が一緒に砂時計を回し、砂が落ち始めた。
 引き続き、ステージイベントが行われ、別府市でキャンプを実施するニュージーランド、ウェールズ、オーストラリアの3チームの文化紹介パフォーマンスとして、ディジュリドゥ(オーストラリアのアボリジニの太古の管楽器)演奏、マオリ民族舞踊演舞が行われ、一緒に「ハカ」を踊るなどして盛り上がった。また、俳優の山下真司さんとDJ KOOによるラグビートークショー、KAGOJO☆7のパフォーマンス、県立別府翔青高校のブラスバンド部の演奏もあった。
 山下さんは「スクールウォーズ」の撮影で「それまでラグビーをしたことがなかったが、いきなり呼ばれて、ボールを蹴るシーンを撮った。スクールウォーズを見てラグビーを始めたという人によく出会う。15人が1つになるスポーツで、最高。ポジションの役割がそれぞれ違うのが面白い」とラグビーの魅力について話した。DJ KOOさんは、高校生時代はラグビー部で活躍。「スタンドオフやキッカーもやっていて、高校時代はラグビーに明け暮れていた」と当時を振り返った。

皇太子殿下2文化祭「印象的」

 宮内庁は、開会式終了後に会見を開き、皇太子殿下のおことばを公表した。
 「5年ぶりとなる大分県訪問、2人揃っては20年ぶりに大分県を訪れることができ、うれしく思います。広瀬知事から現在、大分県が取り組んでいる諸施策についてうかがい、県政の概要について理解を深めることが出来ました。県立美術館では、大分の美術の層の厚さを知ると同時に、障がいを持つ方々が様々な美術作品の創作に生き生きと取り組んでいる様子が印象に残りました。その後、開会式に出席しましたが、全国各地から多くの参加者を得て、2つの文化祭が開幕したことをうれしく思います。おおいた大茶会のテーマの下、この2つの文化祭を県全体で盛り上げていこうという熱意が感じられました。後半のオープニングステージでは、大分の風土と文化の多様性を題材とした物語を出演された皆さんが熱心に練習に取り組まれ、迫力ある舞台に作り上げられたことが印象的でした」とされ、「多くの県民の皆様に温かく迎えていただき、感謝いたします」と述べられたという。

皇太子ご夫妻 大分県立美術館で作者と交流も

 皇太子殿下と同妃殿下は6日、大分県立美術館で「おおいた美術散歩OPAM&豊の国」で大分県にゆかりのある作品展示を御覧になった。

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 新見隆館長の案内で、高山辰雄の少年時代に過ごした春日浦での思い出を基に描いた「遙かな浜邊」、雪が降りやんだ直後の新雪の美しさをとらえた福田平八郎の「新雪」、伊丹の坂上桐生陰宅を訪れた際に諸友との交流を胸に描いた田能村竹田の「稲川舟遊図」(重要文化財)、別府市生まれの生野祥雲斎の第13回日展特選・北斗賞を受賞した竹細工「炎」を御覧になった。生野祥雲斎の作品は、姉妹作が昭和天皇に献上され、現在、三の丸尚蔵館に収蔵されていることを紹介すると「今度、是非見てみたいですね」と話されたと言う。
 また、「障がい者アートの祭典」も御覧になり、おおいた大茶会盛り上げ隊でもある別府市の絵手紙作家の原野彰子さんと日出町で切り絵をしている中島眞一さんにお声をかけられた。原田さん(49)は、殿下がリンゴの絵手紙を御覧になり「添えている言葉が良いですね」、雅子妃殿下から「ニンジンの色がいいですね。好きです」とお声をかけられ「とても光栄で、うれしいこと。障がい者のアート活動を知ってもらえる大きなきっかけになる」と話した。
 おおいた美術散歩は前期が28日まで、後期が29日から11月25日まで行われる。14、26、28日、11月11、25日にはギャラリートーク(当日観覧券持参で参加無料)も予定されている。

皇太子ご夫妻 しいきアルゲリッチハウス訪問

 皇太子殿下と同妃殿下は7日、津久見市と別府市を訪問された。

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 津久見市では、津久見市民会館で津久見フレスコ画・アート作品展や合唱の祭典in津久見「津久見樫の実少年少女合唱団」のコーラスを御覧になり、別府市ではしいきアルゲリッチハウスを訪問され、ピノキオコンサートを御覧になった。
 しいきアルゲリッチハウスでは、公益財団法人アルゲリッチ芸術振興財団の二日市具正理事長(大分県副知事)、伊藤京子副理事長(しいきアルゲリッチハウスプロデューサー)、末綱隆理事、長野恭紘別府市長、黒木愛一郎別府市議会議長が出迎えた。
 伊藤さんがピアノ演奏を行った他、最後には明星小学校の5、6年生51人が伊藤さんの伴奏で「ビリーブ」を合唱した。両殿下は児童に目線を合わせながら、声をかけられた。
 演奏会終了後、記者に感想を聞かれた伊藤さんは「大変名誉なことでした。国民文化祭がなければ、出来なかったこと。ビリーブは、人に寄り添う思いやりのある歌。子どもたちは本格的に歌い上げてくれた」と振り返った。
 大山玲海さん(12)は「(両殿下の前で歌うのは)一生に一度のことと思い、真剣に歌いました。皇太子殿下から好きな科目を聞かれ、球技と英語と答えると、殿下は日本に多くの外国の方が来るので、(英語を)熱心に頑張って下さいね、と返してくれました。自慢に思っていきたい」。奥雅仁さん(11)は「緊張してうまく声が出ませんでした。(両殿下)はとてもオーラが伝わってきました。皇太子殿下から学校のクラブやはまっている事を聞かれ、カードゲームと答えました。良い経験になった」。
 中村乙女さん(12)は「ありのままの自分を見てほしくて、普通に歌おうとしましたが、緊張して声が出なかった。雅子妃殿下から『音楽は好きですか』と聞かれ、歌うのが一番好きだと答えました」。小畑光輝さん(12)「このような体験ができ、うれしかったです。雅子妃殿下から何のクラブに入っているのかと聞かれ、将棋をしていると答えると『素晴らしいですね』と返してくれました。想像していた以上に優しかったです」とそれぞれ話した。
 両殿下はそのまま、大分空港から帰途についた。

国民文化祭 300人参加しオープニング舞台

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 第33回国民文化祭・おおいた2018、第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会のオープニングを飾ったのは、「ヨロコビ・ムカエル?」。大分県出身で芥川賞作家の小野正嗣さんが脚本、同じく大分県出身のダンサーで振付家の穴井豪さんが演出と振り付けを行った。4部構成で、ある村でおまつりの行列を待つ村人たちの前に、突然オジイ(老人)とヨロコビ(少女)が現れ、言葉の通じない2人に不安と困惑、警戒する村人。故郷のある人たちと、故郷を求めて彷徨う人たちが織り成す物語。映像を織り交ぜ、外から中継をつないだり合唱、神楽、和太鼓など様々な文化が登場し、公募で集まった県民を含め300人を超える人たちが出演し、舞台を盛り上げた。
 ゲストも、カギを握るシェンシェイ役に由布市出身の文学座俳優・椎原克知さん、シェンシェイの分身役に別府市出身の渡邊智隆さん、タップダンサーのHIDEBOHさん、ブレス、ヴォイスパーカッションにMaLさん、バイオリン奏者に大分県立芸術文化短期大学出身の野田沙織さんと甲斐田柳子さんなど大分県にゆかりのある人が出演した。
 ヨロコビ役は、高校2年生の谷口瑠花さんと田中なずなさん。オジイ役はいずれも別府市の高橋鴿子さんと城隆志さんのダブルキャストで行われ、車椅子とのダンスを披露するなど、迫力ある演技で会場を魅了した。

国民文化祭と障害者芸術・文化祭開幕

 第33回国民文化祭・おおいた2018、第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会が6日開幕し、皇太子殿下と雅子妃殿下をお迎えし、開会式が午後5時から、iichiko総合文化センターで行われた。両殿下がお揃いで来県されたのは、第13回国民文化祭以来20年ぶり。

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 総合司会は、父方が宇佐市安心院町出身と大分県とゆかりのある女優・賀来千香子さんが務めた。プロローグでは、大分県吹奏楽連盟特別編成吹奏楽団による「響天」を演奏。式典では国歌斉唱があり、大分市出身で東京芸術大学音楽学部声楽科1年の石本高雅さんが歌声を披露した。
 主催者を代表して、柴山昌彦文部科学大臣が「国民文化祭は、国民の皆様が日頃から行っている文化活動を、全国的な規模で発表、共演、交流する日本最大の文化の祭典として、昭和61年から開催地の文化的な特色を生かして開催してきました。両大会の一体開催を通じて、あらゆる人々が芸術文化に親しむことのできる共生社会の実現に向け、一層の芸術活動の充実が図られることを期待します」。根本匠厚生労働大臣は「全国障害者芸術・文化祭は、芸術文化活動への取り組みを通じて、障がいのある方々が自己を表現し、より一層の自立と社会参加を実現するとともに、国民の障がいへの理解を深めることを目的としています。全員が主役となって『おおいた大茶会』の傘のもと、一緒に盛り上げていきましょう」。
 広瀬勝貞大分県知事も「皇太子殿下、同妃殿下のご臨席を仰ぎ開催できますことは、大分県民にとり大きな喜びであります。全国からお越しいただいた皆さんにも、心から歓迎を申し上げます。大分県での開催は20年ぶり2回目。前回の大会では、県の芸術・文化に大きな刺激となり、大会終了後も様々に根付いています。今回のオープニングは、新しいものを拒まず受け入れ、歓待するといった大分の県民性を表す舞台であり、異なるジャンルの共演、映像の活用など、皆でチャレンジを重ねて作り上げた舞台でもあります。楽しんでほしい」と述べた。
 皇太子殿下はまず、度重なる豪雨災害や北海道胆振東部地震で亡くなった人に哀悼の意を表され、「被災地の復旧が一日も早く進むことを願っております」とお気持ちを表明された。「今大会は、『おおいた大茶会』というテーマの下、子どもからお年寄りまで、また、障がいのある方もない方も、外国の方も誰もが参加できる文化の祭典を目指して、大分県内の全市町村と芸術・文化団体の皆さんが一緒になって、地域固有の伝統文化はもとより、現代アートや障がい者アートなど多彩な取り組みが行われると聞いています。このような取り組みを通じて、改めて地域の伝統芸能や文化を見つめ直すとともに、地域やジャンル、世代を越えた交流の輪が広がることを期待しています」とおことばを述べられた。また、おおいた大茶会盛り上げ隊による開会宣言を御覧になり、お二人で拍手を送られるなど終始にこやかな表情で式典に参加された。
 皇太子、同妃殿下はオープニングステージ「ヨロコビ・ムカエル?」を御覧になり、出演者らと交流をされた。最後に大分県立由布高等学校郷土芸能部による神楽、津久見樫の実少年少女合唱団による合唱、ゆふいん源流太鼓による太鼓の演奏で締めくくった。

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